梅津和時 KIKI BAND「JAPAN tour 2016 "FIREWORKS"」新宿PIT INN<Day-1>
今日は新宿PIT INNへ、梅津和時 KIKI BAND「JAPAN tour 2016 "FIREWORKS"」を観に行く。
私にとって“KIKI BAND”は夏の風物詩。今年も待ちに待ったこの季節がやってきた。
今回の来日ツアーは8月17日から始まっているけど、私が参加するのは今日明日の新宿2daysのみ。
耳に入ってくる情報をもとに妄想を膨らませながら、今日が来るのを心待ちにしていた。
18時20分ごろ仕事を切り上げて、19時前には新宿三丁目駅に到着。
しばらくあたりをブラブラしてから、19時20分過ぎに会場へ。知ってる顔がちらほら。
予定通り19時30分に開場。整理番号8番で入場。ステージ上手の二列目に座る。
気がつけば鬼怒さんの真ん前、メンバー四人がちょうど見える絶好のポジション。
予定より遅れて、20時05分ごろ開演。
ステージ上手から、Guitar:鬼怒無月、Drums:Joe Trump、Sax:梅津和時、Bass:早川岳晴という並び。
梅津さんは「ジョーはトランプという名前を気に入ってない」と、いきなり時事ネタをかます。
演奏は「SHIRI-AGARI」からスタート。今夜はニューアルバムに収録する新曲を織り交ぜてのセットリスト。
相変わらずもの凄い・・・いや、これまで以上にもの凄い! 音の塊が降ってくるという感じ。
だけど、ひとつひとつの音が際立っているところが“KIKI BAND”の魅力なんだなぁ~。
強力なリズム隊をバックに、梅津さんのサックスと鬼怒さんのギターのユニゾンというのがサウンドの基本。
それを軸にしながらも、ところどころで各パートが縦横無尽に暴れ出すからおもしろい。
ジョーさんのドラムは、ドコドコと轟音で変拍子を刻む。とにかくド迫力のプレイ。
絶妙なタイミングでフィルを決めるところが、とんでもなくカッコいい。
そしてその合間に入れるハイハットの「シャキッ!」というアクセント。
これがあるから大味でなく、繊細な感じがするのだと思う。
早川さんのベース、相変わらずのベースGODぶり! 力強い右手の指弾き、
動き回る左手のフィンガリング、時折混ぜ込む歪んだベースソロ、アクセントのスラップ。
早川さんの指弾きは、エフェクターかけていないのにヒズんだ感じがたまらなくイイ。
鬼怒さんのギター、相変わらず超絶な変態ギター(もちろん誉め言葉)。
ロックでもなくブルースでもなくジャズでもなくメタルでもない。鬼怒サウンド。
どのへんがルーツなのかな? 途中で若干“Yes”っぽいフレーズがあったけど・・・。
鬼怒さんが使っているナチュラルのレスポールがイカす。使うのがそれ一本というのもイイ。
エフェクターもたくさん使っていたように見えたけど、それよりも驚いたのはピックアップの使い分け。
ギターの構造上、フロントとリアを切り替えれば音が変化することは知っているけど、
ここまでハッキリと音の違いを感じたのは初めてのような気がする。
そして梅津さん。今夜はアルトサックスとフルートを演奏。
いつものいやらしさはあまり無くて、スーッと入り込んで来るような感じの音。
やっぱり誰がなんと言おうと、私にとってのサックスは梅津さんだけだ。
フルートもいい音してる。スタンドに立て掛ける事がうまく出来ないので、これから練習するんだと。
第一部は60分、15分ほどの休憩をはさんで第二部が60分、そしてアンコール。
演奏の合間の梅津さんのMCが、演奏との落差が激しくておもしろい。
そしてメンバーそれぞれが、自分のアルバムとライブのインフォメーション。
鬼怒さんが話し出すときの第一声が必ず「お疲れ様です」というのが笑えた。
梅津さんによると明日のライブを見逃すと、次に“KIKI BAND”を観られるのは来年、
もしくはこのあとツアーでまわるエジプトへ観に行くしかないのだそうだ。
本編の最後、梅津さんは客席へ乱入。ウトウトしてるお客さんに向かって吹くシーンは最高。
最後に写真撮影タイムをはさんで、ライブは22時30分ごろ終了。
終演後、物販で買ったツアーTシャツにサインを入れて頂く。
サインをもらうためにみんなでTシャツをピンと伸ばしていたら、
何故か早川さんとジョーさんがTシャツを持つ役になり、私がマジックを持っていた。
すかさず二人から「サインください!」と突っ込まれてしまい、可笑しかった。
Tシャツをデザインしたアサミカヨコさんがいらしていたので、いっしょにサインを入れてもらう。
時間は既に23時近かったけど、せっかくなので呑んでいくことにする。
「いっぷく」という立ち飲み屋に入ってみる。キャッシュオンデリバリー形式の店。
なかなか良かったけれど、立ち飲みだから早々に切り上げて店を出る。
シメに「品川製麺所」でラーメンを食べてから帰宅。
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