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2016年1月 2日 (土)

仲野 茂「1月2日に新宿ロフトでやってやる! 仲野茂 生誕56周年!!」新宿LOFT

正月二日目。
昨夜寝るのが遅かったので、目が覚めたら10時過ぎ。
こんな時間の使い方も正月ならでは・・・ヨシとしよう。
午前中はそのままウダウダと過ごす。

午後になって出かける。
今日は新宿LOFTへ、「1月2日に新宿ロフトでやってやる! 仲野茂 生誕56周年!!」を観に行く。
2016年一発目のライブ、去年に続いて今年も仲野 茂の生誕祭でスタートする。
14時30分開場・15時開演、整理番号10番という神番だけど、長時間のイベントなので、
開演時間にあわせてゆっくりと入場。フロアはほどよい感じでお客さんが入っている。
ステージ上手は「親族席」、フロア後方は椅子席になっているところがおもしろい。
「親族席」には岡林信康の姿・・・。フォークの神様、なんかちょっとアガる。
2ドリンク+煮込み付という大盤振る舞いだけど、煮込みは残念ながら喰いそびれてしまった。
BGMは「春の海」をはじめとした御神楽が流れ、新年気分満載で開演を待つ。

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予定通り、15時ちょうどに開演。
まずはシゲルがステージに登場して、新年の挨拶と乾杯の発声。
そして15時10分から、“LTD EXHAUST”の演奏が始まる。
ドラム、ベース、ギター×2のバンドをバックに、国鉄ナッパ服に身を固めたシゲルが唄い出す。
オープニングは「叫んでやるぜ」。2016年の幕開けがこの曲というのは、なんとも幸先がイイ。
それから「アナーキー」のキラーナンバーが、次から次へと繰り広げられていく。
「READY STEADY GO」「3・3・3」「缶詰」「団地のオバサン」「東京 イズ バーニング」、
ファーストアルバムのナンバーが中心のセットリストがたまらなく嬉しい。
「東京 イズ バーニング」は「天皇バカヤロー!」でもなく「東電バカヤロー!」でもない、
「東京 イズ バーニング!」と吠えるレコードバージョンの歌詞。
それから「アナーキー」「ホワイト・ライオット」「屋根の下の犬」と続き、
ラストはもちろん「ノット・サティスファイド」。最高の演奏は30分ほどで終了。

二番手は15時50分から“ニューロティカ”。
とにかく明るく楽しいパンク・ロック、2016年もそのスタンスはまったく変わらない。
ドラム、ベース、ギターをバックに、ピエロの恰好をしたあっちゃんが激しく動き回りながら唄う。
「to be Harem」「チョイスで会おうぜ」等のスタンダードナンバーから、新曲「50の夜」まで。
「50の夜」ではお客さんへ歌唱指導をして、フロア全体でシンガロングして盛りあがる。
最後はキラーチューンの「アイキタ」を演奏して、30分ほどの演奏は終了。

三番手は16時30分から“ロリータ18号”。
「あけまして~おめ~!」「仲野 茂さん、誕生日おめ~!」という掛け声とともに演奏が始まる。
こちらも明るく楽しいパンク・ロック、新年を飾るライブにはもってこいという感じだ。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルのマサヨ、楽しそうに演奏する姿を見ているだけで、
こちらまでハッピーになり、思わずノリノリで身体を動かしてしまう。
12年ぶりの申年ということで「サルーン」から始まり、名曲「ラジオスターの悲劇」のパンク・バージョン、
お馴染みの「ファッキンフォーザピープルタフネス」、そして最後は「「YES, PUNK ROCK」call with me!!!」。
プラカードを持ちながらマサヨはガードフェンスの上にのぼってお客さんを煽る。
とってもゴキゲンなステージは、25分ほどで終了。

続いて17時10分から、“Theピーズ”大木温之のステージが始まる。
昨年と同じく、アコースティックギター一本を抱えての演奏。
矢沢永吉の「アイ・ラヴ・ユー,OK」や、“アナーキー”の「団地のオバサン」
「ジョニー・B・グッド」「3・3・3」といったカバーを交えて、
“Theピーズ”の「シニタイヤツハシネ」などオリジナルナンバーを弾き語る。
せっかくだからバンドで演って欲しいところなんだけどねー。今度“Theピーズ”観に行こう。
いったん終わりそうになりながらも、時間が余ったらしくてもう一曲追加。25分ちょっとのステージ。

