鳴瀬喜博「宴暦・009 PartI 金子マリ & BUX BUNNY "the SUPER-NATURAL 2017"」目黒 Blues Alley Japan
今日は午後から目黒へと出かける。
15時過ぎに目黒駅へ到着して、まずは先日友達と話題になった「天恩山五百羅漢寺」へ。
受付を済ませて中に入ると、いきなりたくさんの羅漢像が並んでいて圧倒される。
それぞれに違った意味が込められていて、ひとつひとつに心を撃たれる。
本堂に入ると、そこにもたくさんの羅漢像。まわりをぐるりと取り囲まれて、ちょっと怖い。
「五百羅漢寺」からちょっと歩くと「目黒不動尊」。中央の石段をのぼって大本堂へ。
“酉年秘佛本尊御開扉御影拝観”ということで、12年に一度の御開扉。
なんでも次の酉年まで十二年間、災厄が回避されるとのこと・・・ありがたい。
そろそろ16時半になろうとしていたので、目黒駅へと引き返す。
今日はBlues Alley Japanで「宴暦・009 PartI 金子マリ & BUX BUNNY "the SUPER-NATURAL 2017"」。
ナルチョが60歳のときに始まった「宴暦」も今年で9回目。あのナルチョが68歳なんて信じられないな。
今日と明日は“BUX BUNNY”での出演、3月のライブがとても良かっただけに楽しみだ。
17時に友達と会場前で落ち合い、そのまま階段をおりてフロアへ。
今夜は指定席で予約番号は8番~11番、ステージ上手寄り最前のテーブル。
ちょうどいい具合にセッティングしてくれていて、この店はやっぱり気が利いている。
予定より遅れて、18時10分過ぎ開演。
客席の間を通って、Drums:古田たかし、Bass:鳴瀬喜博、Keyboards:難波弘之、
Guitar:永井充男、Vocal:金子マリがステージに登場して、演奏が始まる。
一曲目は「そして、長い旅」。このちょっとダークな雰囲気が“BUXBUNNY”っぽくて好き。
続いて「うた」。ナルチョのフレットレスのプレシジョン・ベースが、ブンブンと唸りをあげる。
ひょこ坊のモスグリーンのストラトは艶っぽい響きを奏で、難波さんのキーボードが重厚な音を重ねる。
今夜もナルチョのトークは絶好調、対するマリちゃんとの掛け合いが夫婦漫才のように見える。
ちょっとした言葉を拾って、どうしてあそこまで話を広げられるかなぁ~? しかも中身はほとんど無く。
ここからはコーラスにうえむらかをると玲里を迎えての演奏。玲里は難波さんのお嬢さんとの事。
「早く目を覚ませ」「終りなき始まり」と、ここまではアルバム「Shoot the Moon」からの選曲。
続いて、歌詞が問題になってなかなかCD化されなかったといういわく付きの「てれかくし」。
そして第1部の最後は「夕焼けの詩」。ちょっとディープな雰囲気の中、1時間ほどで終了。
30分ほどのインターバルをはさんで、19時45分ごろ第2部が始まる。
まずはナルチョのファーストソロアルバム「MYTHTIQUE」から「EXTRAORDINARY」。
まさかこの曲を聴くことが出来るとは! ナルチョはスティングレイを使ってチョッパーの嵐。
俺はこういうナルチョが大好きなんだよ~。個人的にはこの曲が今回最大の見せ場。
ここでひとりずつエピソードを交えながらメンバー紹介。長くなるので時間制限のカウントダウン付き。
今夜のライブタイトルにある通り、ここからはアルバム「The Super-natural」のナンバーが中心。
「何もかも」からの「気まぐれ雨」、ちょっとばかりお洒落な雰囲気のサウンドが素敵。
そして始まったのは「それはスポット・ライトではない」。マリちゃんの唄声に心から酔いしれる。
アフロなビートに乗せて「熱帯夜」を演奏したあと、難波さんのキーボードソロから「Die Zeit~時代」へ。
ところがここで難波さんが間違えるというハプニング・・・難波さんが間違える場面を見るのは初めてかも。
それでもナルチョがフレットレスをチョッパーで弾くと、ものすごいグルーヴが生み出される。
ナルチョはベースを再びスティングレイに持ち替え、「Super-natural Man」が始まる。
これがまたものすごくFunkyでブリブリのビートで、ホントにもぅ~涙モノの演奏。
難波さんはブラスセクションをキーボードで再現。こんなに苦しそうに弾く難波さんは珍しい。
そしてそのまま「最後の本音」になだれ込み、Funkyなノリをキープしたまま本編は終了。
アンコールは、ナルチョが一番思い入れの強い曲だという「あるとき」、
そしてマリちゃんが一番思い入れの強い曲だという「Honey」を続けて演奏。
これで終わりかと思いきや、客席後方から誕生日ケーキが登場。
実はアンコールの最初にやる段取りのところ、難波さんがすっ飛ばしたとの事。
誕生日は11月13日だけど、一足お先にナルチョはロウソクの炎を吹き消す。
こうして21時30分ごろ、ライブはすべて終了。
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