THE MODS「TOUR 2016 "HAIL MARY" Final」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、THE MODS「TOUR 2016 "HAIL MARY" Final」を観に行く。
デビュー35周年を記念した5年ぶりの日比谷野音、“THE MODS”にとって聖地でのライブ。
森ヤンの右膝半月板損傷によってツアーがキャンセルになり心配していたけれど、
どうにか無事に今日という日を迎えることが出来てまずはひと安心。
会場に着いたのは18時前、あたりはすっかり暗くなっている。
友達と落ち合って入場。今日の席はAブロック4列33番、実質的には二列目という神席。
兎にも角にも記念すべきこの日に、こんなにゴキゲンな席で観られることに感謝。
ステージ後方の巨大スクリーンには、赤地に「35」の文字とトミースミス。
開演予定時間18時30分のかなり前からモッズコールが鳴り響き、
客席の模様がステージ後方のスクリーンに映し出される。
そして18時30分を少し過ぎたころ“THE MACKSHOW”のコージー・マックがステージに現われ、
「WE ARE THE MODS! WE ARE THE MODS!! WE ARE THE MODS!!!」とお客さんを煽る。
ステージ前のフェンスにはたくさんの人、いきなりモッシュ状態になっている。
ステージ下手から、シュウ、キーコ、苣木、そして森ヤンがステージに登場。
演奏は「COUNTER ACTION」から始まり、「壊れたエンジン」「MAYDAY MAYDAY」と続けて演奏。
森ヤンは「膝のリハビリをしていたら反対の足を痛め、おまけに左腕も骨折して諦めかけた」と衝撃の告白。
それでも「この夜は絶対に忘れないように」と森ヤンは言い、サポートの伊東ミキオをステージに呼び込む。
ここからはいつものドラム、ベース、ギター×2に加えて、キーボードが加わっての演奏。
「I SMELL TROUBLE」「TEENAGE BLUE」「4 BRONCOS」「バニーガール」と、
ニューアルバム「HAIL MARY」からのナンバーにちょっとレアなナンバーを加えた選曲。
「ここから先はオリジナルメンバー二人に託して」と言い残して森ヤンはステージを去り、
苣木が「Rock-a-hula-billy」、キーコが「POGO DANCING」をそれぞれ続けて唄う。
トリオで演奏するというのは初めての試み、森ヤンの体調を気遣ってということかな。
そして「WHY WHY WHY」のイントロとともに、再び森ヤンがステージに登場。
杖をついて出てきたのはシャレなのか?マジなのか? 真相はいまひとつわからず。
ここでスローナンバー「ロメオとジュリエット」。森ヤンの声がよく出ていて、思わず聴き惚れる。
それから「激しい雨が」「LONDON NITE」と、ハードな曲を立て続けに繰り出す。
そして最後は、「KILL THE NIGHT」を演奏して本編は終了。
アンコール、メンバー四人と伊東ミキオが再びステージに登場。
「なんとかこの場所には立てたけど、明日からの様子次第では残りのツアーがどうなるか?
今夜が最後かもわからないので、ちゃんと感じるように」と森ヤンはコメント。
そして始まった「LOOSE GAME」。これほどまでに心に染みたのは初めてかもしれない。
「GARAGE WONDERLAND」から「TOMORROW NEVER COMES」を演奏してひとまず終了。
二回目のアンコールはコージー・マックが加わって、「LET'S GO GARAGE」「HEY !! TRAVIS」。
森ヤンは「みんなの街で聴かせたかった曲」と言って、「STAY CRAZY」を思い入れたっぷりに唄う。
既に20時をかなり過ぎていたのでさすがに終わりかと思いきや、三回目のアンコールに突入。
森ヤンが「虚ろな~街に風が吠え抜ける~♪」と唄い出すと、会場全員が声をあわせる。
「TWO PUNKS」、やはりこの聖地でこの瞬間に聴きたかった曲だ。うーん、たまらない。
最後に「他に何が」が始まると、ステージバックには「達 晃 苣 周」の文字。
結束を新たにした“THE MODS”の思いが、そこに表されているような気がした。
こうしてライブは20時25分ごろ終了。日比谷野音のライブとしては、異例の遅さのような気がする。
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