映画「MR. DYNAMITE」角川シネマ新宿
今日は16時で仕事を切り上げ、角川シネマ新宿へ
James Brownのドキュメンタリー映画「MR. DYNAMITE」を観に行く。
オマケにつられて前売券を買ったものの、座席指定券に換えなければならないのは意外と面倒。
それでも17時前に劇場に着けたので、納得のポジションをゲットすることが出来た。
上映開始まではしばらく時間があるので、懐かしい店に行ったりして時間をツブす。
「MUSIC LAND KEY」へ20年ぶりぐらいに行ってみたら、すっかり高級感が増していてビックリ。
あんなにガチャガチャしていたのにね・・・これも時の流れということなのだろうか?
そんなことをしているうちにいい時間になってきたので、再び劇場へと向かう。
18時上映開始。音はそれほど大きくないけれど、JBがスクリーンいっぱいに躍動する。
一年前に公開された「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」は、JBの幼少時代も描いていたけど、
この映画はJBがシンガーになってからを中心に描いたドキュメンタリー映画。
まわりから酷評されていた「PLEASE PLEASE PLEASE」がヒットし、スター階段を一気に駆けあがって行く。
このころのJBの華麗なステップとマントショーは、何回観てもすごいなぁ~と思う。
それから「エド・サリバン・ショー」で“THE ROLLING STONES”と共演。
出演順を気にするJBをミックがなだめに行ったけど、パフォーマンスは圧倒的にJBが勝っていたらしい。
ミック・ジャガーをはじめ、当時のバンドメンバーが次々と証言する形で映画は進行していく。
普通はライブ盤でしかレコーディングしないワンコードの音楽を、
レコードにしてしまうところがJBなんだと言うくだりには思わず納得。
なんでもFunkは一拍目が肝心らしい。アフタービートじゃないのね・・・。
順風満帆に音楽活動を続けていたJBにも転機が訪れ、バンドは大幅なメンバーチェンジ。
ここで現れたのが、ブーツィ・コリンズ。若かりし頃のブーツィの演奏シーンが観られたのは貴重。
JBは音楽活動をしながら、黒人の権利を確立する動きに一役買うことになる。
当時の人種差別がどれぐらいなものか想像はつかないけれど、そうせざるを得ないものがあったのだろうな。
黒人だからどうというわけではなく、人間として対等・・・
というところから始まっているところが感銘を受ける。
そんな中で、キング牧師の暗殺。当日開催されたコンサートが暴動寸前の状態になったときに、
冷静にお客さんを説得して何事もなくコンサートを続けた姿は、かなりカッコ良かった。
だけど途中から政治への関わりが深くなり過ぎ、人気に陰りが見えてきてしまう。
そんなJB低迷の時代を救ったのはラップやヒップホップ。JBはサンプリングされて息を吹き返した。
だけどやっぱりJBがJBたり得るのは、ライブパフォーマンス。
エンディングロールとともに流れたJBのパフォーマンスは、とってもイカしていた。
(上映時間:115分)
映画が終わったのは20時過ぎ。せっかくなので「蕎麦一」で呑んでいく。
ここは以前来たことがある店。ちょっとしたつまみを食べながら、ビールに酎ハイ、日本酒を呑む。
シメにはもちろんせいろ。これがまたメチャメチャ美味いんだよなぁ~。
22時ごろおひらきにして帰宅。
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