佐藤研二&早川岳晴「チェロとコントラバス 情熱の低音二重奏」荻窪 ROOSTER North Side
今日は荻窪 ROOSTER North Sideへ、
佐藤研二&早川岳晴「チェロとコントラバス 情熱の低音二重奏」を観に行く。
佐藤研二は元“マルコシアス・バンプ”のベーシスト、そのサトケンが“ベースGOD”早川さんとデュオ、
しかもチェロを弾くというのだから、いったいどんなライブになるのか?まったく想像がつかない。
荻窪へ行くのは何年ぶり? ほとんど記憶に無いというか、まったく印象が無い。
せっかくなのでしばらく駅前あたりをブラブラしてから、北口からちょっと離れた会場へ。
19時20分ごろ会場入り。ステージ上手、壁際のテーブル席に座る。
スペースに余裕があって、すごく好きな雰囲気。
ビールとソーセージの盛り合わせをオーダー。なんだかとっても居心地がいい。
ほぼ予定通り、20時過ぎに開演。
今宵は低音二重奏ということで、思い切り低い声で紹介する店員さんが笑える。
ステージ上手にコントラバスを構える早川さん、ステージ下手にチェロを構えるサトケンさん。
サトケンさんは「客席をもう少し明るくして欲しい」とリクエスト。あ、そういう感じか。
演奏は、Roland Kirkの「Volunteered Salvery」からスタート。
いきなりドJAZZのインストナンバーに内心ちょっとばかりたじろいだけれど、
弓弾きと指弾きを使い分ける二人のプレイにグイグイと惹き込まれていく。
ヘッド部分の弦を弾いたり、ボディをパーカッションのように叩いたり、
チェロとコントラバスから出ているとは思えないような音が曲にアクセントをつける。
本日のライブは、1ステージ50分の2ステージ制。
サトケンさんが進行する形で、早川さんがそれに突っ込みを入れていく。
饒舌で面白いトークのサトケンさんに対して、ボソボソと喋る早川さんもまた面白い。
インストナンバー中心のセットリストの中、早川さんは「You Gotta Move」を唄う。
唄が短いので後半は日本語で、「Yahoo!の翻訳ページで直訳したままで唄います」と早川さん。
サトケンさんはJohn Lennonの「カモと一緒に」を唄う。何のことかと思いきや、「Come Together」なのね。
演奏された曲の中で一番印象に残ったのは、第2部本編ラストのJohn Dowland「今こそ別れ」。
本来はバロックの弦楽四重奏の曲を、チェロとコントラバスだけで完璧に表現。
なんとも言えない素敵で物哀しい旋律に、思わずグッと来てしまった。
アンコールは、ベーシスト二人が揃えばということで「Spoonful」。
低音好きにはたまらない、とっても素晴らしいライブだった。22時20分ごろ終了。
ライブ終了後、サトケンさんが私の席にやって来てくれたので、しばらく話をする。
と言うより、サトケンさんがいろいろな話をしてくれて、ちょっとしたインタビューという感じ。
サトケンさんは30歳からチェロを始めたとか、ベースのアルバムを11枚出しているとか、
それぞれのアルバムの録音方法を事細かくとか・・・いやぁ~勉強になりました。
最後に早川さんとちょっとだけお話をして、店をあとにする。
せっかく荻窪へ来たので、駅前の「串カツ田中」で呑んでいくことにする。
ありがちな大阪風の串カツ屋だけど、ゆったりと呑めて意外と良かった。
調子に乗って呑み喰いしていたら、すっかりお腹イッパイになってしまい、24時過ぎにギブアップ。
明日は午後出社にしたので、次の店へ行っても良かったのだけれど、
さすがにもう呑み喰いすることは出来そうにないので、そのまま終電に乗って帰宅。
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