松田聖子「SEIKO JAZZ 2018」愛知県芸術劇場
今日は愛知県芸術劇場へ、松田聖子「SEIKO JAZZ 2018」を観に行く。
「SEIKO JAZZ」は昨年の11月に東京で開催されたのだけれど、チケットが取れずに断念。
今年になって大阪と名古屋で追加公演が行われると聞き、どうにか名古屋のチケットを確保。
というわけで今日は休みをとって、10時47分東京駅発の新幹線に乗り込む。
今回は現地で昼食を食べる作戦なので、車内ではビールのみ。つまみぐらい買えば良かった。
などと思っているうちに、あっという間に名古屋駅に到着。1時間40分はやっぱり近いな。
そのまま地下鉄に乗り換えて栄駅へ。お目当ての「いば昇」へ行くと、まさかの金曜定休日。
ひつまぶしを食べたい気持ちを無理矢理切り替え、予定を変更して「矢場とん」へ。
このセントライズ店は名駅のエチカとは違って、比較的空いているのがイイ。
奥のテーブル席に通されて、ビールを呑みながら久しぶりの鉄板とんかつ。
それから「サンオブスリーサウンズ」「BANANA RECORD」で中古盤を漁ったあとオアシス21へ。
名古屋へ来るとなんとなく来てしまうこの場所、ちょっと寒いけど天気が良くて気持ちイイ。
しばらくのんびりしたあと、今夜泊まる「サンホテル名古屋錦」へチェックイン。
すっかりお馴染みとなった可も無く不可も無いこのホテルで、少しばかりの仮眠をとる。
18時になろうとする頃、再びホテルを出発。
そうは言っても、会場の愛知県芸術劇場はすぐそこの距離。
開場時間の17時30分はとっくに過ぎていたので、そのまま会場入り。
今日の席は、2階4列38番。2階席とはいえ、ほとんど一階のような構造で、なかなかの好位置。
夏コンでは始まる前から大騒ぎのお客さんも、今夜ばかりはちょっと気取った雰囲気で開演を待つ。
ステージは白い幕ですっぽりと覆われている。そんなところにもアダルトな空気を感じてしまう。
18時40分になろうとする頃、開演を告げるチャイムが鳴り響き、いよいよコンサートが始まる。
ステージを覆っていた白い幕が開くと、ステージ前方にドラム、ベース、サックス、ピアノのバンド、
そして後方の一段高い位置にバイオリン×8、チェロ×2のストリングスがスタンバイ。
インストで一曲演奏したあと、ドレッシーな黒いマーメイドドレスをまとった聖子ちゃんがステージに登場。
いつもとはちょっと違った雰囲気で、「追憶 / The way we are」を唄い始める。
それからアルバム「SEIKO JAZZ」のナンバーを、ひとつひとつじっくりと唄いあげていく。
「アルフィー / Alfie」「イパネマの娘 / The girl from ipanema」と唄ったところでMC。
「みなさんこんばんは~」という出だしはいつも通りだけど、そのあとのトークはやはり控え目。
ここで「SEIKO JAZZ」の全曲を編曲したというデヴィッド・マシューズがステージに登場。
デヴィッド・マシューズって、“マンハッタン・ジャズ・オーケストラ”や“マンハッタン・ジャズ・クインテット”の!
しばらく聖子ちゃんとトークを繰り広げたあと、デヴィッドの指揮で「恋の面影 / The look of love」、
続いて「スマイル / Smile」を唄って、第1部は19時20分ごろ終了。
休憩時間をはさんで、19時45分ごろ第2部が始まる。
再び白い幕があがると、白いマーメイドドレスに着替えた聖子ちゃんがステージに。
「静かな夜 / Corcovado (Quiet nights of quiet stars)」「ドント・ノー・ホワイ / Don't know why」と、
しっとりとした曲が続いたあとバンドメンバー紹介。流暢な英語で紹介する聖子ちゃんが印象的。
ここでちょっとテンポアップして「マシュ・ケ・ナダ / Mas que nada」。お客さんも手拍子とコーラスで参加。
聖子ちゃんは軽やかなステップでそれに応え、「どうですか? ストレス発散出来ました?」と思わず本音。
あくまでも聖子ちゃんは聖子ちゃん、だけどその唄は本当に上手くて素敵なんだなぁ~。
続いて、カーペンターズの曲をJAZZアレンジした「遥かなる影 / (They long to be) Close to you」。
ステージ前方に出てきて、しゃがみ込んで唄う聖子ちゃん。まさに「クロース・トゥ・ユー」という感じ。
いつもと違うマイクを使って唄う聖子ちゃん。有線のマイクというのが、またこだわりがあってイイ。
そして「SWEET MEMORIES」。最初に唄うときには「難しい唄だな」と思ったという聖子ちゃん。
だけどそれが「今につながっている」のだなと・・・。観ているこちらも、とっても感慨深かったよ。
そして第2部ラストは、アルバムでもラストを飾る「星に願いを / When you wish upon a star」。
あぁ~この曲を聖子ちゃんのヴォーカルで聴けるとは! いい夢が見られそうだ・・・。
ひょっとしてアンコール無しかと思ったけど、しっかりとアンコールに突入。
しかも聖子ちゃんは、薄いブルーがかった白のドレスに衣装チェンジ。
再びデヴィッド・マシューズも登場して、譜面台の前にスタンバイ。
始まったのは「アメイジング・グレイス / Amazing Grace」。この曲はアルバム未収録。
しっとりと唄いあげる聖子ちゃんが、ちょっと神がかって見えた。
唄い終わるとともに白い幕がおりて、20時40分ごろコンサートは終了。
15分の休憩はさんで、約2時間のステージ。でも、物足りなさはまったく無かった。
夏コンとは違ったアダルティーなムードに戸惑いつつ、聖子ちゃんのじっくりと唄を堪能できた。
終演後、まだ時間も早いので錦の街に繰り出す。
金曜日だからか「富士子」は満席だったので、近くの「伍味酉」という店へ。
ここはやはり手羽先に味噌串カツ・・・ビールにとってもよく合う。
日本酒をチビチビとやったあと、名古屋コーチンプリンまで食べてしまった。
だけど名古屋に来たからには「富士子」へ寄らないと・・・というわけで二次会は「富士子」。
焼鳥を焼くアニキの背中越しに錦の街を眺めながら、カウンター席に座ってゆっくりと呑む。
街を歩く人はみんな楽しそう。そんな姿を見ていると、こちらまで幸せになってくる。
そんなことをしているうちに、すっかり日付が変わっていた。。。
そして名古屋のシメは、なんと言っても「山本屋本店」の味噌煮込うどん。
なんでも「山本屋本店」と「山本屋総本店」があるそうで、本店では漬物おかわり可能なんだと。
というわけで漬物をつまみながら日本酒をチビチビとやり、味噌煮込うどんでシメて終了。
2時近くになってホテルへと戻る。
| 固定リンク
コメント