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2017年12月15日 (金)

仲井戸麗市「CHABO・アナログレコードで DJ Night!!」南青山 MANDALA

今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABO・アナログレコードで DJ Night!!」を観に行く。
年末恒例となっているCHABOのDJナイト、ミュージシャンCHABOの違う一面が見られる楽しみなイベント。
プレミアムなんとかで15時退社にして、ひとまず家に帰って体制を立て直し、表参道駅から会場へ向かう。
予定通り18時30分に開場、整理番号047で入場。狙い通りステージ下手のスタンド席へ。
今日はいつもよりちょっと余裕のあるフロア。いつもこうだとイイのにね・・・と友達と話す。
ステージ中央には赤い布のかかったテーブルと椅子。テーブルにはレコードプレイヤー。
ステージ下手にはプレイ中のレコードを置くための譜面台、その横にはサンタクロースのお人形。

珍しく10分遅れで、19時30分開演。
カーディガンを羽織ってストローハットをかぶり、黒縁のメガネをかけたCHABOがステージに登場。
ステージ上手のテーブルに山積みされたレコードを一枚づつ手に取り、ターンテーブルに乗せて針を落とし、
ノートになにやらメモをして、次のレコードに目をやる。そして聴き終わったレコードはステージ下手のテーブルへ。
ひたすらその繰り返し。熱中している様子が、普段のCHABOを見ているようで楽しい。
選曲はお馴染みのものがけっこう多いけど、それを大音量でレコードで聴く贅沢・・・音がすごくイイ。
ずっと聴いていると、やっぱりギタリストらしい好みだというのがわかる。
ジャンルも曲調も全く違うのに、ギターという共通点がCHABOの感性を揺さぶるのかな。
清志郎との好みの違いを話す場面もあったけど、ヴォーカリストとの嗜好の違いがなんとなくわかる。
「いつもは喋り過ぎちゃうので、今夜はひたすら曲をかける」とCHABOは言っていたけど、
それでもかからなかった曲がたくさんあった。個人的には“THE DOORS”のシングルが聴きたかった。
それにしてもCHABOはものすごく大胆なレコードさばき。レコードマニアが見たら、ヒヤヒヤするだろうな。

というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
 ⇒伊藤エミ社長の暴挙により、今年はレコードをかけてDJナイトをやる。
  自分のレコードはけっこう処分してしまったので、たくさん持っている“ROCK少女”エミちゃんに借りた。
  このプレイヤーはマチャミくんの機材だけど、つまみが多くて操作が難しいので番号をつけてもらった。
  アナログはアタマ出しが難しかったり、ブチブチいったりするけど、気にしないでくれ!
M01. Come On [The Rolling Stones]
 ⇒最新アルバム「ON AIR」のジャケットは、CHABOが初めて見たストーンズの写真という話。
M02. Crosseyed Heart~Heartstopper [Keith Richards]
 ⇒ストーンズ流れでKeithのソロ。コメント原稿を書くのは嫌だけど、サンプル盤がもらえるのであれば。
M03. Soul Man [Sam & Dave]
 ⇒10月の野音でかけた曲は1967年の曲ばかりだけど、今夜も1967年のコンピレーションからかける。
M04. Late For The Sky [Jackson Browne]
 ⇒ソングライティングを始めた頃によく聴いていた。20歳代の気持ちに戻らせてくれる曲。
M05. Sweet Baby James [James Taylor]
 ⇒初めて日本公演に来たときはミュージシャンが集まり過ぎて凄かった。
  加藤和彦がGibsonのギターを見せてくれたけど、本当にいいギターは良い音だと思った。