ここまでタイムスケジュールどおり、むしろ予定より少し早めの17時45分、加川 良がステージに登場。
あくまでもマイペース、のんびりとした感じで、いろいろな曲を弾き語る。
ジャンル的にはフォークソング?だけど、何故だかわからないけれどカッコいいんだよな。
歌詞が深いというのか、歴史の重みを感じさせるのだ。決して平和ではなかった時代・・・。
もちらもいったん終わりそうになりながらも、まだ時間があるということでもう一曲サービス。
“THE BLUE HEARTS”の「青空」。なんとも言えない味のある「青空」が心に染みた。
30分を超えるステージ、18時15分過ぎに終了。

30分ほどの休憩時間をはさんで、18時45分ごろ再びシゲルがステージに登場。
少し話をしたあと、“love punk”のパフォーマンスと足立区立OKOの漫談。
新年ならでは・・・ということで良いのかな? まったりとした時間が過ぎていく。

そして19時15分、“宙也†幸也”がステージに登場。
“アレルギー”の宙也と内藤幸也とのユニット、というよりリズム隊抜きの“アレルギー”という感じ。
幸也がリバーヴのたっぷり効いたエレキギターを弾き、それにあわせて宙也が踊りながら唄う。
一曲目は「帰れない二人」。言わずと知れた清志郎と陽水の曲、この選曲にはちょっとビックリした。
それから“村八分”の「草臥れて」。宙也のイメージとはちょっと違うけど、これがなかなか染みる。
「正月はゆっくり休みたいけど、出たら出たでいいよね・・・。来たら来たでいいでしょ?」という宙也。
まさにそんな気持ち。正月だから家でのんびり過ごしたいというのもあったけど、来たら来たで良かった。
「朝日のあたる家」を唄いあげたあと、オリジナルナンバーでキッチリとシメる。40分ほどのステージ。

そして20時10分ごろから、“シャケ・セッション”が始まる。
Guitar:木暮"shake"武彦を中心にしたこのセッション、Drums:小林高夫、Bass:岡本雅彦、
Guitar:内藤幸也、Vocal:仲野 茂という錚々たるメンツが脇を固める。
選曲はNeil Youngの「Like A Hurricane」、“村八分”の「水たまり」といったRockのスタンダードナンバー。
シャケがギターを弾いているところを、ほんの1メートルほどの距離で観られるとは思わなかった。
シゲルとシャケが住んでいる上九一色村の風景を唄った「ホタル」、シャケのギターが美しくて泣ける。
ラストは「Knockin' on Heaven's Door」。ミチロウが唄うこの曲もいいけど、シゲルが唄うこの曲もイイ。
Rockの王道をまざまざと見せつけられた30分間であった。

そして20時50分、“武藤昭平 with ウエノコウジ”がステージに登場。
前半はタイムスケジュール通りだったのに、いつの間にか30分押しになっている。
ウエノコウジがアコースティックベース、武藤昭平がアコースティックギター、
二人とも椅子に腰掛け、ビールを呑みながら、ゆったりとした雰囲気で演奏が進む。
ベースとギターという編成だけれど、二人ともパーカッシヴなサウンドなのがおもしろい。
特に武藤はギターをパーカッションのように叩きまくり、他にあまり見たことのない演奏。
酒場で夜な夜な繰り広げられるミュージックという感じで、30分ほどの演奏が終わる。

21時30分、いよいよトリの“茂バンド”の演奏が始まる。
ドラム、ベース、ギター×2、そして後半からDrums:小林高夫が加わってのツインドラム。
そんばバンドをバックに、本日の主役:シゲルがいろいろな曲を唄いまくる。
オープニングは“アナーキー”の「あぶらむし」、そして続けざまに「心の銃」。
それからなんと「530」。あぁ~この曲をナマで聴けるとは思っていなかった。
続いて“THE ROCK BAND”の「四月の海賊たち」。うーん、これまたカッコいい。
最後にミディアムテンポの壮大な曲を演奏して、本編はひとまず終了。

シゲルは本日の出演者をステージに呼び込み、「LOFT23時」をセッション。
新宿LOFTといえばこの曲、お客さんもいっしょになって叫び唄う。
続いて始まったのは「イマジン」。しかも歌詞は清志郎バージョン。
シゲルはどういう想いで、このナンバーを最後に唄ったのだろう?
それはわからないけれど、とにかく最高に素晴らしかったのは間違いない。
けっきょくライブが終わったのは、22時20分過ぎ。新年早々、長時間に及ぶイベント。
だけどとっても素敵なイベントだったので、2016年も幸先がイイというものだ。

すっかり遅くなってしまったけれども、せっかくのお正月だから「一軒め酒場」で打ち上げ。
あれやこれやと呑み喰いして、24時前にはおひらきにして帰宅。

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