松たか子 主演「かがみのかなたはたなかのなかに」初台 新国立劇場 小劇場
今日は初台 新国立劇場 小劇場へ、松たか子 主演「かがみのかなたはたなかのなかに」を観に行く。
この芝居は2015年の再演だけど、まっつんが再びわが街に来てくれるとなれば行くしかない。
開場時間の10時30分に合わせて会場へ。家から歩いて10分足らずというのはありがたい。
階段やテーブルがそれらしくディスプレイされ、細かいところに凝っている様子が素敵。
開演10分前ぐらいになって、兵隊姿の役者さんがロビーを闊歩する演出。
みんな一点を見つめて敬礼するのみだけど、まっつんを真近で見られたのが嬉しい。
そろそろ開演時間というころで自分の席へ。今日の席は1階席C1列2番。
ステージ下手端だけど、前から四列目という絶好のポジション。
予定通り11時開演。
開演に先立って注意事項を述べるお姉さんが、どこか芝居がかっているのが笑える。
兵隊さんのたなかは鏡の向こうのかなたの存在に気づき、いつしかお互いに同調しあう。
ある日鏡の向こうにけいこが現われ、たなかとかなたはけいこに恋をする。
それと同時にこいけが現われ、男二人・女二人が鏡をはさんで行ったり来たりを繰り返す。
こいけは海に落ちて行方不明となり、たなかとかなたはけいこを取りあって対決する。
だけどいつまでも決着は付かず、たなかとかなたはけいこを半分にして分けることにした。
ファンタジックではあるけれど、なんともシュールで残酷な物語。
出演は首藤康之(たなか)、近藤良平(かなた)、長塚圭史(こいけ)、松たか子(けいこ)の四人のみ。
首藤さんと近藤さんのピッタリと息があった鏡の芝居、そのところどころに織り込まれる笑い、
長塚さん扮する大柄の女性と小柄なまっつんとのコントラスト、観ていてグッと惹き込まれる。
そしてなにより、まっつんの存在感。全身から女優オーラが出まくっていて、さすがにプロという感じ。
1時間25分という短い芝居だけど、存分に楽しむことが出来た。
芝居が終わったのは12時半、ちょうどいい時間なので「HUB」で昼呑みと洒落込む。
フィッシュ&チップスを食べながら、1パイントのビールを二杯。
ウニトマトクリームパスタでシメて、14時前にはおひらきにして帰宅。
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