« なにわブルースツアー<Day-3> | トップページ | 松田聖子「Concert Tour 2016 Shining Star」横浜アリーナ »

2016年9月21日 (水)

TH eROCKERS「"REAL IS BACK" TH eROCKERS」渋谷 WWW X

今日は渋谷WWW Xへ、“TH eROCKERS”のライブを観に行く。
“TH eROCKERS”のライブを観るのは、2014年の「橋本潤 生誕55周年祭」以来。
アルバムが続々と再発されて、これから本格的に活動再開というところ。
今回は“グループ魂”との対バンということで、どんなライブになるのか楽しみ。
会場のWWW Xは初めて行くハコ。この8月末にオープンしたばかりだという。
WWWは地下にあるけど、WWW Xは同じビルの2階。入口が4階にあるという変わった造り。
4階まで階段をあがってそこからまた降りて・・・って、リキッドルームを思い出させるな。
18時45分ごろ会場入り。チケットはソールドアウトということで、フロアはビッシリと埋まっている。
人と人との隙間をうまくすり抜け、ステージ下手3列目ぐらいにひとまずポジショニング。
ステージ前は“グループ魂”ファンなのか? 女子率が異常に高い。

20160921_1824b

開演予定時間19時をちょっと回った頃、聴き覚えのある“グループ魂”の入場テーマが鳴り響く。
まずは港カヲルがステージに登場し、今回“TH eROCKERS”の対バンをやることになった経緯を説明。
陣内から直接電話があって、「断ってよかけんね」と何度も言われて逆に断りにくかったと。
「おっぱい元気!?」とお客さんを煽り、メンバーがステージに登場して演奏が始まる。
ドラム、ベース、ツインギター、そしてヴォーカルが3人という編成。
宮藤官九郎は暴動、阿部サダヲは破壊、村杉蝉之介はバイト君と言うんだっけ?
オープニングは「グループ魂のテーマ」。これはぁ~偶然にも“TH eROCKERS”へのオマージュ?
「今日はうるさいのばかりやります」という港カヲルの言葉通り、ゴリゴリのハードナンバーが繰り出される。
「チャーのフェンダー」「君にジュースを買ってあげる better」「over 30 better 魂」などキラーチューン満載。
港カヲルは次々と奇抜な衣装に変身するし、破壊はスリッパをいくつもフロアに投げ込むし、
バイト君はカミカミで自己紹介しちゃうし、ハチャメチャだけれど楽しかった~。
最後は「ぺニスbetter JAPAN」「高田文夫」を演奏して、1時間ほどで終了。

セットチェンジになり、“グループ魂”ファンと入れ替わる形でステージ下手の最前列へ。
20時30分、仰々しいファンファーレが鳴り響いて、ステージ後方に“TH eROCKERS”フラッグが掲げられる。
そしてDrums:船越祥一、Bass:穴井仁吉、Guitar:角 英明、Guitar:澄田 健、
Vocal:陣内孝則がステージに登場。
陣内は真っ赤なスーツに身を包み、黒いサングラスでキメている。うーん、やっぱりカッコいい。
オープニングは「聖者が街にやってくる」。それから「プライベートタイム」「フェナー先生」と続く。
今日のチケットは“グループ魂”が出演するおかげで即日完売となったそうで、
「持つべきものは、人気と勢いのある後輩。どんどん踏み台になってくれ」と陣内はコメント。
それから「ジャッキー」「ハリケーン娘」「非常線をぶち破れ」。「SHAKIN'」からの選曲が多いのは意外。

MCで曲づくりの話になり、「博多のバンドはパクリが多いと言われるけど、パクリじゃないっちゃ。
オマージュたい。インスパイアたい」と喋っていると、お客さんから「早くやれ~」という野次。
陣内は「医者に止められとろうがぁ~。だから出来るだけ話を伸ばしてる」と切り返す。
若干ペースダウンしてミドルテンポの「色あせた写真」「恋の病」を演奏したあと、
「36年前の今日デビューした。選りすぐりの駄作から」という紹介で「パートタイム ロッカー」。
「ムーンナイト・ラブ」「HEY HEY HEY」と続けたあと、
「オレらの健康のために」とスローナンバー「キス ユー」。
速いナンバーからスローなナンバーまで、巧みに唄いこなす陣内のヴォーカルはやっぱりイイな。
今夜はずっとスーツのジャケットを羽織ったままで、気になるあの部分は見事にカバーされていた。
そして船越と穴井の強力なリズム隊、角と澄田のシャープなギター、これぞ“TH eROCKERS”という感じ。
「キャデラック」「1999」「歌うたい」を唄ったあと、
「可愛いあの娘」「ショック・ゲーム」と続けて本編は終了。

アンコールに突入し、船越は「そげなアンコールじゃ出てこれんばい」とお客さんに喝を入れる。
そして陣内が登場し、「医者に止められていたけど、もうちょっとやろう」と言って演奏再開。
「ロックンロール レコード」からの「涙のモーターウェイ」。もう言うことがないぐらいに大満足。
再びステージが暗転して、ステージにアンプが運び込まれてくる。
「もしや、あの人が?」と期待してしまったけれど、さすがにそれはナイか・・・。
“グループ魂”のメンバーが加わって、もう一度「非常線をぶち破れ」。
そしてやはりこの曲しかないだろう「セル ナンバー8(第8病棟)」。
ステージ前でもみくちゃになりながらも、とっても楽しいひとときであった。
こうして素晴らしいライブは、21時50分ごろすべて終了。

終演後は久しぶりの「鳥市」。
店員さんの顔ぶれがすっかり世代交代してしまった感じで、ちょっとだけ寂しい。
だけど料理はあいかわらず美味しくて、心ゆくまで楽しむことが出来た。
けっきょく23時半ごろまで呑んで、深夜バスに乗って帰宅。

|

« なにわブルースツアー<Day-3> | トップページ | 松田聖子「Concert Tour 2016 Shining Star」横浜アリーナ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« なにわブルースツアー<Day-3> | トップページ | 松田聖子「Concert Tour 2016 Shining Star」横浜アリーナ »