吉田拓郎「LIVE 2016」東京国際フォーラム
今日は東京国際フォーラムへ、吉田拓郎「LIVE 2016」を観に行く。
拓郎のライブを観るのは、2012年11月以来だから実に4年ぶり。
前回のツアーは2014年のはず・・・なんで行かなかったんだろ?
2009年には体調不良でツアーキャンセルなんてこともあったけど、
その後のツアーは順調に開催され、今回も無事に今日という日を迎えた。
有楽町は職場から電車で10分程度の距離だから、18時30分という早い開演時間でも楽勝。
定時ダッシュで職場を抜け出し、17時40分過ぎには会場に到着。
入場待ちの列がすごいことになっていたので、しばらく待機して18時10分ごろ会場入り。
今日の席は、2階17列93番。ステージ上手の一番端の席・・・まぁ~のんびりと楽しむか。
予定通り、18時30分開演。
ステージには、ドラム、ベース、ギター×2、キーボード、パーカッション、コーラス×4のバンドと拓郎。
ストライプのシャツにジーパンというスタイルの拓郎、遠くから見ると一瞬ローディかと思ってしまった。
演奏は「春だったね」からスタート。総立ちで盛りあがるフロア、拓郎ファンはやっぱり熱いなぁ~。
私の席は前に誰も居なかったので、盛りあがりながらも座ってじっくりと観ることにした。
「やせっぽちのブルース」「マークⅡ」と続いたあと、序盤だというのにいきなりの「落陽」。
やっぱりイイわぁ~この曲。すらすらと歌詞が口をついて出てくる。
「このままでは体力的な限界があるので、みなさんお座りください。
アンコールはここまで。この歳になると、美味しいものは先にね」と拓郎はコメント。
楽屋に訪ねてくる知り合いのミュージシャンや「まったくあてにしていない」というお客さんに対して、
あれやこれやと毒を吐きながらも、なんだかとっても嬉しそうな拓郎が印象的。
「ネットとかに真実はない。こういうライブとかに真実はある」という言葉には、ただただ感嘆。
新旧織り交ぜてのセットリスト。懐かしいだけでなく、現在の拓郎がうかがえる選曲。
それでもやはり昔よく聴いたナンバー、「唇をかみしめて」とかが演奏されると嬉しい。
ノーベル平和賞を受賞したばかりということもあり、ボブ・ディランについて話し出す拓郎。
「放浪の旅に出る=家出する」と考えて、親に相談して家出したというエピソードを話す。
そんな流れから始まったのは、ボブ・ディランのナンバー「風に吹かれて」。
こいつは~とってもラッキー! 拓郎がボブ・ディランを唄うのを聴けるなんて思わなかった。
ちょっとお洒落にアレンジされた「旅の宿」に続いて、テレビでお馴染みとなった「全部だきしめて」。
テレビに出演したことが人生のターニングポイントになったと話す拓郎・・・なんだか感慨深い。
ここでバンドメンバーの紹介。ドラムはカースケ、ベースは松原秀樹だって! すごい豪華メンバー。
終盤は総立ち盛りあがりで「あぁ~サイコー!」と終わると思いきや、本編最後に演奏されたのが「流星」。
「君の欲しいものは何ですか? 僕の欲しかったものは何ですーかー?」というフレーズに、
この曲を初めて聴いたときの自分と、今この瞬間の自分とが交錯して思わず涙があふれた。
アンコール、ステージ中央にメンバー全員が並んで「ある雨の日の情景」を合唱。
「みんなで唄おうという曲は嫌いなんですけど」と言う拓郎が、なんだか可笑しかった。
「Woo Baby」に続いて、サンバのようにリズミカルなアレンジで「悲しいのは」。
そして最後は「人生を語らず」。唄にあわせてみんなでコブシを突き上げて大団円。
およそ2時間10分ほどのステージ、やっぱり観に来て良かったなぁ~。
終演後は、迷わずTOKIAの「インデアンカレー」へ。
スパイシーなカレーに生卵を落とすのが、たまらなく嬉しかったりする。
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