三宅伸治「真夏の夢 どっぷりと3days」京都 磔磔
今日は「山の日」で休みなので、今週末は三連休。
それを利用して、京都~名古屋を股に掛けたライブ遠征を企画。
世間的にはお盆の入りという事もあり、新幹線が軒並み満席でかなり焦ったけど、
マメに空席確認して予約することが出来たので、12時30分発ののぞみに乗っていざ出発。
14時41分、京都駅に到着。東京は涼しかったのに、京都はものすごいムシ暑さ。
いつもなら四条までブラブラと歩くところだけど、今日のところは地下鉄で移動。
「Joe's Garage」で中古盤を漁って、15時半過ぎに今夜泊まる「コープ・イン・京都」へチェックイン。
今夜のライブの開場時間までは少し余裕があるので、部屋にしばらくこもってクールダウン。
16時半過ぎに再び出かける。
今夜は磔磔へ、「三宅伸治 真夏の夢 どっぷりと3days」を観に行く。
今日から三日間行われる3daysの一日目、今宵は鮎川 誠と友部正人を迎えてのステージ。
開場時間の5分前に会場へ到着し、整理番号C4番で入場。
席はけっこう埋まっていたけど、ステージ下手の三列目がぽっかりと空いていた。
Marshallのアンプがちょうど真ん前に見える。鮎川の正面のポジション、こいつはラッキー。
予定より少し遅れて、18時05分過ぎ開演。
まずは伸ちゃんがひとりステージに登場して、アコースティックギターを弾きながら「It's All Right」。
「ボクのわがままで、今夜はフォーク界の王様とロック界の王様が一同に会したスゴい夜になると思います。
どうぞ感じ取ってください」と伸ちゃんは言い、友部正人をステージに呼び込む。
そして二人で「雨の降る日には」。友部さんの冒頓とした唄声に、伸ちゃんが張りのある声でコーラス。
「曇り空」を唄ったあと「はじめ僕はひとりだった」。畳みかけるような二人の唄声、胸に染みる。
次の「大阪へやってきた」は友部さん流のブルースという感じ。高いテンションの演奏に惹き込まれる。
ここで伸ちゃんと入れ替わる形で、鮎川 誠がステージに登場。友部さんと鮎川、スゴい組み合わせ。
鮎川がブラックビューティをかき鳴らし、友部さんがブルースハープを吹いて「盗っ人」を演奏。
続いて友部さんのナンバーで「From Brooklyn」。唄に合わせてギターを弾く鮎川・・・絵になる二人。
そして更に伸ちゃんが加わって、友部さんのレパートリーから「戦死」を三人で演奏。
友部さんはリーディングするような感じで唄い、鮎川はレスポールで強力にバッキングする。
いささかラフで自由な鮎川のプレイ、それを伸ちゃんが上手いことサポートするような演奏。
いつもなら伸ちゃんが言う「今日は二部構成でたっぷりと演ります」というセリフを鮎川が言い、
第1部のラストは“Rolling Stones”の「Just Your Fool」。19時05分ごろインターバルに突入。
19時20分ごろ第2部開始。ステージには、伸ちゃんと鮎川。
John Lee Hookerの「Boom Boom」から始まり、Chuck Berryの「Carol」とゴキゲンな選曲。
そして始まったのは「ビールスカプセル」。誰と一緒であろうがブラックビューティさえあれば、
“SHEENA & THE ROKKETS”のいつものサウンドになってしまうところがサスガだ。
次に演奏された「ホラ吹きイナズマ」も然り。鮎川の熱いプレイに、目はすっかり釘づけ。
ここで友部さんが加わり、伸ちゃんのわがままという紹介で友部さんの「一本道」を演奏。
友部さん、伸ちゃん、鮎川の順番でヴォーカルをまわす。それぞれが辿ってきた一本道に想いを馳せる。
不器用そうな鮎川の唄声が、心にグッと深く突き刺さってくる。なんだかスゴイもの観ている。
続いて「You May Dream」。鮎川はいつもの調子で唄うけど、伸ちゃんはオリジナルKEYで合わせる。
それがなんとなくシーナの唄声に聴こえてきてしまい、グッと胸が熱くなってしまった。
続く友部さんの「僕は君を探しにきたんだ」も、三人で順番にヴォーカルをとる。
そして最後は「レモンティー」。しつこいエンディングもいつも通り、Rock'n'Rollな雰囲気のまま終了。
アンコールに突入し、友部さん、鮎川、伸ちゃんに加えて、磔磔のボス:水島さんがステージに。
そして“Rolling Stones”のナンバーから「Love In Vain」。このメンバーでこの曲が聴けるとは驚き。
「友部さんはBob Dylanのレコードだけでなく、“Rolling Stones”の「Let It Bleed」も持っとる」と鮎川。
そしてBob Dylanの「Like A Rolling Stone」。伸ちゃんが弾いているリゾネーターギターはエレクトリック?
ほんわかとした音色が、曲に妙にマッチしている。ヴォーカルはもちろん三人で交互に。
最後は「(I Can't Get No) Satisfaction」で盛りあがって、演奏はひとまず終了。
セカンドアンコールとなり、「夕日は昇る」を三人で演奏して、20時45分過ぎにすべて終了。
| 固定リンク
コメント