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2016年5月10日 (火)

PLASTICS「WELCOME BACK PLASTICS」青山 Blue Note TOKYO

今日は青山Blue Note TOKYOへ、“PLASTICS”のライブを観に行く。
“PLASTICS”は初期三作品が3月にリイシューされたばかりで、タイミング的にはベスト。
フルメンバーではないと知って迷ったけど、やっぱり観ておきたくて予約を入れた。
予約したのが2ndステージということで、20時ごろ会場入り。
20時20分に開場して、整理番号16番で入場。最前列のかぶりつきをゲットすることが出来た。
開演までは、高木 完によるDJタイム。ターンテーブルでなくパソコンで音を出しているのがそれっぽい。
フロアはたくさんのお客さんでイッパイだけど、なんだか関係者が多いような雰囲気。

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開演予定の21時を大幅に過ぎた21時20分ごろ、ようやくステージに中西俊夫と立花ハジメが登場。
トシは白いジャケット、立花ハジメは全身黒づくめでアルミホイルが貼りつけられている衣装。
「コナサン、ミンバンワ!」というトシの挨拶に続いて、“ふたりPLASTICS”の演奏が始まる。
いきなり「TOP SECRET MAN」「COPY」と、キラーチューン二連発。
だけど二人だけの演奏はあまりにもスカスカ過ぎて、なんだかエライもの見てしまったという印象。
ここで残りのメンバー、リズムボックス:島 武実、キーボード:momo、ヴォーカル:リンダdadaが合流。
「I AM PLASTIC」が始まると、チープではあるけれどグルーヴが生まれてくるから不思議だ。

トシは花粉症を気にしながらも、カクカクっとした踊りを交えながらギターを弾いて唄う。
いっしょに声を重ねるリンダdadaは、“N’夙川BOYS”のメンバーだけあって現役感バリバリ。
オリジナルメンバーの佐藤チカが居ない穴を見事に埋めた上に、自分の個性を出しているところはさすが。
立花ハジメはギター、ブルースハープ、サックス、いろいろな楽器を操るけど、どれもなんだか独特。
キーボードのmomoはブルーのアナログ盤をアタマにデコレートして、それっぽい雰囲気がイカす。
島 武実はひたすら寡黙にリズムボックスを操り、曲によってはアコースティックギターを弾く。
トシは「WELCOME PLASTICS」の歌詞を「5人の若者」から「5人の老人」に変えて唄っていたけど、
「3人の老人+2人の女性」というのが一番しっくりとくるかな。

「I LOVE YOU, OH NO!」ではリンダdadaがチェキをめくりながら、お客さんに一枚ずつ手渡していく。
だけどエンディングを間違えた模様で、何枚か手元に残ってしまったのはご愛敬。
そういう意味ではけっこう間違いが多かったけど、それさえも「らしさ」に昇華されている。
演奏はライブ後半になるに連れて次第に熱を帯び、観ているこちらもどんどん集中していく。
出来ればスタンディングで踊りたいところもあったけど、座ったまま静かに盛りあがる。
最後は「IBM NHK TDK FBI」と単語を連呼する「ROBOT」から、フリーキーな「CARDS」で本編は終了。
アンコール、「LAST TRAIN TO CLARKSVILLE」を演ろうとするトシを制止して、
リンダdadaのリクエストで「COPY」と「TOP SECRET MAN」が演奏される。
やっぱりこのほうがしっくりくる。5人の“PLASTICS”サウンドが最高にゴキゲン。
こうしてチープだけど素晴らしいライブは、22時45分ごろ終了。

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