原田知世「35周年アニバーサリー・ツアー “音楽と私” in 東京 2017」渋谷 Bunkamura オーチャードホール
今日は渋谷 Bunkamura オーチャードホールへ、
原田知世「35周年アニバーサリー・ツアー “音楽と私” in 東京 2017」を観に行く。
あの知世ちゃんがデビュー35周年、そして今日は50歳の誕生日。
文字通り『時をかける』知世ちゃん、なんとも感慨深いものがある。
ほぼ定時ダッシュで、地下鉄を乗り継いで渋谷へ。街はすっかりクリスマスムード。
18時40分過ぎに会場入り。年齢層はちょっと高めで、かなり落ち着いた雰囲気。
今日の席は1階29列31番。ステージからかなり離れているけど、観やすいことは観やすい。
厳かなピアノの調べが流れるフロアは、なんともアダルティな雰囲気。
予定より少し遅れて、19時05分過ぎに開演。
まずは映画「時をかける少女」のワンシーンがスクリーンに映し出される。初々しい知世ちゃん。
ドラム、ベース、ギター、ピアノ、それに加えてチェロ、ビオラ、バイオリン×2のカルテットが演奏を始めると、
白い衣装を身にまとった知世ちゃんがステージに登場。現在の知世ちゃんも、あいかわらず初々しい。
一曲目は「時をかける少女」。2017年になっても、この曲はやっぱり知世ちゃん永遠のテーマ曲。
カルテットが入っている事もあり、とっても優しく素敵なサウンドがフロアに響き渡る。
更にサックスとトランペットが加わって、洋楽カバー・アルバム「恋愛小説」から二曲を披露。
その後はセルフカバー・アルバム「音楽と私」のナンバーを中心に、ステージは進行していく。
ミディアムテンポの「うたかたの恋」に続いて、軽やかなステップを踏みながら「ロマンス」。
「35周年を迎えるにあたり一番先に準備をしたのが、このオーチャードホールの会場予約。
誕生日である11月28日に開催するために、2年前に予約してくださいました」と知世ちゃんは告白。
「愛のロケット」を唄ったところで、19時40分ごろひとまず休憩に入る。
休憩時間には、知世ちゃんのいろいろな表情をとらえたスライドがスクリーンに映し出される。
20時ごろ再開。まずは映画「時をかける少女」公開時の舞台挨拶の映像が流れ、
キラキラと光沢のあるドレスに着替えた知世ちゃんがステージに登場。
アコースティックギターのみをバックに、デビュー2枚目のシングル「ときめきのアクシデント」を唄う。
知世ちゃんは映画撮影時に訪れたニューカレドニア島で出会った美しい風景の思い出を語り、
その主題歌「天国にいちばん近い島」を披露。しっとりとしたアレンジが美しいメロディをより際立たせる。
松任谷由実の「ダンデライオン」も大貫妙子の「地下鉄のザジ」も、すっかり知世ちゃんの曲になってる。
バンドメンバーを紹介したあと、キャンディーズの「年下の男の子」を可愛い振り付きでカバー。
元気ハツラツという感じではなく、ちょっとアンニュイな雰囲気が知世ちゃんらしくてイイ。
アイルランド音楽グループ“tricolor”をバックに「空と糸 -talking on air-」を唄ったあと、
知世ちゃんは椅子に腰かけて、アコースティックギターをつま弾き始める。
間違えてアタマからやり直す知世ちゃん・・・。「そっとしておいてください」と言うのが可笑しい。
それでも無事に「くちなしの丘」を弾き語り、本編はひとまず終了。
アンコールは、アルバム「noon moon」のナンバーから「Double Rainbow」。
そしてそのまま「September」を唄い始めると思いきや、バンドは「Happy Birthday」のメロディを奏でる。
本日50歳を迎えた知世ちゃん。スクリーンには大林宣彦と角川春樹からのメッセージ映像が映し出され、
バンドメンバーひとりひとりから知世ちゃんに花束がプレゼントされる。
「歳を重ねるということは、若いときの一瞬のきらめきみたいなものはもちろん無くなっていきますけれども、
昔持っていなかったものを今はたくさん持っているような気がして、去年よりやっぱり今年の方が幸せだし、
これからも歳を重ねることを楽しみながら前に進んで行きたいと思っています。
どうぞ皆さん一緒に歩んでください」という知世ちゃんの言葉に胸が熱くなった。
そしてこれまたアンニュイなムードの「September」を唄って、再びステージは暗転する。
鳴りやまない拍手に応えて、再び知世ちゃんがステージに登場。
アコースティックギターのみをバックに、ボサノバタッチの「時をかける少女」を唄ってフィナーレ。
ほんわかとあったかい雰囲気のステージは、21時20分過ぎにすべて終了。
せっかく渋谷へ来たのだからと、いつものように呑んでいく事にする。
「鳥市」も「山家」もイッパイだったので、久しぶりに「多古菊」へ。
あいかわらず美味しい料理をつまみながら、ビールと黒ホッピーをグビグビ。
そろそろ閉店ということで、最後に日本酒を呑み干して23時半ごろおひらき。
今日は「B.Y.G」へも「33回転」へも寄らず、おとなしくバスに乗って帰宅。
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