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2016年11月28日 (月)

仲井戸麗市「「月曜の夜」今日歌いたい唄。」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、仲井戸"CHABO"麗市のライブを観に行く。
週イチで行われるCHABOのソロライブ、四回目の今夜は「「月曜の夜」今日歌いたい唄。」。
6日に行われた一回目のテーマは、「「日曜の夜」今夜歌いたい唄。」だった。
「今夜」と「今日」との微妙な違い・・・その違いを確かめるために会場へ向かった。
16時に仕事を切り上げ、半蔵門線で表参道駅まで行き、そこからブラブラと歩いて会場へ向かう。
開場予定時間18時の10分前に会場へ到着。予定より少し遅れて開場し、整理番号107番で入場。
ステージ下手の一段高くなったスペース、その二列目のソファに座る。
気がつけば四回のうち三回がこの席。すっかり指定席になってるな。

予定より遅れて、19時05分過ぎに開演。
“Dusty Blue Socks”の「Bullfrog」が流れる中、今夜もおニューのシャツでCHABOがステージに登場。
SEがそのままリズムボックスの音に変わり、まずは「風景」から演奏がスタート。
いつもとはちょっと違うオープニング、CHABOは「意外な出方だっただろ」とご満悦。
「Sweet Home MANDALA」でいつもの雰囲気に戻り、アッパーチューンの「祝祭」へ。
「集まれ~男たち! やって来いよ~女たち!」の部分では、お客さんから「Yeah!!」と声があがる。
今夜は圧倒的に女性のほうが元気が良くて、CHABO曰く「やまぶきいろの声」なんですと。
古井戸の「らびん・すぷーんふる」を唄ったあと、“Lovin' Spoonful”つながりで「魔法を信じるかい?」。
エンディングではタッペイくんとモモちゃんの声が流れて、CHABOは思わずニッコリと微笑む。
続いて「サイクリング」。明るく爽やかな曲なのだけれど、なんだか心にグッとくるんだよな。

CHABOは本当にMANDALAが気に入っているようで、今夜もしきりにそのことを話す。
「『MANDALAはアトリエのようだ』と言っていると、俺にMANDALAをくれるかもしれない」
「いやいや、それは悪いよ~」「いやぁ~そうかい?」と小芝居をうったり。
買物はピーコックで出来るし、立地条件がとっても良いのだそうだ。
「ダリの5万分の1ぐらいのシュールさで」という紹介で「Heaven」を演奏したあと、
CHABOは自分がDJをしているラジオ番組「マジカル60'sツアー」について話し、
番組のオープニングの模様を少し流してから「ラジオ」を唄う。まさにピッタリな選曲。
それから先日の“アムリタフェス”で披露した「Scotty Mooreに捧げる曲」を、今夜はひとりで演奏。
Keith Richardsにエレキギターを持つことを決心させたという偉大なギタリストScotty Moore、
CHABOが心からリスペクトしている気持ちがひしひしと伝わってくる。
曲順の間違いをマチャミさんに指摘され、「マチャミ、オレに恨みでもあるのか?」と言うCHABO。
「どういうタイミングでそれ言うの?」というCHABOの質問に、「話の流れを切らないように」とマチャミさん。

「清志郎との国立でのスナップ写真のような曲」と言いながら、古井戸の「コーヒー・サイフォン」。
人身事故で電車が遅れて、清志郎を国立駅の北口で待たせてしまった・・・情景が目に浮かぶ。
ここでクリスマスの話を始めるCHABO。今年は聴けないと思っていたクリスマスソングが聴ける。
ひょっとしてあの曲?と思ったけど、演奏されたのは“THE BAND”の「Christmas Must Be Tonight」。
決して嫌いな曲じゃないけど、やっぱりあの曲が聴きたかったかな。。。
CHABOは「だんだんわかった」を手に取り、その中から「ビートル一人一人達の再来日」を朗読。
そして“The Beatles”のカバーで、「The Long And Winding Road」を弾き語り。
続いて「新宿を語る 冬」。冬の新宿を唄ったこの曲、歌詞がすーっと心に入ってくる。
私にとっても新宿は第二のふるさと・・・思い出がCHABOの唄う歌詞とシンクロする。
「QUESTION」はアルバムに収録されているアレンジではなく、オリジナルのアレンジで演奏。
なんとなくこちらのほうが、CHABOの言葉がストレートに突き刺さってくるような気がする。
「LULLABY」をじっくりと唄いあげたあと、古井戸の「四季の詩」で本編は終了。

アンコール、CHABOはエミ社長に渡されたというスマホを持って登場。
スマホをマイクに近づけ、ちょうど今オンエアされている「マジカル60'sツアー」をみんなで聴く。
そしてまたもや古井戸のナンバー。CHABOの「今日歌いたい唄」は古井戸なのかな?
「オレンジ色のスケッチ」のジャケット写真は小坂 忠の家で撮影したという話をしてから、
そのアルバムに収録されている「終りです」を演奏。アルバムよりちょっとハードな感じ。
「HARVEST」をはさんで、再び古井戸の「落葉の上を」を唄う。
「青い森」時代の古井戸は、“JACKS”や“はっぴいえんど”のカバーをしていたとの話。
続いて、一昨日作ったばかりという新曲「ペンタングル」を披露。
MANDALAはアトリエだから、ここで新曲を試してみたいんだとCHABO。
ちょっとフォーク調だけど、「幸せの値段はいまいくらぐらい?」という歌詞が突き刺さる。

今夜はいつものアンコールという感じでなく、CHABOの言う「第二部」といった趣き。
「Home」をリーディングしたあと、インストルメンタルで「9月の素描」。
CHABOは「四回やったけど、同じ曲やってない。ぜんぶ違う曲でやってきました」と自慢しつつ、
「この曲だけ二回やる」と言って、引き出しから引っ張り出してきたという「遠いSHA-LA-LA」を演奏。
どうしてこの曲だけ二回やろうと思ったのかな? 気になりながらも、いい曲だなぁ~としみじみ・・・。
ここでオマケということで、予定になかったらしい「いつでも夢を」を唄う。
CHABOは「古井戸を唄えるようになったのは時間かな・・・時間って意味あるよね」と言い、
最後に古井戸の「夜奏曲」をしっとりと唄う。
「What A Wonderful World」が流れる中、3時間半におよぶライブは幕を閉じた。

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