リクオ「HOBO CONNECTION 2017」名古屋 TOKUZO
今日は名古屋 TOKUZOへ、「HOBO CONNECTION 2017 ~Good Music Good Singing NAGOYA~」を観に行く。
リクオが主催するこのイベント、今年は全国で10公演が繰り広げられている。
名古屋はCHABOと竹原ピストルという組み合わせ、いったいどんなライブになるのか楽しみ。
東京駅12時50分発の新幹線に乗り込み、名古屋に到着したのは14時半ごろ。
ものすごい暑さに一瞬たじろいだけど、とりあえず駅前の「BANANA RECORD」で発掘作業。
その結果、“MARTHA & THE VANDELLAS”のファースト&セカンドアルバムの2in1CDを衝動買い。
そして15時半ごろ、今夜泊まる「名古屋駅前モンブランホテル」へチェックイン。
しばらく部屋で休んだあと、地下鉄東山線に乗って今池駅へと向かう。
17時ごろ今池駅に到着。開場まで時間があるので、あたりを散策してから会場のTOKUZOへ。
予定通り18時に開場。整理番号154番でどうしようかと思ったけど、ステージ下手の最前列を確保。
だけどスピーカーの真ん前だから、キーボードとベースは完全に見切れている。
それでもCHABOはバッチリと見えそうなので、今日はCHABOだけを凝視する作戦にする。
予定より遅れて、19時10分ごろ開演。
まずはDrums:小宮山純平、Bass:寺岡信芳、PedalSteal:宮下広輔、そしてリクオがステージに登場。
お馴染みの曲から新曲まで、まずは“HOBO HOUSE BAND”のみで4曲。
リクオのニューオリンズっぽいピアノがイカす。ココからはほどんど見えないけど・・・。
バンドもゴキゲンなグルーヴで、TOKUZOの濃密な空間を溢れんばかりに埋め尽くしていく。
そしてリクオに呼び込まれて、竹原ピストルが登場。黄色いTシャツが似合ってる。
バンドをバックに「Forever Young」を唄ったあと、竹原ピストルの弾き語りコーナー。
「アメイジング・グレイス」をじっくりと聴かせ、「みんなやってるか」で盛り上げる。
やっぱりこのあたりのステージ運びは、さすが百戦錬磨という感じで上手いな。
再びバンドで「俺のアディダス」を演奏して、ピストルはひとまず退場。
そしてリクオの「俺たちのCHABO~!」という紹介で、CHABOがステージに登場。
このところCHABOはサングラスをかけてプレイしていたけれど、今夜は久しぶりの素顔。それだけで嬉しい。
演奏は「オーイっ!」からスタート。ちょっと意外な選曲だけど、骨太のROCKという感じでイカす。
CHABOは「リクオのおかげでいろんなミュージシャンに出会えた」と嬉しそうに話す。
とりわけペダルスチールの宮下広輔がお気に入りの模様。「自分の息子みたい」とベタ惚れ。
続いてオリジナルキーで「君が僕を知ってる」。ヴォーカルはキツそうだけど、この方が弦の鳴りが断然イイ。
そしてChuck Berryの「Rock And Roll Music」、エンディングでCHABOはダックウォークを披露。
ここでバンドは退場して、寺岡と広輔と一緒に「Harvest Moon」。ペダルスチールの音色がすごく効果的。
TOKUZOの楽屋に入るところにNeil Youngのポスターが貼られているのを、CHABOは見たのだろうか?
それからCHABOはピストルと二人で「浅草キッド」を演奏。マンドリンをつま弾くCHABO、古井戸みたい。
「お姉さんが大のRCファンで、今日のことを褒めてくれるだろう」と話すピストル。
それから「主犯格・リクオとやらせてくれ!」とCHABOは言い、リクオをステージに呼び込む。
リクオは「ここからはあの世とも繋がって行きたいと思います」と言って、「胸が痛いよ」を唄う。
続いて、再びバンドで「Little Wing」。この流れは、もちろんあの人へ捧げる演奏。
「Little Wing」では、CHABOはテレキャスを弾きまくり、後半はペダルワウを駆使してのプレイ。
CHABOの鬼気迫るギタープレイに思わず固まる。それぐらい魂の込められた演奏。
リクオは「僕は今年51歳。17歳×3で三回目の思春期を迎えています」と話したあと、
自身のナンバー「永遠のロックンロール」と「ブルーハーツが聴こえる」をプレイ。
あの頃の自分と現在の自分・・・両方のことを思いながら、ノスタルジーでない何かを感じる。
そんなリクオの唄を、ギタリストに徹してサポートするCHABO。これがまた最高にイイ。
ここで更にピストルが加わって「明日なき世界」。ピアノから始まるアレンジが斬新。
ピストルのヴォーカルで「よー、そこの若いの」を演奏したあと、“THE BLUE HEARTS”の「青空」。
まさかCHABOがブルーハーツを弾くとはねぇ~。ちょっとビックリしたけど、ゴキゲンなフィナーレ。
アンコールに突入して、リクオはちょっと長めのMC。
いろいろな想いが込みあげて来たのか、いつにも増して饒舌に感謝の言葉を述べる。
そして始まったのはリクオが唄う「アイノウタ」。ここでもギタリストに徹するCHABOがイイ。
更にピストルが加わって、最後の曲は「いい事ばかりはありゃしない」。
まずはCHABOがヴォーカルをとり、途中からピストルとリクオがヴォーカルをまわす。
すごくBLUESなフィーリングに溢れた演奏、とっても心に染みた。
こうして21時10分ごろ、演奏はすべて終了。
ライブ終了後、地下鉄東山線に乗って名駅まで戻り、駅前の「鶴八」で呑む。
手羽先や味噌串カツといった名古屋名物をつまみに、ビールと酎ハイと日本酒。
しっかりと満喫して、23時40分ごろホテルへと戻る。
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