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2016年8月 7日 (日)

甲斐バンド「THE BIG GIG AGAIN 2016」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂へ、甲斐バンド「THE BIG GIG AGAIN 2016」を観に行く。
“甲斐バンド”が1983年8月7日に新宿都有5号地で行った「THE BIG GIG」、
33年後の8月7日に日比谷野音で、まったく同じセットリストで行うのだという。
当然ながらそれだけの歳月を経ているし、メンバーも変わっている。
そんな中でどのような演奏を見せてくれるのか? 迷わずチケットをゲットした。
うだるような暑さの中、17時10分ごろ会場に到着。お客さんは既に入場中。
チケットSOLDOUTということもあり、会場周辺はものすごい人。
私の席は、Cブロック9列31番。位置的にはいまいちだけど、野音はどこからでもよく見える。
既に太陽が傾き出して客席は日陰になっていたので、それほど暑くなくてホッとひと安心。

20160807_1709

開演予定時間の17時30分を少し過ぎたころ、メンバーがステージに登場。
Drums:佐藤強一、Percussion:Mac清水、Keyboards:前野知常、Bass:岡沢茂、Guitar:稲葉政裕、
Drums&Guitar:松藤英男、Guitar:田中一郎、そしてVocal&Guitar:甲斐よしひろ。
とっても嬉しそうな一郎が印象的。他のメンバーもなんだか晴れやかな顔をしている。
演奏は「ブライトン・ロック」から始まり、「ダイナマイトが150屯」へと続く。
「THE BIG GIG AGAINへようこそ~!」という挨拶のあと、「危険な道連れ」「テレフォン・ノイローゼ」。
1983年はアルバム「GOLD」発売直後ということもあり、セットリストはアルバムからの曲中心。
最近のライブはヒット曲やキラーチューン中心の選曲。もちろんそれはそれで嬉しいのだけれど、
「HERO」も「感触」も「裏切りの街角」も無いこういう選曲もまた嬉しかったりする。
「蝉の声がうるさかろうが、なにがあろうとショーは続く・・・」と、甲斐はボヤきながらも嬉しそう。
確かに今日の蝉はいつも以上に大きな声で鳴いていたように思う。それもまた野音の魅力だけど。

ほとんどノーストップで、次から次へと演奏が繰り広げられていく。
唯一「安奈」の前にちょっと長めのMC。野外ライブの話とか、オリンピックの話とか。
お客さんをひとまず座らせて「安奈」、そして続いて「ナイト・ウェイブ」「東京の一夜」。
ノリだけでない、このあたりの聴かせるナンバーが“甲斐バンド”のひとつの魅力。
それにしてもお客さんのシンガロング率が高い。たくさんの人が全曲を唄いあげている。
もちろん私も負けずにシンガロング。けっこうKEYが高かったりするのでキツイところもあるけどね。
それから土屋公平がギターで加わって、「SLEEPY CITY」「胸いっぱいの愛」を演奏。
野音で観る蘭丸というのもなんだか感慨深い。だけど蘭丸はやっぱりいつも通りの蘭丸だった。
ライブは後半戦に突入し、「氷のくちびる」「ポップコーンをほおばって」とたたみ掛けていく。
ちょうどこのあたりで太陽が沈み、あたりが暗くなってきて照明がキレイに映える。
この瞬間が野音の醍醐味、気温もちょっと涼しくなって、これ以上ない最高の雰囲気。
最後は「翼あるもの」から「漂泊者(アウトロー)」。もう言うことナシのゴキゲンなフィナーレ。

ちょっと長めのアンコールのあと、メンバーが再びステージに登場。蘭丸もいっしょだ。
始まったのは「きんぽうげ」。新たな何かが始まりそうな気がして、この曲のイントロは大好き。
蘭丸と一郎のギターのからみもイイ感じで、本日のハイライトといったところの演奏。
大歓声に見送られて蘭丸はここで退場、メンバー紹介をはさんで「観覧車'82」。
そしてピアノのイントロが流れる中、スポットライトに照らされた甲斐が「100万$ナイト」を唄い出す。
ステージ後方にセットされたミラーボールが廻り出し、日比谷の夜空を幻想的に照らしていく。
甲斐のシャウトと一郎のギターが夜の闇を切り裂き、“甲斐バンド”の世界にどっぷりと浸る。
ラストは「破れたハートを売り物に」。会場全体で唄いあげる最高のフィナーレ。
全23曲、あの日とまったく同じセットリスト。19時40分ごろ、ライブはすべて終了。

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