遠藤ミチロウ「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」新宿K's cinema
今日は新宿K's cinemaへ、映画「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」を観に行く。
タイトルからわかる通り、あの遠藤ミチロウが監督・主演するドキュメンタリー映画だ。
前売券は買っていたものの、入場整理番号をもらうため、16時過ぎに仕事を切り上げて新宿へ。
17時前に劇場へ着くことが出来たので、入場整理番号13を無事にゲット。
それから上映開始の18時50分まで、「disk union」を覗いて時間調整。
探していた“CRUCIFIX”のアナログと、発売されたばかりの“The COMES”の紙ジャケを購入。
そろそろ上映開始時間が近づいてきたので再び劇場へ。
18時45分に開場、10番単位に呼ばれて入場。最前列やや左寄りの席に座る。
お客さんは、平日のこの時間にしてはまずまずの入りといったところか。
18時50分、本編開始。雷鳴が轟く中、路上で「天国の扉」を唄うミチロウの姿が映し出される。
映画は2011年、ミチロウの還暦ツアーを追いかけたロード・ドキュメンタリー。
大阪、東京、京都、静岡、奄美大島、加計呂麻島、宇和島、広島、福島・・・
いろいろな場所でのライブの映像。その間に挿入されるミチロウと関係者のインタビュー。
ところがこの年は東日本大震災、そして福島原発の事故が起きた年。
福島出身のミチロウにとって、避けては通れないテーマが出来てしまった。
この映画も故郷・福島、そしてそこに暮らすお母さんへの想いが描き出される。
唄い続けてきたミチロウ、これからも唄い続けていくミチロウ、その意味が再度問われるのだ。
全国各地で撮影されたライブシーンは、どれもカッコよくて説得力がある。
大阪KING COBRAでの“THE STALIN Z”、数日前に亡くなったTAMへの黙祷から始まり、
暴力的な演奏にあわせて暴れまわるお客さんに向けて臓物を投げつけるミチロウ。
奄美大島でのミチロウ・ソロ、芝生に囲まれて唄うミチロウなんて初めて観た。
そしてなんと言っても圧巻だったのは、福島あずまスタジアムでの“THE STALIN 246”。
グラウンド中央に作られたステージから、スタンドを埋め尽くしたパンクスに向けて叫ぶミチロウ。
しまいにはステージを降り、グラウンドを駆け抜けてスタンドに向けてアジる様子はサイコー。
そんな感じで考えさせられながらも楽しめる、ゴキゲンな映画であった。(上映時間:102分)
今週は上映終了後、日替わりゲストを交えてのトークイベント。今夜のゲストは踊り子:一条さゆり。
ミチロウはギターを抱えて登場し、「温泉ファック」「ワルツ」を弾き語る。
そしてそれをバックに、一条さゆりが妖艶に舞い踊る。スターリンマークのあしらわれた帯をほどくと、
両袖にミチロウの顔がデザインされた黒い襦袢が現れる。そんな遊び心がなんとも素敵。
どこまで脱ぐのかハラハラしたけど、さすがにそこまででしたね・・・当たり前だけど。
色とりどりのリボンが投げ入れられて、踊りを大いに盛り上げてた。
そのあと二人のトークがあり、ミチロウと一条さんとの関係が語られる。
イベントは25分ほどで終了。最後にフォトセッションがあって、おひらきとなった。
時間はまだ21時、せっかくなので思い出横丁で呑むことにする。
「つるかめ食堂」はイッパイだったので、久しぶりに「鳥園」で呑む。
ちょっとバタバタした感じは否めないけど、刺身や焼き牡蠣が美味しくて最高!
23時におひらきにして、ちょっとだけ「つるかめ食堂」へ。
この時間になるとけっこう空いているので、おしゃべりしながらまったりする。
やっぱりこの店は落ち着く・・・。何故かわからないけど、ホントに落ち着ける。
そろそろ閉店なのでおひらきにして、電車に乗って初台駅へと戻る。
「日高屋」でダメ押しの担担麺を食べて25時ごろ帰宅。
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