映画「嗚呼!おんなたち猥歌」テアトル新宿
今日はテアトル新宿へ、映画「嗚呼!おんなたち猥歌」を観に行く。
9月3日から16日まで行われる「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88 出版記念特集上映会」の
一つとして、内田裕也主演のこの映画が上映されると聞いてしまったら、それはもう行くしかない。
内田裕也の映画は大好きだからねぇ~。映画館の大きなスクリーンで観られるなんてたまらない贅沢。
なんだかんだで職場を出るのが遅くなってしまい、上映開始時間ギリギリに劇場へ到着。
残念ながら満席ではないけれど、座席はそれなりに埋まっている。
19時30分上映開始。いきなり映し出される「にっかつ」のロゴが懐かしい。
映画は内田裕也演じる売れないロックミュージシャンと、その魅力に憑りつかれた女たちを描いた物語。
内田裕也の狂気じみたダメ男ぶりが、たまらなく情けなくたまらなくカッコいい。
そしてそのダメ男に惚れこむ角ゆり子と中村れい子との間に生じる奇妙な三角関係。
男を自分の物にしようとするライバルである二人の間に、次第に友情のようなものが芽生えていく。
ロックミュージシャンを描いた映画だけあって、ライブシーンもふんだんに盛り込まれている。
オープニングではいきなり若き日の“アナーキー”、そしてもちろん内田裕也。
誰が何と言おうと、内田裕也が唄うロックンロールはカッコいい! 改めてそう思った。
結末はなんだかよくわからない感じだったけど、それもまた味があって良かった。(上映時間:83分)
映画が終わったあとは、監督の荒井晴彦、作家の樋口毅宏、ミュージシャンの近田晴夫のトークショー。
樋口さんの仕切りで、なんとなくまったりとした感じでトークが繰り広げられていく。
内田裕也をこの世で一番知っている男ということで近田さんは呼ばれているはずなのに、
「プライベートはよく知りません」ときっぱりと言い切ってしまうところがスゴイ。
というわけで聞いた事があるネタが多かったけど、映画に関する話を監督の口から聞けたのは良かった。
トークショーは質問コーナーを含めて約50分、21時40分ごろ終了。
| 固定リンク
コメント