“寒い夏休み”最終日「復活」
“寒い夏休み”最終目。本日のキーワードは「復活」。
代官山・晴れたら空に豆まいてへ、「金子さんと三宅くん」を観に行く。
金子マリと三宅伸治のジョイントライブ、ありそうで無かった組み合わせに心が躍る。
しかも伸ちゃんはインフルエンザからの復活ライブ。無事に復活出来てなにより。
開場時間の18時半に合わせて会場へ。本日はなんと整理番号1番という神番。
当然ながら最前列のマリちゃん前に陣取る。期待していた畳席でないのが残念。
ほど良い感じでフロアが埋まり、開演時間が近づくに連れて期待感はどんどん高まる。
開演予定時間19時30分を少し過ぎたころ開演。
SE「星に願いを」が流れる中、マリちゃんと伸ちゃんがステージに登場。
ステージ上手の椅子に伸ちゃんが座り、下手にマリちゃんがスタンバイ。
オープニングの曲が始まる。マリちゃんは喉の調子を気にして、何度かやり直し。
なんとなく所在なさげなマリちゃん、ちょっと心配になってしまったけど、それは全くの杞憂。
演奏が進むに連れて、マリちゃん本来の温かみのあるクッキリとした輪郭の唄声が響き渡る。
マリちゃんと伸ちゃんは出会って30年ぐらいになるけど、二人で共演するのは今日が初めてとの事。
だけどさすがに息はピッタリで、マリちゃんの唄を伸ちゃんがしっかりとギターでサポートしている感じ。
そんな様子を見ているだけで、なんだかとっても幸せな気分になってしまった。
今夜のライブは二部構成。第1部の前半は、マリちゃんスタンダードという感じの選曲。
「うた」に続いて「WHAT A WONDERFUL WORLD」、マリちゃんのハートフルな唄声に聴き惚れる。
続いて石やんの思い出話を交えつつ、石やんがマリちゃんのために書いたという「真夜中の歌姫」。
そして「アフリカの月」。この曲もすっかりスタンダード・ナンバーとなるつつあるな。
それからRCのナンバーから「セラピー」「エンジェル」。この曲をマリちゃんヴォーカルで聴けるとは・・・。
第1部の後半は、なんとタイマーズ特集。「土木作業員のブルース」「税」「イモ」、これには大盛りあがり。
マリちゃんはノリノリで唄いまくり、伸ちゃんはギターでザクザクとリズムを刻む。
「タイマーズのテーマ」で盛大なフィナーレを迎え、第1部は50分ほどで終了。
20分ほどの休憩をはさんで、20時45分ごろ第2部が始まる。
第2部は清志郎ナンバー中心。「カモナ・ベイベー」「高齢化社会」「恩赦」と、意外なところを突いてくる。
MCも清志郎の話が中心となり、「40歳のときに「高齢化社会」という曲を書いていたのがスゴイ」とか、
「恩赦オンマイマインド~♪ってすごい歌詞だよね」とか、マリちゃんならではのツッコミ。
中でも清志郎が伸ちゃんの結婚式で仲人をしたとき、いろいろな出し物の練習で忙しくて、
仲人の席に全然居なかったという話には爆笑。とても清志郎らしい感じがして、伸ちゃんもニッコリ。
「SOSO」をしっとりと唄いあげたあと、いよいよぶっ飛ばしタイムに突入。
伸ちゃん定番の「たたえる歌」から、RCナンバーで「ドカドカうるさいR&Rバンド」「ミッドナイト・ブルー」。
お客さんは総立ちになって大盛りあがり。もう言う事ナシのサイコーの流れ。
最後に「何もなかった日」をみんなで唄って、第2部の本編は終了。
アンコールに突入して、一曲目は「彼女の笑顔」。
この曲は清志郎の作品だけれど、マリちゃんが確実に唄い継いで行ってくれてるような気がする。
そして最後は「I LIKE YOU」。ちょっとだけスローテンポなのが、今夜の二人にピッタリとはまっている。
演奏が終了するやいなや、流れてきたのは清志郎が唄う「雪どけ」。
これはもぅ~反則! 今夜確実に来ていたであろうあの人への想いが、一気に頂点へと昇り詰める。
曲が終わるまで立ち上がる事が出来ず、その場でじっと固まり続けていた。
こうして21時55分過ぎ、ライブはすべて終了。
終演後「立道屋」へ行こうとしたけど満席だというので、中目黒の「大樽」で打ち上げ。
どこぞの大衆食堂といった雰囲気の店、突っ込みどころも多々あったけどなかなかイイ感じ。
閉店時間の23時半まで、短期に鋭く楽しい打ち上げ。
東横線で渋谷へと移動し、友達二人とともに「33回転」へ。
既に24時を廻っていたので、ちょうどいい具合にお客さんが帰ったところ。
カウンター席に座ってレコードを聴きながら、お酒をチビリチビリとやる。
やっぱりレコードはいいなぁ~。音がとってもあたたかい。
最後はRCサクセション特集にしてもらい、閉店時間の2時とともにおひらき。
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