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2018年4月 1日 (日)

おおたか静流 & こまっちゃクレズマ「春風2018」代々木公園野外ステージ

今日は春の陽気に誘われて、昼から代々木公園へ出かける。
「春風2018」というイベントに、“おおたか静流 & こまっちゃクレズマ”が出演するというので。
“こまっちゃクレズマ”は以前から観たいと思っていたので、またとない絶好のチャンス。
花見客でごった返す代々木公園をブラブラと歩いて野外ステージに到着すると、
まさにサウンドチェックの真っ最中。ドイツから直接駆けつけた梅津さんも居てひと安心。
最前列にかぶりついてその様子を眺める。春の風が気持ちイイ。

開演予定の12時10分より少し早めに演奏がスタート。
Drums:夏秋文尚、Tuba:関島岳郎、Accordion:張 紅陽、Violin:松井亜由美、Sax:多田葉子、
Sax&Clarinet:梅津和時の“こまっちゃクレズマ”に、“でんでらキャラバン”の四人が加わり、
それをバックにVocal:おおたか静流が唄うというなんとも豪華なセッション。
東欧系ユダヤ・アシュケナジムの民謡をルーツに持つクレズマー、なんとも言えないサウンド。
おおたかさんはNHKの子供番組に出ているそうで、ちょっとばかり面倒臭い感じ(笑)。
お客さん参加の手振りも多くてちょっと恥ずかしかったけど、こういう時は楽しむに限る。
それでもやはり演奏は最高、インストの「ウェスタン・ピカロ」はとってもカッコいい。

多田さんのサックスは初めて聴いたけど、梅津さんとはまた違った音色が素敵。
今日はベースが加わっていたけど、普段はチューバがそのポジションを担っているのだろうな。
ドラムもタイトな感じでとっても好きなタイプだし、バイオリンも華麗な旋律を奏でている。
そして梅津さんのサックス、やっぱりこの音色に勝るものはない。身体に染みついている。
中盤でステージを飛び降りて、お客さんの間を練り歩くパフォーマンスもカッコいい。
手話を取り入れた「ぴっとんへべへべ」、浴衣姿の女性三人が背中向きに踊る「おせなか音頭」、
そしてわらべうたや民謡、ジャンルにとらわれないサウンドが春の陽射しの中で心地良く響く。
おおたかさんのヴォーカルでは初めて聴く「東北」、サックスに専念する梅津さんもまたイイ。
この時だけ桜の花吹雪がステージを包み込む。不思議な光景に心を奪われる。
そして最後は「峠のみち」。人間の底力を感じる演奏に、昼間から涙が出てしまった。
50分ほどのステージは、13時過ぎに終了。大満足、観に来て良かった。

お腹が空いたので出店でビフテキ丼を買って、ビールと一緒に満喫。
ステージでは次のバンドがスタンバイしているけど、苦手なジャンルなので退散。
お客さんで賑わうスペースでは、ライブ演奏やライブペインティングが行われている。
ビールをもう一杯だけ買って、その様子を眺めながらしばらく過ごす。
再びブラブラと歩いて、15時過ぎには帰宅。

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