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2016年10月 1日 (土)

VA「SHINNJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY ROCK OF AGES 2016」中野サンプラザ

今日は中野サンプラザへ、「SHINNJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY ROCK OF AGES 2016
~big beat together with spirits, stay alive~」を観に行く。
いまやROCKの聖地と言えるライブハウス、新宿LOFTが西新宿の小滝橋通りにオープンして40年。
それを記念して中野サンプラザでイベントを開催するという・・・それはやっぱり行っておかないと。
思えば10周年のときは新宿厚生年金会館へ観に行ったなぁ~なんて思い出しつつ中野へと向かう。
開演時間16時の15分前に会場入り。まずは40周年記念写真集とステッカーを購入。
そして自分の席へ。今日の席は1階14列48番。ステージ上手の端だけど、なかなか観やすいポジション。
ステージには市松模様がびっしりと敷き詰められていて、それを見ただけで愛を感じる。

予定より遅れて、16時10分ごろ開演。
司会のスマイリー原島の紹介で、まずは“JUDE”がステージに登場。
なんでも東京でやるのは8年ぶりとのこと。お客さんは一気に総立ちになる。
Drums:池畑潤二、Bass:渡辺圭一、Vocal&Guitar:浅井健一、三人が並んでいるだけで絵になる。
そのサウンドは、感情にヒリヒリと切り込んでくるようなシャープなROCK。
池畑のパワフルなドラムに、渡辺の独特な音色のベースが加わって強力なビートを刻み出し、
ベンジーがギターを自由自在に操りながら、喉を振り絞るような声で唄う。
ひたすらプレイすることに集中したステージ、35分ほどで終了。

セットチェンジをはさんで、16時55分過ぎから“ROLL OVER session”が始まる。
これは、Drums:池畑潤二、Bass:隅倉弘至、Guitar:ヤマジカズヒデ、Guitar:百々和宏、
Keyboards:細海魚の“big beat band”が、ゲストヴォーカルを迎えてセッションするというもの。
まずはイマイアキノブがヴォーカルをとって、「I'm Waiting For The Man」「Hound Dog」を唄う。
ROCKのスタンダードと言える曲ばかり、なかなかツボを押さえたセレクトだ。
弾いていたギターを置き、ハンドマイクで「Louie Louie」を唄ってイマイはステージを去る。
それと入れ替わる形で、黒いハットに全身黒づくめの衣装でチバユウスケが登場。
ギターを激しくかき鳴らしながら、「Cramp Stomp」「Baby, Please Don't Go」を唄う。
極めつけは“The Damned”のナンバー「New Rose」。池畑が叩くこの曲、もぅ~たまらない。
若干構成が怪しいところもあったけど、気持ち的にはかなり盛りあがった瞬間。

続いて17時40分過ぎから、お目当ての“TH eROCKERS”。
先日の渋谷WWW Xと同様、ステージバックに“TH eROCKERS”のフラッグが掲げられて、
Drums:船越祥一、Bass:穴井仁吉、Guitar:角 英明、Guitar:澄田 健、Vocal:陣内孝則がステージに登場。
「聖者が街にやってくる」から始まり、「プライベートタイム」
「ハリケーン娘」「非常線をぶち破れ」と続いていく。
陣内は「LOFT40周年というのに、博多のミュージシャンに偏ったキャスティング」とコメント。確かに・・・。
それから「恋の病」「涙のモーターウェイ」。速いだけでなく、こういうテンポの曲もイカす。
船越がライドシンバルを叩くと、スタジオ盤とまったく同じ音が出るところがスゴイ。
ここで陣内は「俺たちは気まぐれなバンドなので、ひょっとしたら今日が最後になるかも?」と話す。
せっかくバンドとしてのまとまりが出てきたところなのに、これで終わらせるのはなんだか勿体無い。
そんな思いを抱きつつ、「ロックンロール レコード」「可愛いあの娘」「ショック・ゲーム」で演奏は終了。
後で聞いた話では、アンコールがかかれば「セルナンバー8」を演る予定だったとのこと。残念なことをした。

18時25分からは、“ROCK'N'ROLL GYPSIES”のステージ。
Drums:池畑潤二、Bass:市川勝也、Guitar&Vocal:下山 淳、Vocal&Guitar:花田 裕之、
大きな音を鳴り響かせながら、ひたすら淡々とそしてCOOLに演奏を繰り広げていく。
明るく楽しい“TH eROCKERS”のステージとはまったく対照的。だけど、どちらも間違いなくROCKだ。
オープニングの「Love Hurt」以外、すべてニューアルバムの曲という攻め込んだセットリスト。
寡黙な中にも自分たちのROCKを貫き通すバンドの意思が感じられたひとときであった。

19時10分からは“OUR SOUL session”。
再び“big beat band”とゲストヴォーカルとのセッションが始まる。
まずはナッパ服を着た仲野シゲルが登場。いきなり「東京 イズ バーニング」。
おぉ~こいつは嬉しい。しかも歌詞はレコードバージョンのオリジナル。
凄腕バンドをバックにして唄う「東京 イズ バーニング」というのもなかなかイイものだ。
続いて日本語詞の「アナーキー・イン・ザ・UK」。この曲はシゲルの雰囲気にピッタリ。
シゲルはナッパ服を脱ぎ棄て、上半身裸になって「デラシネ」を唄う。
シゲルは「EAST WEST決勝大会」以来の中野サンプラザだと言っていたけど、
そのパフォーマンスはまったくいつも通りであった。
そしてシゲルと入れ替わりで、石橋 凌がステージに登場。
「R&R AIR MAIL」「ダディーズ・シューズ」と、“ARB”のナンバーを続けて唄う。
やっぱりLOFTと言えば“ARB”というイメージもあるからなぁ~。
最後に「AFTER '45」をじっくりと唄いあげて、“OUR SOUL session”は終了。

そして20時になろうとする頃、本日のトリ“菊 ft. 鮎川誠 シーナ&ロケッツ”の演奏が始まる。
オープニングSEが、いつものロケット発射音ではないのは意外。
そんな中、Drums:川島一秀、Bass:奈良敏博、Guitar:鮎川 誠、Vocal:柴山俊之がステージに登場。
一曲目は「キングスネークブルース」。鮎川のブラックビューティがうなりをあげ、
菊は間奏でマイクスタンドを股に挟んで何度も何度もこすりあげる。
それ以降はアルバム「ROCK'N ROLL MUSE」のナンバーを、次々に演奏していく。
個人的にはまだ耳馴染んでいないところもあるのだけれど、ポップで聴きやすい曲ばかり。
特に印象に残ったのは、「山口富士夫に捧げる」と言って演奏した「魔性の剣」。これは心に染みた。
“SONHOUSE”のナンバーから「もしも」を演奏して、「犯罪レベル」で本編は終了。
アンコールは「レモンティー。エンディングを二回、三回と執拗に繰り返す。
期待していた出演者全員によるセッションは無かったけど、最後はみんなステージに登場して挨拶。
「ずっとLOFTでロックンロールが繋がりますように」という鮎川の言葉が印象的だった。
こうして20時50分ごろ、本日のイベントはすべて終了。

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