VA「なつかしい×あたらしい なにわブルースフェスティバル2017」なんばHatch<Day-1>
今週末は三連休を利用して大阪へ遠征。
東京駅12時13分発の新幹線に乗り込み、新大阪駅に到着したのは15時ちょっと前。
豊橋あたりで降り出した雨が、地下鉄でなんばへ着くころには土砂降りに・・・。
なるべく濡れないような道を選びながら、今回泊まる「ビジネスホテル菊栄」へチェックイン。
ここは初めて泊まるホテル。冷蔵庫やテレビが小さいと突っ込みつつも、それなりに快適な部屋。
しばらく部屋で休んだあと、16時過ぎに再び出かける。
今日はなんばHatchへ、「なつかしい×あたらしい なにわブルースフェスティバル2017」を観に行く。
「なにわブルースフェスティバル」は去年から始まり、今年で二回目の開催となる。
去年はCHABOが出演する事もあって参加したけど、とても楽しかったので今年も参加する事にした。
今日と明日の二日間、いろんなミュージシャンの奏でるさまざまなブルースを堪能したい。
雨を避けるため慣れない地下街をさまよいながら、16時40分ごろ会場に到着。
今日の席は1階E列25番。前から五列目のややステージ上手寄り。通路際で申し分のないポジション。
予定より遅れて、17時10分ごろ開演。
まずは有山じゅんじと清水 興、そしてポスターのモデルになっている前・浪速区長さんとクリエーターさんが
ステージに登場。ゆる~りとした雰囲気で、有山さんが「You Gotta Move」を唄い出す。
元・浪速区長さんはセミアコのギター、クリエーターさんはバイオリンをプレイ。
去年は弾いているフリだったけど、今年はそれなりに弾いてる。ギターソロまで飛び出す。
続いて「ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる♪」して、“なにわブルージーズ”の演奏は終了。
今年もまた、男女の司会者が進行する中、それぞれの演奏が繰り広げられていく。
次は“OSAKA ROOTS”。ドラム、ベース、ギター、キーボード、サックスという編成。
本当ならこれにヴォーカルのイトキンが加わるはずだったけど、病気療養中のため欠席。
あいかわらず強力なビートに、ハードでパワフルなギターが炸裂する。
ノリのいい曲もそろーなバラードも、どちらもカッコ良くていいバンドだなぁ~と思った。
続いて“フラワーカンパニーズ”。これはもぅ~安心して観ていられる。
フラカンはなんだかんだで五回ぐらい観てるような気がするけど、「これぞロック!」という感じが潔い。
ハードなナンバーもイイけど、ミディアムテンポで切々と唄われると本当に心に染みる。
鈴木圭介のヴォーカルは、なんとも言えない切なさを感じてしまう。
今日は「深夜高速」をやってくれなかったけど、新曲の「ハイエース」もいい曲だ。
18時半ごろから“BimBamBoom”の演奏が始まる。
このバンドは初めて聴く。ドラム、ベース、ギター、キーボード、サックスの女性五人組。
ステージ下手前方にドラムがセッティングされて、その強力なビートを中心に演奏が繰り広げられる。
BluesというよりFunk、うねうねと動きまわるベースとギターのカッティングがたまらなくカッコいい。
うーん・・・こんなカッコいいバンドがあったんだなぁ~。本当に音楽って幅広いな。
ギターのコがやたらイキがって弾いてるのが良かった。やっぱりミュージシャンはこうでないと。
だけど退場するときにチョコチョコと走って行く姿を見て、なんだかとっても微笑ましかった。
続いて、有山じゅんじ・清水 興・三宅伸治の三人でアコースティックセット。
伸ちゃんは「去年は下で演ってたんですけど、今年は本編に出ることが出来ました~」と挨拶。
「It's Alright」から始まり、続いて「It's All Right」。なんと「イッツオーライ」特集。
興さんがブレイクを無視して、ベースをひたすらブリブリ弾いているのが笑える。
「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」を演奏したあと、「何もなかった日」へと続く。
いつものようにみんなで「いいことが~あるといいね~」と唄い終わったところで、
有山さんのギターのストラップがはずれて落下するというハプニング。
「いいことが起きるはずなのに・・・」とポツリと言う伸ちゃんが可笑しかった。
そして更に下田逸郎が加わって、四人で有山じゅんじの「気持ち」をセッション。
伸ちゃんのラップスティールが、いい音していて素敵だったな。
ここで有山さん・興さん・伸ちゃんは退場して、“下田逸郎OAアンサンブル”の演奏が始まる。
下田さんの唄を聴くのは初めてかな? ソフトな感じだけど、はっきりと歌詞が聴こえてくる。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、バイオリン、そして下田さんという編成。
バイオリンと縦ベースが入っているところが、ちょっと変わっていて面白かったな。
桑名将大の「月のあかり」を演ってくれたのは泣けた。
そして20時05分過ぎから、レイニーウッド with 中村耕一。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、サックス、そして中村耕一というメンツ。
柳ジョージ亡きあと、中村耕一をヴォーカルに迎えてやっているらしい。
お馴染みの「雨に泣いてる」から演奏はスタート。いきなりストラトが唸りをあげる。
なんだコレ! ものすごくカッコいいじゃないか! ものすごいグルーヴに心が躍る。
強力なリズム隊とストラトとエレピの競演で、「これがロック!」という感じ。
「青い瞳のステラ、1962年 夏・・・」「酔って候」「さらばミシシッピー」と、キラーチューン満載のセトリ。
中村耕一のヴォーカルも悪くなかったけど、あの人の声をこっそりと心の中でかぶせていた。。。
そしてトリは上田正樹。ドラム、ベース、ギター、キーボードのバンドを従えて唄う。
ホーンが入ったりもうひとりギターが入ったりしても良さそうだけど、意外とシンプルな編成。
とにかく正木さんのスネアの音にやられる。スコーン!と突き抜ける音がたまらない。
キー坊はあいかわらずマイペースというか、リラックスしているというか。
曲によってギターを弾いたり弾かなかったりするのだけど、段取りと全然違うタイミングで
ギターを手に取ったりするようで、ギターテックの人は大変そうだった。
わりとシブめな雰囲気のまま、本編は終了。
アンコールに突入して、本日の出演者全員で「梅田から難波まで」。
これまでずっと座って聴いていたけど、こうなったらやはり立ちあがって踊るでしょ。
そして最後は「IKO IKO」。またしてもボガンボが出てきたよ! なんだろね、この感じ。
フロアのお客さん総立ちで盛りあがって、21時25分ごろすべて終了。
今夜はお目当もお目当じゃない人も、それぞれに良かった。
新たな出会いもあったし・・・だから音楽はやめられない。
終演後、雨は小降りになっていたので、みんなで道頓堀沿いをブラブラと歩いて「アガッタ!」へ。
カウンター席のコーナーを六人で囲んで打ち上げ。つまみはもちろん串揚げ。
紅ショウガとかポテトサラダとか、ちょっと変わったネタが意外と美味しかったりする。
電車で帰る人もいるので、23時半ごろおひらき。今夜もとても楽しかった。
ちょっと呑み足りない気持ちもあり、みんなと別れてから裏なんばの「えびす屋」でひとり二次会。
刺身とか山芋浅漬とか軽めのモノをつまみながら、日本酒をグイッとやる。
ホテルの門限が1時なので、0時半ごろおひらきにしてホテルへ戻る。
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