M06. Boomer's Story [Ry Cooder]
 ⇒おおくぼさんと付き合い出した頃に、よく聴いていた曲。
  今日目指しているのは、なるべく余計なこと喋らずにたくさん曲をかけること。
  曲の中にいいギターが鳴っていると、そのレコードを好きになるな。
M07. Ol' 55 [Tom Waits]
 ⇒1970年代に一番衝撃を受けたのがTom Waits。ソングライティングに影響を受けた。
M08. Queen Of Hearts [Gregg Allman]
 ⇒独身時代にCHABOが住んでいた「はちや荘」というアパートで毎日聴いていたアルバム。
M09. Far East Man [Ron Wood]
 ⇒今夜はかける予定ではなかったけど、お客さんのリクエストに応えて急遽プレイ。
M10. Good Times [Phoebe Snow]
 ⇒おおくぼさんと暮らし始めて、初めてクーラーがついたときの思い出の曲。
M11. Sultans Of Swing [Dire Straits]
 ⇒アメリカンROCKに一時期ハマっていたけど、久しぶりに出会ったイギリスのバンド。
M12. The Weight [The Band]
 ⇒1970年代特集の最後は、“The Band”のシングル盤。針飛びするのでピュッと手でやる。

M13. I Feel Fine [The Beatles]
 ⇒新宿の「コタニ」で店員さんに何度かけてもらっても、A面の「She's A Woman」がかかる。
  変だと思ったら、A面・B面が逆にプリントされていた。手放しちゃったけど、今ならマニアに100万で売る。
M14. Shake Yours [B.B.King]
 ⇒今年の誕生日、JAH-RAHにもらったB.B.Kingの豪華ボックスセット。
  公平と俺は二人とも家庭を大事にするから、高くて買えないと思っていたらJAH-RAHがくれた。
M15. Scratch! And You'll Find It [The Red Caps]
 ⇒もらったもの特集の最後。“バンバンバザール”の福島くんからもらったアルバム。
  借りっぱなしレコード特集をやろうと思ったけど、今日は時間がないのでかけない。
  清志郎から借りっぱなしなのはLowell Fulson、俺がいくときに持って行って返そうかな・・・。
M16. All Your Love [John Mayall & The Bluesbreakers & Eric Clapton]
 ⇒ここからは“変わったレコード特集”と題して、三枚のアルバムを紹介。
  2枚組アルバムの4面に評論家による座談会されていて、司会が渋谷陽一という珍しいアルバム。
M17. 空に星があるように [荒木一郎]
 ⇒CHABOが中学生のころ聴いていたというラジオ番組「星に唄おう」のサントラ盤。
M18. 海は友だち [石坂浩二]
 ⇒CHABOの実家の写植屋に働きに来ていていたお姉さんがずっと聴いていた石坂浩二の朗読アルバム。

M19. Queen Bee [Taj Mahal]
 ⇒Tajは陽射しの人だけど、オレは日陰の人。
M20. California Stars [Billy Bragg and Wilco]
 ⇒マチャミさんの選曲。Woody Guthrieの曲をBilly BraggとWilcoがプレイ。
M21. マテリアル [the day]
 ⇒自身のバンド“the day”を大音量で聴いてみたいということで。
M22. Take You To The Movies Tonight [Grin]
 ⇒CHABOが土曜日のライブのときに唄う曲。いっしょに口ずさみながら。
M23. Love What You're Doing Child [Great Speckled Bird]
 ⇒秋葉原の電気屋のバーゲンで8000円で買ったというアルバム。おおくぼさんには内緒らしい。
M24. スーダラ節 [ハナ肇とクレイジーキャッツ]
 ⇒漆黒の時代だったCHABOへ清志郎がくれたというアルバム。「仲井戸くんへ」という清志郎のメッセージ入り。
M25. Little Wing [Jimi Hendrix]
 ⇒CHABOの中でたったひとり音楽の範疇ではないアーティストだというジミヘン。
M26. Santa Claus Is Coming To Town [Willie Nelson]
 ⇒クリスマスはソウルが聴きたくなるということで、Willie Nelsonのクリスマス・アルバム。
M27. Hard Day's Night [The Beatles]
 ⇒右利きでギターを、左利きでベースを弾くふりをするCHABO。細かいところに愛を感じる。
EndingSE. White Christmas [Otis Redding]
 ⇒たっぷり3時間の今夜のDJナイトは、22時40分過ぎに終了。

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