今日は“麗蘭”のライブを観るため京都へ。
なんて軽く書いてるけど、今日から30日までの五日間、“麗蘭”が磔磔でライブをやるのだ。
さすがに五日間ずっと参加するわけにもいかず、初日の今日と三日目から五日目に参加。
というわけで、今日は初日。かなりの強行軍で京都へと向かうことにした。
10時40分の新幹線に乗って、京都駅に到着したのは13時ごろ。
ライブの開演まで意外と時間がないので、とりあえず東寺へ行ってみる。
何の変哲もないお寺・・・というイメージだったけど、それが大間違い。
弘法大師とか不動明王とか帝釈天とか、祀られている像が素晴らしくて感動。
15時にいったん今夜泊まる「エルイン京都」にチェックインしてひと休み。
そして16時半過ぎに再びホテルを出て、歩いて磔磔へと向かう。
今回は帰りの事を考えて京都駅前に宿をとったので、けっこう時間がかかってしまった。
それでも16時15分過ぎには磔磔に到着。予定通り16時30分に開場。
今日はソールドアウトしていなかったけど、ほど良い感じで出来上がっている。
予定より少し遅れて、17時05分ごろスタート。
まずはフロントアクトの“ザッハトルテ”。初めて観るバンド。
チェロとアコーディオンがメロディーを奏でる中、線香(?)の炎を抱いた男が入場。
それがすぐさま薔薇の花に変わるというイリュージョン。その人がギターなのね。
いきなりカマしてくれたけど、演奏はしっかりと聴かせてくれる。
たった二曲だけど、インパクトはかなり大きかった。
続いて17時30分から“バンバンバザール”のステージ。
今日はメンバー三人に加えて、スティールギター&ギターとして高木 克も参加。
“バンバンバザール”を見るのはすごく久しぶり。相変わらず唄も演奏もうまい。
リラックスして聴いていられる感じ。だけどそこがちょっと物足りないところでもあったりする。
「“麗蘭”と対バンで磔磔のステージに立つとは思ってもいませんでした」と言いながらも、
“麗蘭”愛・CHABO愛を随所に醸し出しながら演奏が繰り広げられていく。
Leyonaへ提供した「ボーイフレンド」も良かったけど、今日イチはスライダーズのカバー「Angel Duster」。
“バンバンバザール”がスライダーズっていうのは意外だけど、これがとっても良かった。
65分ほどの演奏時間だったけど、たっぷりと満喫することが出来た。
セットチェンジをはさんで、18時45分ごろからいよいよ“麗と蘭”のステージ。
SE「波路はるかに」が流れる中、公平とCHABOが2階の楽屋からおりてくる。
通路までほど近い席なので、ここははやり地の利を活かしてハイタッチ。
一曲目は「たそがれSONG」。ザクザクとアコースティックギターをかき鳴らしての演奏。
“麗と蘭”は久しぶりに観るけど、バンドの“麗蘭”とはまた違った魅力があるな。
セトリはこの前のツアーと一曲を除いて全く変わり、アコースティックの“麗と蘭”ならではの選曲。
「I'm a BAND MAN」「Hey Hey It's Allright」と、懐かしさすら感じる曲に続いて公平のヴォーカル曲。
「僕とCHABOさんならではの選曲ということで」と、Jimi Hendrixのカバーで「風の中のマリー」。
公平の日本語詞のヴォーカルと、CHABOのワウを充分に効かせたギターが素敵だった。
「五日間、ぜんぶ来るヤツいる?」と訊くCHABOに、お客さんはシーンと静まり返る。
次の瞬間、「年末の忙しい時期に毎日来るなんて、手をあげずらいんでしょう」と冷静に言い放つ公平。
CHABOと公平とのこのコンビネーション、なんだかとってもイイんだよなぁ~。
ニューアルバムから「SONG for J. J. Cale」「清掃の唄」を披露したあと「おいしい水」。
ボサノバタッチのこの曲、なんだか心が洗われるような気がしてすごく好き。
続いて再び公平ヴォーカルでもう一曲、「光るゼブラのブギー」。
CHABOはGrecoのフルアコでスライドをガンガンきめ、公平と激しいギターバトルを繰り広げる。
リラックスムードの中にも激しい演奏、こんなCHABOを見たのは久しぶりのような気がする。
気がつけば今夜はクリスマスということで、“The Band”の「Christmas Must Be Tonight」を演奏。
この曲はそれほど好きではなかったのだけれど、今年はその歌詞がグッと胸に沁みる。
公平のバッキングも、随所にクリスマスソングのフレーズが盛り込まれていて美しかった。
「Blue Blue」でコール&レスポンスしたあと、ミディアムテンポの「ミュージック」で本編は終了。
アンコールは、“バンバンバザール”とのセッション。
まずは「ティーンエイジャー」。“麗蘭”ナンバーでなくソロ曲というのが、ちょっと意外。
“バンバンバザール”のヴォーカル福島さんは、新宿の出身で戸山ハイツあたりをうろついていたそうな。
続いて、“バンバンバザール”の「ロックンロール」。これまで座っていたお客さんもここで総立ち。
今夜はまったりと観るつもりが、しっかり汗をかいてしまった・・・。それにしても、暑い!熱い!
ここで“バンバンバザール”のメンバーは退場し、ステージには再びCHABOと公平と二人きり。
「クリスマスの夜に音楽を選ぶなんて最高です」と言う公平に、「どうせみんな振られたんだろ」と言うCHABO。
そして最後は、ライブでは初披露と思われる「サフラン」。“麗と蘭”の雰囲気にバッチリと合っている。
John Lennonの「Happy Christmas」が流れる中、20時25分ごろ演奏はすべて終了。
ライブ終了後は、「べっぴんや」という店で打ち上げ。
しょっちゅう会っている人、たまにしか会えない人、どちらも同じテンションで話せるのが楽しい。
ライブの話から下ネタまで、いろいろなことを話しながら呑んで楽しかった。
大阪組は終電の時間があるというので、23時半ごろおひらき。
ホテルまでの道のりをブラブラと歩いていると、
24時で京都タワーのイルミネーションが消えるらしく、その瞬間を見ることが出来た。
ほどなくしてホテルに着いて、ちょっとだけ呑みなおして眠りにつく。
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