南野陽子「NANNO 31st Anniversary ~シンデレラ城への長い道のり~」舞浜アンフィシアター
今日は舞浜アンフィシアターへ、「南野陽子デビュー30周年記念コンサート追加公演
NANNO 31st Anniversary ~シンデレラ城への長い道のり~」を観に行く。
今年の2月に大阪と東京で行われたデビュー30周年記念コンサートの追加公演。
会場のアンフィシアターがある舞浜は、言わずと知れたディズニーランドがメインの街。
ディズニーランドなんてもうずいぶん行ってないけど、舞浜はライブでたびたび来てるな。
当然ながら街の雰囲気にはとても馴染めず、走るように会場のアンフィシアターを目指す。
15時45分ごろ会場に到着すると、会場前にはいまだに入場待ちの長~い列。
どうやら開場がかなり遅れているらしく、開演予定時間の16時過ぎにようやく入場。
フロアにはナンノのパネルがたくさん飾られていて、しばらくそれを眺めてから自分の席へ。
今日の席はFブロック11列18番、ステージ下手寄りの11列目。
この会場はステージが円形になっているので、どの席からも近く感じられて嬉しい。
予定よりかなり遅れて、16時25分ごろ開演。
まずはステージ中央の巨大モニターに、「スケバン刑事2」の映像が映し出される。
そしてステージを覆っていた白い幕が取り払われると、アイドルにはつきものの中央階段セットと、
ドラム、ベース、ギター×2、キーボード、コーラス×2のバンドが姿を現わす。
「スケバン刑事2」の暗闇機関:西脇と暗闇指令に扮した二人が鉄仮面を手に上空を指差す。
するとステージ上空から、赤いドレスに身を包んだナンノが下りてくる。この演出にはビックリ。
「さよならのめまい」を唄いながらナンノはステージに下り立ち、
「悲しみモニュメント」「風のマドリガル」を唄う。
最前列のお客さんに鉄仮面を手渡すも、「サイズがあわないでしょ」と直後のMCで返してもらうナンノ。
それから「夏のおバカさん」「恥ずかしすぎて」を唄って、コマーシャル映像が流れる中を衣装チェンジ。
白を基調にした『夏のお嬢さん』風の衣装に着替えて登場したナンノ、
「あなたを愛したい」「涙はどこへ行ったの」「パンドラの恋人」「トラブルメーカー」を続けて披露。
ナンノは「2月のコンサートで唄わなかったシングル曲を既に3曲唄った」と言い、
「選曲を深読みする人がいるけど、そんな事をする暇があったら自分のこと考えろ!」とチクリ。
ステージ中央の階段に腰掛けて「耳をすましてごらん」「思いのままに」を唄ったあと、再び衣装チェンジ。
紫のドレスに着替えたナンノは、「接近(アプローチ)」「秋のIndication」「秋からも、そばにいて」
「楽園のDoor」を続けて唄う。このコーナーは、秋っぽい曲をまとめたという感じかな。
ここでもう一度衣装チェンジとなり、
黒のロングコートに身を包んだナンノは「ダブルゲーム」をしっとりと唄う。
途中で円形のステージが回り出すと、ナンノは「ぐるぐる廻ってる~♪」と思って集中出来なかったそうな。
そんなMCをはさんで、ここからは冬の曲のコーナー、「メリー・クリスマス」「僕らのゆくえ」を続けて披露。
ナンノは黒のコートを脱ぎ棄ててTシャツにショートパンツ姿、「KISSしてロンリネス」を唄い踊る。
お客さんもここからスタンディングとなり、続く「へんなの!!」で盛りあがりもピークに。
曲の途中でナンノは退場し、バンドメンバー紹介を兼ねる形でインスト演奏。
そしてステージバックにシンデレラ城がそびえ立ち、シンデレラの衣装に着替えたナンノが登場。
唄われたのは「シンデレラ城への長い道のり」。本日のコンサートタイトル、最高のシチュエーションだ。
MCをはさんでコンサートはいよいよ終盤、「はいからさんが通る」「話しかけたかった」「吐息でネット」。
「吐息でネット~♪」の部分はお客さんが声を合わせて合唱し、ナンノは「嬉しい~!」と叫ぶ。
ここでナンノは「コンサートは今日で最後」と言い、お客さんからは悲鳴にも似た声があがる。
こんなに素晴らしいコンサートが出来るのにもったいないとは思うけど、
ナンノはとっても意思が強いみたいだから、その決心が変わらないことはわかってる。
本編最後は「星降る夜のシンフォニー」。ナンノは迫りを使ってステージ下へと退場。
この会場はいろいろな仕掛けがあっておもしろいわぁ~などと感心しつつアンコールへ。
ナンノのデビューから現在までをフラッシュバックするような映像が流れ、時間は2016年へ。
するとナンノがステージ下から迫りを使って登場、青いドレスで「フィルムの向こう側」を唄う。
6月23日に49歳の誕生日を迎えたナンノ、ここでバースデイケーキが運び込まれるサプライズ。
会場がひとつになってのおめでとう。思わず涙ぐむナンノに、なんだかこちらまでウルッと来てしまった。
『アイドル』南野陽子が唄う最後となるであろう曲は「Lonely Night」。
唄い終わってステージ後方へと歩いて行くナンノを見送りながら、
寂しいけれどもとっても温かい気持ちになっている自分に気づいた。
こうして素晴らしいコンサートは、18時25分ごろすべて終了。
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