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2015年12月 8日 (火)

KING CRIMSON「THE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR in JAPAN 2015」渋谷 オーチャードホール

今日は渋谷 オーチャードホールへ、
「THE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR in JAPAN 2015」を観に行く。
“KING CRIMSON”は、実に12年半ぶりの来日なのだそうだ。うーん。。。
2009年に“THE CRIMSON PROJEKCT”なんてのも有ったけど、やっぱり“KING CRIMSON”でしょ。
ということでプログレ初心者の私としても、喜び勇んで渋谷の街へと繰り出したわけだ。
定時ダッシュで向かえば、渋谷へは18時過ぎに到着。まだまだ余裕があるので、しばらくあたりをブラブラ。
18時40分ごろ会場入り。今日の席は、1階32列17番。ステージからちょっと遠いけど、まぁ良しとしよう。
チケットはソールドアウトということで、客席は見事なまでにお客さんで埋め尽くされている。

20151208_1813

予定よりかなり遅れて、19時15分ごろ開演。
ステージ後方上手から、Guitar, Keyboards:Robert Fripp、Vocal, Guitar:Jakko Jakszyk、
Bass, Chapman stick:Tony Levin、Saxophone, Flute:Mel Collins、ステージ前方上手から、
Drums, Percussion:Gavin Harrison、Drums, Percussion, Keyboards:Bill Rieflin、
Drums, Percussion:Pat Mastelottoというラインナップ。
まぁ要するに、ステージ前方に三人のドラマーがスタンバイし、
ステージ後方にはロバート・フリップとトニー・レヴィンが鎮座しているという感じ。
いきなり「21世紀の精神異常者」が始まったときには、そりゃあ涙もちょちょ切れるというわけだ。
ヴォーカルの歪んだ感じもまた良くって、もうこれで帰ってもいいんじゃないか?と自問自答。
もちろんその後も演奏は続くのだが、まさに“KING CRIMSON”という感じの見どころがたくさん。
とりわけトリプルドラムのパート分けが、うまいこと棲み分けられていてイイなと思った。

リズムキープ重視のビル・リーフリンが中心となって、たくさんのシンバルを操るパット・マステロット、
要所要所に決め技を入れてくるギャヴィン・ハリソン。トリプル・ドラム、素晴らしいとしか言いようがない。
単にユニゾンで叩くだけではなく、フレーズをパート分けして廻すというこだわりよう。
トニー・レヴィンは4弦ベース、5弦ベース、スティックと、縦横無尽のプレイをこれでもかと見せつける。
それに対抗するかのように、ロバート・フリップは淡々とレスポールを弾き続ける。
弾き方はなんだかゴツゴツとした感じなのだけれど、そこから放たれる音はまさに芸術。
ヴォーカルのジャコも頑張っていたけど、個人的に良かったのはサックス&フルートのメル・コリンズ。
バンドにサックスやフルートが入ると、ちょっと独特なタッチが出てきて、ものすごくイイんだよな。
とりたててMCは入らずに、演奏が淡々と続いていく感じのライブ。だけどお客さんはメチャメチャ熱い。
正直言ってすべての曲を知ってるわけじゃないけど、どの曲も緊張感に包まれてイイ感じ。

本編最後、「イージー・マネー」からの「スターレス」には、もう何も言うことがありません。
赤く染まったステージをバックに、トニーがカメラを取り出すと、お客さんも写真を撮っていいという合図。
開演前の注意事項が多いのには辟易としたけど、今の時代はこういうサービスが嬉しい。
アンコールは「クリムゾン・キングの宮殿」からスタート。この曲をナマで聴けるとは・・・。
「トーキング・ドラム」では、ドラマー三人とトミーの変態プレイが炸裂。
トミーが指につけて演奏したアレは、いったい何という名前なんだろう?
そして最後は「太陽と戦慄 パート2」。あぁ~、こんな感じの音なんだねぇ~と改めて実感。
こうして素晴らしいライブは、21時10分過ぎに終了。

まだ火曜日ではあるけれど、せっかくなので「山家」で打ち上げ。
22時半ごろ切り上げて、平日にもかかわらず「33回転」へ突入。
ほどよく混んでいて、カウンターの端に居場所を見つける。
ズブロッカを呑みながら、マスターにいろいろな曲をかけてもらう。
クリムゾン帰りということで、普段はあまりかからないというプログレをたくさんかけてもらった。
24時半ごろまで呑んで、ブラブラと歩いて帰宅。

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