金子マリ「金子マリ presents 5th element will」下北沢 440
今日は朝から雨模様。せっかくの週末だというのに、台風が近づいているらしい。
おまけにとっても寒くて、今シーズン初の暖房を入れてしまった。
そんな事をしているうちに、“BimBamBoom”のフリーライブに行きそびれる。
渋谷の「パリミキ」でやるから、晴れていたらぶらりと観に行くのも良かったけれど。
それでも夕方になって出かける。
今日は下北沢 440へ、“金子マリ presents 5th element will”のライブを観に行く。
マリちゃんが毎月第三土曜日に行っているマンスリーライブ、久しぶりの参加。
このところ絶好調のマリちゃん、11月の“BUXBUNNY”の前にどうしても一度観ておきたいと思って。
17時ごろ家を出て小田急線に乗り、下北沢の「disc union」で発掘作業してから会場の440へ。
本日の整理番号はなんと1番。18時30分に開場して、店頭・チケットぴあ・イープラスの並列入場。
他に1番の人は来ていなかったので、一番ノリで会場入り。遠慮なくステージ真正面の最前列に座る。
開場から開演まで1時間はちょっと長いけど、ビールを呑みながらのんびりと開演を待つ。
そのうちイイ感じに客席が埋まってきて、なんだか昔のライブハウスみたいな雰囲気。
予定より遅れて、19時40分過ぎ開演。まずはフロントアクトの木下 隼のステージ。
木下 隼は言わずと知れたベーシスト:藤井 裕の御子息。その唄を聴くのは初めて。
ドラム、ベース、ギターのバンドをバックに、アコースティックギターを弾きながら唄う。
やっぱり面影に裕さんを感じる。透き通ったその声は、ちょっとイメージ違うけど。
オープニングはちょっとメロウな感じのナンバーでどうしたものかと思ったけど、
わりとBluesyなレパートリーも演奏されたりして、なかなか好みのタイプかもしれない。
強力なリズム隊がガッチリとビートを刻み、その上をノンエフェクターのギターが鳴り響く。
裕さん譲りの「ウロコ」も披露されて、約50分間のステージは20時30分ごろ終了。
そして20時45分ごろ、“5th element will”の演奏が始まる。
機材のセットアップが行われるうちに、次第にメンバーがステージ揃って唐突に演奏が始まる。
Drums:松本照夫、Bass:大西 真、Keyboards:石井為人、Guitar:窪田晴男、Guitar:森園勝敏、
この顔ぶれもすっかり定着してきた感じだ。なんでも今年で結成12年を迎えるらしい。
まずは森園さんのヴォーカルでブルースナンバーを二曲。これがカッコいいのなんの。
これまでギターにばかり注目していたけれど、石井さんのキーボードと大西さんのベースに悶絶。
そしていよいよVocal:北 京一、Vocal:金子マリが登場。いきなりスローなブルースから始まる。
続いていきなり新曲を披露。北さんが出だしをトチったりしたのは、初めてならではのご愛嬌。
「Give, Get Peace」「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」「Good Vibration」と、
お馴染みのナンバーに続いて、Bob Dylan「風に吹かれて」へのアンサーソング「風は吹かない」。
マリちゃんの「そんなんでイイの~?」という呼びかけに「良いわけないだろう~♪」と応えるサビ、
マリちゃんの唄声がすっきりと伸びやかで、まさにそのヴォーカルの真価を発揮するような感じ。
ちょっとJazzyなアレンジで江利チエミの「カモン・ナ・マイ・ハウス」を演奏したあと、
三波春夫の話に花を咲かせてから、“音頭モン”を作ったという紹介で「サイフ、ケータイ、カギ、タバコ」。
そして清志郎ナンバーから「彼女の笑顔」。これがもう~心に染みてたまらなかった。
最後にあいうえお順でメンバー紹介して、本編はひとまず終了。
アンコールはボサノバタッチの「この素晴らしい世界」。マリちゃんのヴォーカルでこの曲が聴けるとは!
ハンドマイクで唄いあげるマリちゃんと時々目があって、なんかもぅ~ホントにものすごい瞬間。
まるで金縛りにあったかのように、じっくりと聴き入ってしまった。
こうして素晴らしいライブは、22時10分ごろすべて終了。
ライブ終了後は、久しぶりの「紅とん」。
もうけっこう遅い時間だからか? 空いていたので、ゆっくりと呑むことが出来た。
この店は自分でホッピーを作るタイプ、ほどよい濃さで作って結局ナカは四杯。
そろそろ閉店ということで、23時40分過ぎにおひらきにして帰宅。
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