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2017年5月13日 (土)

VA「Welcome Home to TAKUTAKU!! 百年の古都"蔵」京都 磔磔

7時に起床。いつも通り、意味もなく早起きな旅の朝。
テレビを観ながらのんびりと支度して、11時前にはチェックアウト。
そのまま「千房」へ行って、朝食兼昼食のお好み焼き with Beer。
「千房」は東京にもある有名店だからどうかな?と思っていたけど、
これがまたフワッフワの焼き加減で、美味しいったらありゃしない。さすが本場!大阪。
1時間ほど満喫して御堂筋線に乗り込み、西中島南方駅で乗り換え。
いろいろと聞いていたけど、「にしなかじまみなみがた」は意外と普通の街だった。
南方駅から阪急京都線に乗って、京都の河原町へ着いたのは13時半過ぎ。
一週間ぶりの京都・・・。こんな経路で来るのは初めてかもしれない。
鴨川沿いをちょっと散策したあと、中古盤屋「HOT LINE」を覗いてみる。
今日のところは特に収穫は無く店を出ると、隣に「WORKSHOP RECORDS」なる中古盤屋を発見。
ここもまたオレ好みの品揃えで、これからちょくちょく通いたいと決心する。
15時半ごろ今夜泊まる「京都セントラル・イン」へチェックイン。
ここには何度も泊まっているので、勝手知ったる他人の家という感じ。

しばらく部屋で休んだあと、16時40分ごろ出かける。
今夜は磔磔で、「Welcome Home to TAKUTAKU!! 百年の古都"蔵」があるのだ。
磔磔は今年で築100年ということで、昨日から4日間連続の記念イベント。
2日目の今夜は、“麗蘭”と竹原ピストルと“スリッカーズ”との共演。
17時ちょうどに開場して、整理番号A-178番で入場。順番的にはかなり後の方だ・・・。
本日はオールスタンディング、転換に備えてステージ下手の花道にはフェンスが設置されている。
そのフェンスにもたれるような位置にポジショニング。結果的になかなかの好位置。
ステージではマチャミさんがチューニング・・・ということは“麗蘭”がトップということか!

予定通り、17時30分開演。
SE「波路はるかに」が流れる中、花道を通って“麗蘭”のメンバーがステージに登場。
このところ気になっているCHABOのサングラス、今夜もしっかりとかけられている。
演奏は「ミッドナイト・ブギ」から始まり、久しぶりの「Hustle」へと続く。
さすが磔磔の濃密な空間、音が洪水のようにこちらへ迫ってくる。
CHABOが「磔磔100年、よくもったな~」とお祝いの言葉を述べたあと、
公平がヴォーカルの「クレージー・ホース」。唄い出しの歌詞が微妙に変化している。
公平はギターを弾きながらステージ前方へにじり出る。いつも以上にノリノリでグイグイッと。
築100年を祝って“The Beatles”の「Birthday」をさわりだけ演奏してから「Yes We Can」。
早川さんのベースがブンブンとうなり、CHABOと公平のギターが華やかな彩りを添える。
「今年の漢字・・・」の部分は、Chuck Berryに捧げるような歌詞に変えられている。

続いて、そのChuck Berryのカバーで「Come On」。日本語の歌詞がなかなかイカす。
それから、Johnny Winterに捧げるハードなブギー「Go Johnny Go」。
今夜のCHABOはいつものようにテレキャスでプレイしていたけれど、
この曲と前半で演奏した「クレージー・ホース」のみGrecoのフルアコSW-2000Sを使用。
再び公平のヴォーカルで「太陽のシェリー」を演奏したあと、「紅 く・れ・な・い」をじっくりと聴かせる。
間奏では、CHABOと公平のギターががっちりとからみ合う。肩を寄せるようにしてギターを弾く二人が、
たまらなく絵になる。そして磔磔はものすごく音がイイことを、ここで改めて実感。
早くもラストナンバーの「Get Back」となり、大盛りあがりのままフィナーレを迎える。
1時間ほどの短い演奏時間だったけれども、大満足のステージであった。

セットチェンジをはさんで、18時50分ごろ竹原ピストルがステージに登場。
竹原ピストルのライブを観るのは二度目だったか? 決して嫌いなタイプではない。
アコースティックギターをかき鳴らしながら、汗だくになってひたすら唄うスタイル。
曲によって心に入ってくる曲とそうでない曲とがあるけれど、唄に対する言わば「誠意」を感じる。
「黄色い声の声援が無いまま5曲目を迎えます」とか、「前の女性がオレの腕を凝視しているので、
意味もなく余計に動かしてみました」とか、そんなところも正直でイイなぁ~と思う。
気がつくとほとんど聴いたことがある曲のような気がする。それだけにとっても楽しめた。
最後に一編の詩を朗読して、50分ほどでステージは終了。

そして19時55分ごろ、本日のトリ“スリッカーズ”の演奏が始まる。
磔磔の大将、水島さんがドラムを担当するバンド。個人的には初めて観る。
ドラム、パーカッション、ベース、ギター、サックス、ヴォーカルという6人編成。
ゆる~い感じのブルース、なんだかとっても心地よく響いてくる。
それでもベースはブリブリだし、サックスは強力だし、ヴォーカルはちょっと北京一みたい。
この頃になるとフロアに若干の余裕が出来ていて、音に合わせて自由に身体を揺らす。
なんだかとってもフリーダムな空間。磔磔の雰囲気と相まって、本当に最高!としか言いようがない。
そしてライブ後半には、Bo Diddleyの「Crackin' Up」が飛び出す。
ちょっと脳天気なサウンド、なんとなく“BO GUMBOS”を思い出してしまった。
次に演奏された「Mona」のゲストでうつみようこが登場すると、その思いはますます加速。
“BO GUMBOS”の磔磔ってこんな感じだったのかな?と、ひとり感傷にふけってしまった。

アンコールに突入し、ステージには“スリッカーズ”のメンバーが登場。
本日の出演者をひとりひとり呼び込むということで、“麗蘭”のメンバー、竹原ピストル、
うつみようこに加えて、近藤房之助と金子マリが登場。これにはビックリだけど、嬉しかった。
そして「Iko Iko」をセッション。ますます“BO GUMBOS”っぽい展開に、たまらず踊りまくる。
こうして20時30分過ぎ、本日のライブはすべて終了。

ライブ終了後は、いつものように「あんじ」で打ち上げ。
いつも通りいろいろな話をしながら、楽しく呑み喰いする。素敵な時間。
流れ解散のような感じで徐々に人が減って行き、閉店時間の2時におひらき。
シメに木屋町の「G麺」でカレーうどんを食べて、3時近くにホテルへ戻る。

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