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2017年12月19日 (火)

村越"HARRY"弘明+市川"James"洋二「TOUR 2017 "BEAT FAST"」 Shimokitazawa GARDEN

今日は下北沢 GARDENへ、「HARRY 対 JAMES」を観に行く。
HARRYのツアー「BEAT FAST」の合間を縫うようにセッティングされたソロ対決、
久しぶりのHARRYソロと初めてのJAMESソロ、どちらも楽しみで仕方がない。
16時に仕事を切り上げ、電車を何回か乗り継いて下北沢駅へ。
開場まではちょっと時間があるので、「disc union」や「General Record Store」を覗いて時間調整。
開場時間にあわせて会場へ。18時30分に開場して、整理番号HJ-057で入場。
今夜は椅子席。センターブロックの四列目に座ることが出来て、この番号にしてはラッキー。
あっという間に椅子席は埋まり、立見まで出る盛況ぶり。期待値が高いことがわかる。

ほぼ予定通り、19時過ぎに開演。まずはJAMESのステージ。
ベージュのジャケットで決めたJAMES、「まさかこんな大事になるとはね・・・
ダメもとで頑張ってみたいと思います」と、あいかわらずのネガティブトークからライブが始まる。
JAMESはベースを弾きながら唄うスタイル。オリジナルは初めて聴いたけど、けっこう好きなタイプ。
「わぁ~っと盛りあがるような曲はやらない」というのは言葉通りだけど、演奏はとっても良かった。
オリジナルに加えて、カバー曲もいくつか。まずはRCサクセションの「ぼくの好きな先生」。
JAMESのちょっと脱力した雰囲気のヴォーカルが、なんとも言えない味があって素敵。
「清志郎さんに初めて会ったとき“ダグラスくん”と呼ばれ、二度目は“ジョンソンくん”と呼ばれ、
三度目にようやく“ジェームスくん”と呼んでもらえた。清志郎さんの関係者に言わせると、
それは清志郎さんの照れであり、憧れの人に会って緊張してるJAMESを気遣う優しさだと・・・」
そんなJAMESの思い出話に、思わず涙してしまった。でも、清志郎らしいな。
山口冨士夫のカバーは「おさらば」。「俺が唄うとやさぐれた感じではなく、
昭和のフォークソングという感じになってしまう」と言うのは、大いなる謙遜。
JAMESのステージは、50分ほどで終了。

そして20時を過ぎたころ、ストライプのシャツを着たHARRYがステージに登場。
バンドとは違ったアコースティックギター一本でのステージ。
スライダーズナンバー、ソロになってからの曲、カバー曲、どんな曲を演っても限りなくRockだ。
「踊りたかったら踊ってもいいんだぜ~」「スローなのやるぜ~」と言いながら、HARRYは機嫌良さそう。
スライダーズの「Baby, I'm Really Down」「あんたがいないよる」から始まり、ソロ曲の「放蕩息子」。
山口冨士夫の「誰かおいらに」は、「日本のブルースだぜ!」と紹介してからシャウト。
Johnny Thundersの「You Can't Put Your Arms Around A Memory」を唄ったあとには、
「Bob Dylanが『この曲書いた男になりたかった』と言っていたんだ。いい話だろ?」とポツリ。
SIONの「コンクリート・リバー」は「俺なりに唄わせてもらった」、
エレファント・カシマシの「ファイティングマン」では「エレカシ30周年おめでとう!」と、リスペクトたっぷり。
このところのHARRYのジャパニーズロックへのオマージュはどういうことなんだろう?
嬉しいと言えば嬉しいのだけれど・・・。そういう世代、そういう時期なのかな?
T.REXのカバー「Slider」も、アコースティックギターで演ってもカッコ良かった。
もちろんオリジナルの「鬼魣に天狗風」「落陽」「風が強い日」「のら犬にさえなれない」もゴキゲン。
「Back To Back」で総立ちになって、「Easy Come, Easy Go」で本編は終了。

アンコール、ピンクのツアーTシャツに着替えたHARRYがステージに登場。
「せっかくだからJAMES呼ぼうぜ」と言って、JAMESとスライダーズナンバーのセッション。
「7th Ave. Rock」をいきなりJAMESが唄い出して、ちょっとばかりビックリ。
「なんでオレが唄うんだって? 怒らないでくださいね」とJAMESは言ったけど、
JAMESとHARRYが交互にヴォーカルをとる様子がたまらなく素敵。
それから「ありったけのコイン」「No More Trouble」と続けて演奏してフィナーレ。
二回目のアンコールは「Angel Duster」。もぅ~たまらない選曲。
気怠そうに「エンジェルダスタァ~」と唄うコーラスが、JAMESのものだと改めて確認。
いろいろな意味で胸いっぱいのライブは、21時30分過ぎに終了。

今日は火曜日だけれど、せっかくなので「紅とん」で打ち上げ。
いつものようにつまみをオーダーして、この店ならではの自分で注ぐホッピー。
しっかりと満喫して、24時過ぎには帰宅。

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