VA「KAPPUNK」新宿LOFT&ACB
ゴールデンウィーク前半、早くも最終日。今日は新宿で「KAPPUNK」。
4月29日~5月1日の三日間、新宿LOFT・ACB・URGAを股にかけて、
内外150バンドが出演する一大PUNKイベント「KAPPUNK」。
今回は今日一日だけの参加だけど、思いっきりPUNKを満喫したい。
13時半ごろ新宿に到着して、まずは「KAPPUNK」本部のテントでリストバンド交換。
混んでるかなぁ~?と思ったけど、予想以上にスムーズに終了。
そのままLOFTへ。お目当ては14時からの“死ね死ね団”。
こんな時間なので、フロアはまだまだ余裕がある。
14時ちょうど、“死ね死ね団”の演奏が始まる。私は最前列かぶりつきでスタンバイ。
“死ね死ね団”のテーマが流れる中、ドラム、ベース、ギター、ヴォーカルの中卒がステージに現れる。
中卒は金髪にハットをかぶり雰囲気は変わったけど、そのセンスはあいかわらずという感じ。
久しぶりに聴いた「ハードコアラパンダ」、なんだかわからないけどイイんだよなぁ~。
古き良き時代のパンクとでも言うべきなのかな? なんとも言えない懐かしい雰囲気が漂っている。
「あんずの心」は残念ながら聴けなかったけど、とっても大満足な30分間であった。
続いて15時05分ごろから“恒正彦”の演奏。
フロアにドラムセットが3台セッティングされて、“Hi-STANDARD”の恒岡 章、
“ASSFORT”の村上正人、“GAUZE”のHIKOがひたすらドラムを叩きまくるという凄まじいステージ。
大型のアナログ時計が三台用意され、それにあわせてソロパートが組み込まれる。
とにかく圧倒的な音の塊、ただひたすら耳を傾けるしかない30分間の演奏。
そして16時過ぎから、お目当ての“マスターベーション”。覚悟を決めて最前列に陣取る。
ステージ前は一気に人口密度が高くなり、足元では爆竹がいくつも破裂する。
Drums:中村達也、Bass:タツシ、Vocal&Guitar:卑龍、あいかわらず絵になる三人。
達也は今日もバッチリとバタフライメイクを決めている。気合が入っているのがよくわかる。
演奏は3月の復活ライブの内容を、良いとこ取りでギュッと濃縮したような感じ。
「息苦しい」から始まって、「マスターベーション」「マシーンセックス」「DOUTEI」
「複製人間NO.2(社会機構)」「Go Back」と、速い曲から重たい曲まで変幻自在。
ラストはもちろん「兵士トナッテ戦場ヘ向カエ!」。ドロドロとした情念のPUNK、至福の30分間。
ここでひとまずLOFTを抜け出し、ACBへと移動。ACBはあいかわらず凄味のある佇まい。
そして17時10分ごろから“ゲンドウミサイル”のステージを観る。
ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカルの夜桜極蔵。あいかわらずぶっ飛んでてカッコいい。
ハードでスピーディーなナンバーが中心のセットリスト、フロアは大盛りあがりだ。
ポップなところとハードなところがほど良くミックスされている感じが好きだな~。
あっという間の30分間、とっても楽しいステージであった。
再びLOFTへ移動して、18時から“ニューロティカ”のステージ。
オープニングのメンバー登場シーンに続いて、あっちゃんが登場して「チョイスで会おうぜ」。
あっちゃんは自転車で転倒して、あばらと鎖骨を折ったそうで若干痛々しい感じ。
それでも演奏はいつも通りに、メチャメチャ明るくて楽しいパンクロック。
「Drinkin' Boys」「アイキタ」など、キラーチューン満載の30分間であった。
ここでBAR STAGEを覘くと、“ANGER FLARES”が演奏中。
オーソドックスなOiパンクという雰囲気で、好きだなこのバンド。
BAR STAGEはどうにも観にくくて敬遠しがちだけど、今回ばかりは足を止めて観る。
イイ感じにシンガロングして盛りあがってるフロア、もうちょっと前で観たかった。
けっきょく三曲ほど観ただけで演奏が終わってしまった。
19時からは特に観たいバンドがないので、なんとなくLOFT STAGEで“VIVISICK”を観る。
ドラム、ベース、ギター×2、そしてヴォーカルという5人編成のバンド。
まったく何の予備知識もなく観たけど、今どきのハードコアという感じかな。
ヴォーカルはダミ声でなく、キンキンとわめき立てるような感じの声。
お客さんのノリも今風で、サークルモッシュとか起こっている。
ヴォーカルも何度もフロアに乱入して、サーフしながら唄っている。
最前列の端っこで観ていたけど、バンドとお客さんの感じがなんだか面白かった。
そして再びACBへ移動して、19時45分から“LOUD MACHINE”を観る。
本日のお目当てのひとつだったのだけれど、拍子抜けするぐらいに空いていて労せず最前列に。
オープニングは「REVENGE」。ちょっと懐かしいけど、やっぱり最高にアガるわ~。
新しい曲が多いのか? 知ってる曲が少なかったのは残念だったけど、
ギターのカトケンがヴォーカルをとって「日本人」を演ってくれたのは嬉しかった。
ラストはもちろん「LOUD MACHINE」。重い音の洪水がフロアを飲み込んでいく。
西村さんはマイク三本を束にして、ひたすら叫び続ける。
ひたすらパンクな30分間、やっぱり好きだぜ“LOUD MACHINE”。
イベントはまだ続くけど、ここで体力の限界を感じる。
ずっと立ちっ放しというのもかなり堪えるけど、
フロアから外へ出るのにいちいち階段を昇らないといけないのがキツイ。
というわけでここで打ち止め。結局8バンドを観た。足がパンパンになったけど、楽しかったな。
| 固定リンク
コメント