薬師丸ひろ子「コンサート2018」渋谷 Bunkamura オーチャードホール
16時に仕事を終わらせて、家へ忘れ物を取りに帰ってから再び出かける。
今日は渋谷 Bunkamura オーチャードホールへ、「薬師丸ひろ子 コンサート2018」を観に行く。
薬師丸ひろ子のコンサートを観るのは、2015年10月以来。まったく時の流れは早い。
18時40分過ぎに会場入り。今日の席は1階35列29番で、かなり後方のポジション。
家へ取りに帰った忘れ物はオペラグラス。この位置だと、やはりこれが無いと。
客席は見事に埋まっているけど、みんな静かに開場を待つところが独特な雰囲気。
予定より少し遅れて、19時05分過ぎ開演。
弦楽四重奏の穏やかな調べがフロアに響き渡る中、ステージを覆っていた幕が開く。
ドラム、ベース、ピアノ、ギターのバンドに、バイオリン×2、ビオラ、チェロのストリングス。
そして上半身は黒で光沢のあるスカートのドレスをまとったひろ子ちゃんが唄い出す。
一曲目は「A LOVER'S CONCERTO」。爽やかなメロディーに、ひろ子ちゃんのソプラノボイスが映える。
続いて「あなたを・もっと・知りたくて」。序盤からキラーチューンが繰り出される。
ひろ子ちゃんは、「私のコンサートは総立ちにならないので、ゆっくりとくつろいでください」と挨拶。
コンスタントに発売されているアルバムの中からいくつかセレクトして唄い、
「元気を出して」「探偵物語」といったヒット曲を織り交ぜてのステージ。
そして第1部の最後は「紳士同盟」で締めくくり、19時55分ごろ休憩時間に入る。
20時10分過ぎ、第2部がスタート。
グレーがかった黒い生地にスパンコールの入ったドレスに着替えて、ひろ子ちゃんはステージに登場。
「DESTINY」「寒椿、咲いた」と、スローなナンバーをしっとりと唄いあげる。透き通った声にうっとりする。
「おしゃべりが長くなると、帰りの時間が気になりますよね」と言いつつ、ひろ子ちゃんはトークも絶好調。
そして「ステキな恋の忘れ方」「メイン・テーマ」「すこしだけ やさしく」と、ヒット曲を次々に唄っていく。
こうしてみると随分たくさんのヒット曲があるんだな~。あまりそういう印象はないのだけれど。
続いて、映画「野生の証明」のテーマ曲「戦士の休息」を唄う。この選曲はなんとも言えず感慨深い。
自分が初めて主演した映画のテーマ曲を、40年後に自分で唄うとは思っていなかっただろう。
中島みゆきの「時代」をカバーしたあと、大ヒット曲の「セーラー服と機関銃」。
ここでもお客さんはまったりとしたノリで楽しんでいるところが、なんとも不思議な感じ。
そして最後に「Woman “Wの悲劇”より」を唄って本編は終了。
アンコール、ちょっとばかりカジュアルな感じの黒い衣装でひろ子ちゃんは登場。
「私の帰りの時間があるので私服に着替えてきたわけではありません」と言い訳するところが笑える。
そしてレコーディング中のニューアルバムから「ここからの夜明け」を披露。
ひろ子ちゃんのソプラノヴォイスが、ふんだんに味わえる素敵なナンバー。
自身が主演する映画「わさお」の主題歌「僕の宝物」を唄ったあと、最後の曲は「夢で逢えたら」。
ミラーボールがまわる中、ステージバックが色とりどりに変化して、なんだかとても素敵だった。
こうして21時30分ごろ、素晴らしいコンサートは幕を閉じた。
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コメント
2018オーチャードのコンサートよく伝えて頂いています。
2013、2015、春日大社、2018どれも素晴らしいですね。
YouTubeの2013「セーラー服~」「Wの悲劇」も評価しています。
高音の歌唱から温かみが伝わる歌手は少ない。そして持ち歌は凄く多い(200曲?)
歌われているのは一部です。その中にはいい曲が多い。
新曲11曲は、「窓」を除き一般の人が歌うのはちょっと難しそうだ。人生を応援する
バラード曲になっている様です。どれもいい曲と思います。
後、ビクターロック祭り大阪の様子が、関西では11月5日に短いが放送されます
(さだまさし、家入レオ等)。楽しみです。
投稿: Haruki | 2018年10月30日 (火) 14時11分
>Harukiさん
コメントありがとうございます。
ひろ子ちゃんの唄声には惚れ惚れします。癒やされます。
これからも聴き続けて行きたいですね。
投稿: KANN | 2018年12月12日 (水) 22時36分