VA「僕らのポプコンエイジ ~Forever Friends, Forever Cocky Pop~」府中の森芸術劇場
今日は府中の森芸術劇場へ、「僕らのポプコンエイジ ~Forever Friends, Forever Cocky Pop~」を観に行く。
1970年代から1980年代にかけて開催されていた「ポピュラーソングコンテスト」の同窓会的なイベント。
いろいろなアーティストが出演するけど、何と言っても大好きな石川優子が26年ぶりに復活する。
今日という日を指折り数えてずぅーっと待ってた。それほど待ちに待ったコンサート。
会場の府中の森芸術劇場にも久しぶりに行く。なんともスペシャルな感じにワクワクが止まらない。
いつもなら開演ギリギリに行く私も、今日ばかりは開場時間の16時にあわせて会場に到着。
既にたくさんのお客さんが並んでいるので、その列の最後尾に並ぶ。
予定より少し遅れて開場。物販でユッコのアルバムを買うと、パンフレットがついてくるらしい。
んー既に持っているけど、こんなチャンスは滅多にないので物販の列に並ぶ。
かなりたくさんのお客さんが押し寄せて、ちょっとしたプチパニック状態。
なんとか無事にゲットして自分の席へ。今日の席は、1階32列21番。
1階席の後から二列目の席。だけど意外とステージは近いように感じる。
予定より遅れて、17時05分ごろ開演。
まずは元“雅夢”の三浦和人とChageが登場して、軽快なトークで会場の雰囲気を和ませる。
そのまま三浦和人のステージとなり、ドラム、ベース、ギター、キーボード×2のバンドをバックに唄い出す。
オープニングは「愛はかげろう」。地味なオープニングだけど、やっぱり懐かしくてたまらない。
三浦さんはルックスも唄声もあの頃のまま、いまだに現役を続けているだけの事はあるな。
デビュー35周年記念のアルバムから「追憶」を唄って、三浦さんはステージを後にした。
続いて登場したのは相曽晴日、この人も当時と全然イメージが変わらない。
ポプコン出場時に唄った「コーヒーハウスにて」と、最近のナンバー「プラネタリウムの丘」。
のびやかで透き通った声が、なんとも素敵でグッときてしまった。
三番手は下成佐登子。まるでタイムスリップしたかのように、当時のまま変わっていない。
下成さんはしばらく歌手活動を休業していたけれど、2012年から活動再開したのだそうだ。
デビュー曲の「秋の一日」と、昨年自主制作で発売したという「エール」をピアノで弾き語る。
次に登場したのは渡辺真知子、こちらは現役感バリバリの安定したステージング。
「オルゴールの恋唄」のピアノ弾き語りから一転して、テンポアップして「かもめが翔んだ日」。
途中でスペイン語の歌詞が挿入されたりして、ニューミュージックという枠を超えていた。
続く「唇よ、熱く君を語れ」でもお客さんをグイグイと引っ張って、自分の世界を作っていたところはサスガ。
ここで三浦和人とChageが再び登場して、バンドメンバー紹介とトーク。
そしてChageのコーナーとなり、三浦和人といっしょに「夏は過ぎて」を演奏。
これは“チャゲ&飛鳥”のナンバー。あんなことが無ければ、二人でこのステージに立っていたのだろうな。
続いて始まったのは「終章(エピローグ)」。この曲が聴けるとは思っていなかったので感激。
こちらも一人で唄っているところに違和感を感じずにはいられなかったけど、やっぱりイイものはイイ。
「スゴイですよ、今から! この方に登場してもらいましょう! 石川優子~!」とChageが叫ぶと、
いよいよ待ちに待った瞬間。白いパンツルックのユッコがステージに登場。
「シンデレラ・サマー」のイントロが流れると、会場内の空気が一変して熱い思いが大爆発。
ユッコはちょっとだけお母さんの表情が加わったような気がするけど、あの素敵な笑顔は昔のまま。
そしてなんと言っても透き通ったクリスタルボイスが、完璧と言えるほどに健在なのが嬉しい。
ブランクなんて全く感じさせない。こればかりは天が与えたものなのだろうな。
お客さんから「お帰り~」の声が飛び、嬉しそうに笑うユッコから目が離せない。
二曲目は「春でも夏でもない季節」。他にもたくさん聴きたい曲があったけど、この選曲は然るべきか。
そしてChageがステージに登場して、ファイナルコンサートと同じようにガッチリと握手。
Chageは「26年間この曲はいろんな人と唄わせて頂きましたが、今回は本家本元と!」と言って、
「二人の愛ランド」が始まる。これまでずっと静かに聴いていたお客さんが一気に総立ち。
あの頃のようにハジけたステージを繰り広げて、大盛りあがりのうちにユッコのコーナーは終了。
これで本日のクライマックスは過ぎたような気がするけど、コンサートはまだまだ続いていく。
ステージには“スリーハンサムズ”が登場。ヴォーカル&ギターが元“ふきのとう”の細坪基佳、
もうひとりのヴォーカル&ギターが元“NSP”の中村貴之、ベースが元“NSP”の平賀和人というユニット。
“NSP”のナンバーから「汗」、“ふきのとう”のナンバーから「白い冬」、
そして“NSP”の代表曲と言うべき「夕暮れ時はさびしそう」。
決して熱心に聴いていたわけではないけど、みんな知ってる口ずさめる名曲ばかり。
“ふきのとう”のナンバーから「春雷」を演奏して、“スリーハンサムズ”のコーナーは終了。
コンサートもいよいよ終わりが近づき、本日の出演者全員がステージに並ぶ。
それぞれがコメントを述べたあと、ポプコンにまつわる曲のメドレー。
「大都会」から始まり、「六月の子守唄」「待つわ」「夢想花」と懐かしいナンバーが続く。
ここで何故かユッコは黒いサングラスをかける。「なんだろう?」と怪訝に思っていると、
始まったのは「完全無欠のロックンローラー」。美味しいところ持って行くなぁ~ユッコ。
それから「サルビアの花」に続いて「時代」。ポプコンが生んだ最大の名曲と言えばこの曲かな。
今日のコンサートの雰囲気ともバッチリ合って、なんとも言えず感動的なフィナーレとなった。
こうして素晴らしいコンサートは、19時30分に終了。
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