氷室京介「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」東京ドーム
今日は東京ドームへ、氷室京介「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」を観に行く。
耳の不調により、今回のツアーで「氷室京介を卒業する」ことになった氷室京介。
今日はその最終日。ダメもとで申し込んだチケットが運よく当選し、その瞬間を見届ける事になった。
17時過ぎに東京ドームへ着くと、会場前はものすごい人でごった返している。
グッズはほぼ完売していたけれど、せっかくなのでリストバンドを購入。
17時30分ごろ会場入り。今日の席は、2階1塁側4通路26列263番。
2階スタンドの後から二列目・・・ドームの天井に貼りついているような感じ。
アリーナから2階スタンドまでお客さんでびっしり。ものすごい熱気を感じる。
予定より少し遅れて、18時05分過ぎに場内が暗転。
ステージ両サイドの巨大モニターに、これまでの氷室の歴史をたどる映像が流れる。
ドラム、ベース、キーボード、マニピュレーター、ギター×2のバンドとともに、氷室がステージに登場。
「最後の夜だぜ!騒ごうぜ!」という言葉とともに、始まったのは「DREAMIN'」。
いきなりのクライマックス、ドーム全体が大きな声をあげて揺れている。
しかしあまりにも音が悪い・・・。1階スタンドでは気にならないけど、2階は音がモヤモヤしている。
それはさておき、ステージでは氷室が激しいパフォーマンスを繰り広げていく。
「RUNAWAY TRAIN」「BLUE VACATION」「TO THE HIGHWAY」「BABY ACTION」と、
“BOØWY”ナンバーのオンパレード。この選曲は“BOΦWY”好きの私には嬉しい。
氷室は“BOØWY”時代のアルバム「JUST A HERO」への想い入れを語ったあと、
「ROUGE OF GRAY」「WELCOME TO THE TWILIGHT」「MISS MYSTERY LADY」を演奏。
個人的にも“BOØWY”を一番熱心に聴いていたのはこの頃までなので、感慨もひとしお。
そして「“16”」。この曲を聴けた時点で、今日のライブは大満足と言ってイイかな。
ライブ中盤からは、ソロ時代のナンバー中心の選曲。
はっきり言って氷室のソロはほとんど聴いていないので、個人的には微妙なところ。
知らない曲でも歌詞がちゃんと聞こえればイイのだけれど、モヤモヤとしたサウンドではちょっとね。
それでも「CLOUDY HEART」や「ONLY YOU」が唄われると、やっぱりおとなしくしては居られない。
氷室は今後の活動について触れ、「60歳になったら『還暦』というアルバムを作ろうかな」とコメント。
確かにライブは今夜で終わりかもしれないけれど、スタジオワークなら続けられるからね。
今夜の氷室は耳の調子を若干気にしながらも、カラッと突き抜けたパフォーマンス。
あまり湿っぽくならない感じが、ヒムロックらしくて素敵だなと思った。
最後は「WILD AT NIGHT」「WILD ROMANCE」から、「ANGEL」を畳みかけるように演奏して本編は終了。
一回目のアンコールは、ミディアムテンポのナンバーが中心の構成。
「The Sun Also Rises」から始まり、「魂を抱いてくれ」「IN THE NUDE」「JEALOUSYを眠らせて」。
そして始まったのは「NO! N.Y.」。言わずと知れた「BOØWY LAST GIGS」最終日のラストナンバー。
この曲をここで演ることで、氷室は“BOØWY”への想いを吐き出したように見えた。
二回目のアンコールに突入し、今度はソロ時代のキラーチューンを連発。
「VIRGIN BEAT」「KISS ME」「ROXY」、そして「SUMMER GAME」。
客電が点けられた中で唄われた「SUMMER GAME」、ステージ上にマイクを置いて立ち去る氷室。
これですべておしまいなのだろう・・・と誰もが思った次の瞬間、まさかのトリプル・アンコール。
「THANK YOU!」と氷室は叫び、ダンサブルなナンバー「SEX&CRASH&ROCK'N'ROLL」。
そして氷室がライブ活動最後の曲に選んだのは、“BOØWY”時代のナンバー「B・BLUE」。
ひょっとして“BOØWY”の曲が最後?とは思っていたけど、まさかこの曲を演るとは!
唄い終えて楽屋へ戻る氷室の姿が、巨大モニターに映し出される。
最後まで一気に駆け抜けた氷室、とってもいい顔をいていた。
ファンからのメッセージとともにエンディングロールが流れ、21時25分ごろすべて終了。
| 固定リンク
コメント