甲斐バンド「KAI BAND TOUR かりそめのスウィング 2017」戸田市文化会館
今日は戸田市文化会館へ、甲斐バンド「KAI BAND TOUR かりそめのスウィング 2017」を観に行く。
2014年以来となる“甲斐バンド”の全国ツアー、本日はその初日。
戸田は思っていたよりも近く、新宿から埼京線に乗って20分ほどで到着。
駅から10分ほど歩いて会場へ。昔ながらのコンサートホールという雰囲気。
今日の席は、2階30列46番。30列というのにはビックリしたけど、実は1階席から連番になっていた。
こじんまりとしたホールだからステージはかなり近く、傾斜が急でとても見やすい。
予定より遅れて、16時15分ごろ開演。
ステージ下手から輝くスポットライトに照らされて、メンバーがステージへ。
Drums:佐藤強一、Percussion:Mac清水、Bass:岡沢 茂、Guitar:稲葉政裕、Keyboards:前野知常、
Guitar&Drums:松藤英男、Guitar:田中一郎、そしてステージ後方からVocal:甲斐よしひろが現れる。
今回のツアーは、7月に発売されたオールタイム・ベスト・アルバム「Best of Rock Set かりそめのスウィング」の
全収録曲を収録曲順で演奏するというもの。オープニングは「地下室のメロディー」。
「やっと今夜を迎えることが出来ました。素晴らしい夜にするために、みんなで一緒に楽しみたい」と
甲斐は挨拶したあと、「HERO(ヒーローになる時、それは今)」「ちんぴら」「きんぽうげ」と続く。
それから「裏切りの街角」「ダニーボーイに耳をふさいで」を演奏してから「ビューティフル・エネルギー」。
これまでドラムを叩いていた松藤がギターを弾きながらヴォーカルをとる。この曲、好きだなぁ~。
そして「フェアリー(完全犯罪)」を演奏したあと、「BLUE LETTER」を切々と唄いあげる。
ここでアコースティックセットとなり、「かりそめのスウィング」からメンバー紹介をはさんで「安奈」。
このあたりのナンバーはやっぱり胸に染みる。気分はなんとなくクリスマスという感じ。
再びバンドセットに戻って、「グッドナイト・ドール」を演奏してから「非情のライセンス」。
この曲はテレビドラマ「キーハンター」のテーマ曲。アルバムよりもイイ感じの演奏だ。
「Blood in the Street」から「氷のくちびる」「ポップコーンをほおばって」と続くと、ライブも既に終盤。
この流れはいつも通りだけれど、これでないと“甲斐バンド”という感じがしない。
更に「冷血(コールド・ブラッド)」「破れたハートを売り物に」と続けて演奏して本編は終了。
アンコールは「感触(タッチ)」からスタート。この曲も大好きな曲、思わず一緒に唄いまくる。
ひとしきり唄ったあと、「前から思っていたけど、今日真実が明らかになった。
『タッチ!』とバンドが唄って、なんでお前らが『夜にまぎれて~』と気持ちよく唄い出すんだよ。
普通は『タッチ!』と唄うだろ。百人に一人ぐらい『タッチ!』と唄うヤツがいるけどね」とぼやく甲斐。
確かに“甲斐バンド”のライブは、お客さんの唄う率が異常に高い。それが楽しみのひとつ。
「もう一回!」というお客さんの声をスルーして、「漂泊者(アウトロー)」を唄ってひとまず終了。
二回目のアンコールは、「レイニー・ドライヴ」と「ラヴ・マイナス・ゼロ」。
演奏が終わると、メンバー全員がステージ中央に並んでカーテンコール。
「あれ?アルバムラストのあの曲は?」と思っていると、「最後の夜汽車」のイントロが流れ出す。
「最後の夜汽車」は演奏するのではなく、クロージング・ナンバーとして流れるという意表を突いた展開。
ちょっと肩透かしという感も無くはないけど、みんな最後までじっくりと聴き入っていた。
こうして18時20分ごろ、ライブはすべて終了。
| 固定リンク
コメント