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2017年10月22日 (日)

VA「下北ロックンロール」下北沢SHELTER

18時過ぎに再び出かける。
雨の中をまた出かけていくのは面倒臭いけど、今夜は下北沢SHELTERで“THE GOD”のライブ。
これを逃したら次はいつだかわからないし、やっぱり行くしかないよな。
台風が近づいて来ているということで、駅で電車を待つ人が少なくてまるで正月みたい。
18時30分開場で整理番号1番だったけど、開演時間ギリギリの18時50分ごろ会場入り。
それでもフロアはかなり余裕があって、なかなかオレ好みの雰囲気。

予定より遅れて、19時05分過ぎにスタート。
一番ては“SPEARMEN”。このバンドを観るのは、実に30年ぶりになる。
ドラム、ベース、ヴォーカル&ギターの三人が繰り出すハードエッジなサウンド。
テレキャスがヒリヒリと空間を切り裂き、Ibanezのベースが極太の重低音を響かせる。
真摯にRockに取り組んでいる感じがして、とっても良かった。
50分ほどで演奏は終了。

20時05分過ぎから、二番手の“MAMORU & The DAViES”。
ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカル&ギターのワタナベマモル。
ワタナベマモルといえば“グレイトリッチーズ”だけど、シンプルで軽快なロックンロールは変わらず。
Fenderシンラインを抱えて唄う姿がカッコいいけど、ハンドマイクで動きまわりながら唄う姿もイカしてる。
そのうえブルースハープを吹いたりして、パブロックっぽいカッコよさ満載という感じ。
フロアはいつの間にかダンスホールになっていて、思い切りロックンロールした空間。
55分ほどで演奏は終了。

そして21時10分ごろ、いよいよトリの“THE GOD”の演奏が始まる。
Drums:KIYOSHI NAKAMURA、Bass:HAGAL、Guitar:KAZ-KIN-CHAN、Guitar:RYOJIO、
そしてVocal:NON、ステージに居るだけで絵になる五人のメンバー。
ライブ前半は、ニューアルバム「I stand smile」の曲を立て続けに演奏。
「I stand smile」「泳いでいこうか」「シンプルマン」「ハンガーガール」「ドレスの男」、
初めて聴く曲ばかりだけれど、“THE GOD”らしいルーズなノリのロックンロールが最高。
キンチャンとリョウジオともにレスポールJrを使用、その絶妙なコンビネーションがたまらない。
リョウジオはNONに「これでどうだ!」と言わんばかりの表情で近づき、
NONはそれに応えて激しく熱いヴォーカルを聴かせる。やっぱりこのコンビは最高に素敵。

ライブ後半は、お馴染みのナンバーが次から次へと繰り出される。
「台湾経由」「常識」から「BULU BURU」。この曲が始まった途端、フロアの空気が変わった。
私はステージ下手の最前列に居たけれど、お客さんの動きが大きなうねりになって見えた。
そして「ROCK'N ROLL I.D.」から「山あり谷あり」で、演奏はひとまず終了。
客電がついてBGMが流れ出しても、鳴りやまないアンコール。
それに応えて、メンバーが再びステージへ。バラバラに登場するところが、“THE GOD”らしくてイイ。
「RASEN-KAIDAN NO BLUES」から、「最後はお決まりのナンバー」という紹介で「CRYING TIME OVER」。
アップテンポのナンバーもいいけど、こういったミディアムテンポのナンバーも泣ける。
やっぱり“THE GOD”のようなRockバンド、今の日本に欠けていると思うのだ。
こうして22時05分過ぎ、本日のライブはすべて終了。

会場の外へ出ると、雨はちょっとだけ小降りになっていた。
だけど昨日さんざん呑んだし、さっきも呑んだし、台風は来てるしということで、
今夜は「珉亭」でゴハンを食べて帰ることにする。
注文はビールとラーチャン。赤いチャーハン、あいかわらず美味しかった。

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