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2016年1月19日 (火)

灰野敬二、TELEVISION「Eikoku-Ongaku/VINYL JAPAN 30th Anniversary GIGS」下北沢 GARDEN

今日は下北沢 GARDENへ、“TELEVISION”のライブを観に行く。
一昨日は「TELEVISION plays MARQUEE MOON」と題されたワンマン・ライブだったけれど、
今夜はジャパニーズ・オルタナティブ・シーンのカリスマ:灰野敬二とのジョイント。
いったいどんなライブになるのか楽しみにしながら、19時過ぎに下北沢駅へ到着。
社会人に優しい19時30分開演、開演時間の10分前ぐらいに会場入り。
ちょっと予想はしていたのだけれど、フロアは拍子抜けするぐらいスペースに余裕がある。
というわけで軽々と前から4列目ぐらいの位置をキープ。ステージがよく見える。

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予定通り19時30分ちょうど、灰野敬二がひとりステージへ登場。
全身黒づくめで黒いサングラスをかけて、トレードマークの長髪はシルバー(?)になってる。
まずはアコースティック・ギターをポロポロとつま弾き、それが次第に激しくなっていく。
シーンと静まり返るフロア、曲が終わっても誰ひとり拍手しようとしない。
固唾を飲んでこの伝説の瞬間を見つめている・・・ まさにそんな感じ。
二曲目はビワのようなシタールのような楽器を手にして、延々とかき鳴らす。
聴いているうちに、なんだかとっても気持ちよくなってきた。不思議な音色・・・。
そして最後はエレキギターを抱えての演奏。曲の前半はナチュラルトーンで弾いていたけど、
後半になると一気に豹変して、ノイジーな轟音を吐き出すパフォーマンス。
灰野敬二といえば、やはりこういうイメージ。その世界を満喫した約50分のステージであった。

セットチェンジをはさんで、20時45分頃からいよいよ“TELEVISION”のステージ。
Drums:Billy Ficca、Bass:Fred Smith、Guitar:Jimmy Rip、Vocal&Guitar:Tom Verlaineが
ステージに登場するも、いきなりベースアンプからノイズが出るトラブル。
Tomは「Trouble On Stage~!」とおどけて見せるが、じきに自然回復してひと安心。
長いチューニングに続いて、オープニング・ナンバーは「1880 or So」。
静けさの中に青白い炎が浮かび上がってくるような、ある意味とても“TELEVISION”らしい曲。
それからは「Prove It」「Venus」「Torn Curtain」「See No Evil」「Guiding Light」と、
アルバム「Marquee Moon」からのナンバーが中心の選曲。
終盤は「Persia」で延々とインプロビゼーションしたあと、「Marquee Moon」で本編は終了。
アンコールは「I'm Gonna Find You」。二度目があるかと思いきや、今夜はあっさりとフィナーレ。
気がつけば22時30分。ワンマンと変わらない演奏時間で、かなり大満足のひとときであった。

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