映画「シン・ゴジラ」TOHOシネマズ新宿
今日はTOHOシネマズ新宿へ、映画「シン・ゴジラ」を観に行く。
年代的にゴジラはもちろん大好きなのだけれど、新作ロードショーを観るのは久しぶり。
2016年のゴジラ、「シン・ゴジラ」の“シン”は、“新”だったり“真”だったり“神”だったりするのだそうだ。
TOHOシネマズ新宿では4つのスクリーンで上映しているのだけれど、けっこうな人気の模様。
その中で19時40分の回を予約、新宿三丁目駅からブラブラと散策しながら劇場へ向かう。
映画は名もなき巨大不明生物が、アクアラインの海底トンネル付近に出現するところから始まる。
そしてそのまま鎌田付近に上陸して、都内を大パニックへとおとし入れていく。
四つん這いで歩くその姿は不気味で、「これがゴジラ?」と思ってしまうほど醜い。
だけどあっという間に進化を遂げて、見慣れた直立歩行のゴジラへと姿を変える。
この緊急事態を前にして、政府の対応はなんとも歯切れが悪く、あまりにも遅い。
何でも会議にかけないと決定することが出来ず、御用学者が意味もない論評を繰り広げる。
これが現実なのかなぁ~と思わせておいて、本当に動ける少数精鋭の対策組織が立ち上がる。
そして有りとあらゆる知恵を絞り、いろいろな人脈を駆使して、ゴジラを凝固剤で固めることに成功する。
ストーリーはだいたいこんな感じ。それをたくさんの役者が演じている。
長谷川博己、竹野内豊、石原さとみを中心に、大杉 漣、柄本 明、余 貴美子、
ピエール瀧、小出恵介、斉藤 工、片桐はいり、古田新太・・・枚挙にいとまがない。
しかもほんの一瞬しか登場しない役者もいて、なんだかとっても贅沢なラインナップ。
ゴジラはやっぱりカッコ良いけど、子供の頃のように「わぁ~い!怪獣だ」と喜んでばかりもいられない。
破壊される見慣れた建物や逃げまどう人々を見ていると、なんとも言えない気持ちになってしまった。
ゴジラと言えば放射能、その通ったあとは汚染されて健康被害にあう可能性もある。
そこは「半減期が20日」というオチなのだけれど、このあたりのリアリティは現在の日本を象徴している。
いろいろ思うところはありながらも、とってもおもしろい映画だった。(上映時間:120分)
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