仲井戸麗市 with 早川岳晴「大人になっても、こどもの日だぜぃ。Yea~h!」横浜 THUMBS UP
7時に起床。意味もなく早起きな旅の朝。いつも通り。
そのままテレビを観ながら、ウダウダと時間を過ごす。
10時40分にチェックアウト。新京極のアーケード街を、しばらくブラブラと歩く。
中古盤屋「SUPER MILK」がもう営業していたので、しばし発掘作業。今日のところは収穫ナシ。
そして11時になると同時に、行きつけの蕎麦屋「常盤」へ入って、ビールとにしんざる。
あいかわらず美味しいお蕎麦、隣のお寺から鐘の音が聞こえ、風情があってイイ。
帰りの新幹線まであまり時間が無いので、30分ほどで食事を済ませて地下鉄で京都駅へ。
予定通り12時35分発ののぞみに乗り込み、帰路につく。
ところが今日は、コレで終わらない。
今夜はTHUMBS UPで、仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴「大人になっても、こどもの日だぜぃ。Yea~h!」。
新横浜駅で新幹線を降りて、そのまま横浜線で横浜駅へと向かう。
15時前には横浜に到着。開場時間の16時まではかなり時間があるので、あたりを散策。
会場からほど近い「ダイエー」に「レコファン」を発見。記念に“ヴァージン・ヴィズ”のシングルを購入。
そろそろ開場時間が近づいてきたので、再び会場のTHUMBS UPへと戻る。
予定通り16時に開場して、整理番号A-070で入場。ステージ上手三列目の席をゲット。
17時ちょうどに開演。まずは“バンバンバザール”のステージ。
Bass&Chorus:黒川 修、Vocal&Guitar:福島康之、そしてサポートのGuitar:高木 克。
演奏は「君とコーヒー」でスタート。歌詞が“憂歌団”や加川良へのオマージュになっていた。
軽快なトークを交えつつ、カントリータッチのほんわかとしたナンバーを繰り広げていく。
いつも通りと言えばいつも通り、安定した演奏といえば安定した演奏というところ。
高木さんがスチールギター、マンドリン、テレキャスを使い分けて、曲に色をつける。
それでもやっぱりテレキャスがカッコいいな。高木さんは絵になるギタリストだと思う。
途中、フロア後方で観ていたLeyonaがステージに呼び込まれ、「ボーイフレンド」をセッション。
この曲は大好きな曲、それをLeyonaのヴォーカルで聴けるとはかなり得した気分。
ちょうど1時間の演奏時間で、20時ちょうどに終了。
休憩時間をはさんで、18時20分からいよいよCHABOと早川さんのステージ。
フロア後方の楽屋から客席の間を抜けて、ステージに向かうCHABOと早川さん。
CHABOはサングラスをかけて登場、そのまま最後まではずすことなくプレイ。
一曲目は「You Gotta Move」。CHABOと早川さんが交互にヴォーカルをとる。
続いて「ブルース 2011」。早川さんの5弦のアップライトベースがブンブンと唸る。
サムズアップ19周年ということで、「19回目の神経衰弱・・・」とつぶやくCHABO。
そして「手拍子をするかどうかは曲調で判断しなさい」とCHABOに諭されながら「祝祭」。
「いいなぁ~ゴールデンウィーク。お前ら、帰りに渋滞に引っかかればイイ」と、CHABOはいつになく辛口。
早川さんはウッドベースに持ち替えて「つぶやき」。CHABOはアムリタのアコギをメインで使用。
ここでCHABOは、サムズアップ19周年を祝うマイナーブルースを披露。
「よこはま~たそがれ~」の唄い出しから「サムズアップ19周年おめでとう~♪」と唄ったものの、
途中から「ゴールデンウィークなのに働いている~この不条理!」となる思いもよらぬ展開。
「ま、いずれにせよ」で超絶的なプレイを二人で繰り広げた後、
Bobby Charlesのカバーで「I Must Be In A Good Place Now」を演奏。
CHABOは新宿出身のミュージシャンを集めて“新宿ブラザーズ”を結成したいと話し、
「キーボードがいないと思ったら坂本龍一が新宿高校出身!」と・・・個人的に嬉しいです。
それからChuck Berry、The Beatlesに捧げる「Rock And Roll Music」。
エンディングでCHABOはちょっとだけダックウォーク。もうちょっと見たかった。
それにしてもCHABOのカバーは、カバーという範疇を完全に超えている。
自分が好きで影響を受けた曲を最高にカッコいいアレンジにして、
単なる訳詞ではない自分の想いを込めた歌詞にして曲に乗せる。
まさにこれこそ音楽への自分史の反映・・・。だから聴いていて心惹かれるんだな~と思う。
続いて「BLUE MOON」。CHABOのギターと早川さんのベースとのユニゾンがバッチリと決まる。
「やせっぽちのブルース」では、早川さんのランニングベースがグイグイと曲を引っ張る。
間奏では弓弾きでのベースソロ。Bass Godの超絶プレイ。これは初めて見たかもしれない。
「BLUE MOON」のイントロでも弓で弾いていたし、今夜の早川さんは弓弾きが印象的。
そんな早川さんの弓弾きから始まったのは、本編最後の曲「ホーボーズ・ララバイ」。
CHABOのギターと早川さんのベース、ウッディーであたたかい響きがフロアを包み込む。
アンコールに突入し、“バンバンバザール”のメンバーに続いて早川さんとCHABOがステージに。
福島さんの「CHABOさんの大好きな曲唄います~」という紹介で「ティーンエイジャー」が始まる。
CHABOがステージにLeyonaを呼び込み、ヴォーカルはもっぱらLeyonaに託す。
立ち位置の定まらないLeyonaは福島さんのマイクを使って唄うのだが、
ちょっと高い位置にセッティングされているため、背伸びしながら唄う様子がたまらなくイイ。
福島さんは「僕たちが主催している『勝手にウッドストック』というイベント向けのリハーサルで、
CHABOとムッシュが偶然顔を合わせた瞬間を見た」という話から、かまやつひろしの「どうにかなるさ」。
このあたりの展開、福島さんは上手いなぁ~と思う。今日一番、心にグッとくる場面だった。
福島さんは「好きなホーボーソングのひとつ」というような言い方もしていたな。
続いて「いい事ばかりはありゃしない」。出演者全員でヴォーカルまわし。
高木さんがテレキャスでスライドを弾いているのが、なんだかとっても良かった。
最後は“バンバンバザール”のナンバー、新宿のことを唄った「ロックンロール」。
ほんわかとした盛りあがりの中、20時ちょうどに演奏はすべて終了。
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