VA「僕らのポプコンエイジ2018」神戸国際会館こくさいホール
15時20分ごろ再び出かける。
今日は神戸国際会館こくさいホールへ、「僕らのポプコンエイジ2018」を観に行く。
このコンサートも今年で三回目。なんと言っても、今年もユッコに会えるのが嬉しい。
けっこう歴史のありそうなホール、どこからでも観やすそうな座席の構造がイイ。
今日の席は、1階12列43番。ステージ上手寄りだけど、通路際でなかなかの好ポジション。
ステージにはいつも通り、ブルーバックに「僕らのポプコンエイジ」のロゴ。
BGMで流れていた中島みゆき「時代」が終わると、フロアが暗転して16時ちょうどに開演。
まずはChageと元“雅夢”の三浦和人がステージに登場して、ドラム、ベース(平賀和人:NSP)、
ギター、キーボード×2のバンドをバックに、“チャゲ&飛鳥”の「流恋情歌」を唄う。
三浦さんは飛鳥を彷彿とさせる伸びのあるヴォーカルで、情感たっぷりに唄いあげる。
Chageは「MCとスカートは短いほうがいい」と言いつつも、二人の長い前説が繰り広げられ、
トップバッターとしてChageのステージが始まる。まずは「終章(エピローグ)」。
Chageは1月に還暦を迎えたそうで、60歳代の「終章(エピローグ)」は初披露とのこと。
続いてアップテンポの「NとLの野球帽」を唄って、Chageのパートは終了。
入れ替わりに登場したのは相曽晴日。ピアノを弾きながら「舞」を唄う。
この人もなかなか独特なタッチの人だけど、透き通った唄声に思わず惹き込まれる。
「ロータスの岸辺」を唄い終わったところで、“スリーハンサムズ”の三人と辛島美登里が加わって、
「サルビアの花」をセッション。「Cocky Pop」だけに“もとまろ”バージョンなのだろうけど、
早川義夫が唄っていた事にもしっかりと触れてくれたところが良かった。
ここで相曽晴日と辛島美登里は退場し、“スリーハンサムズ”の演奏が始まる。
“スリーハンサムズ”は、元“ふきのとう”の細坪基佳、“NSP”の中村貴之・平賀和人から成るユニット。
まずは“NSP”のレパートリーから「雨は似合わない」。どこか懐かしさを感じるメロディーが素敵。
そして“ふきのとう”のレパートリーから「白い冬」。いつもながらに完成度の高い演奏に感動。
ステージが暗転して譜面台やギターが片付けられると、ステージ下手からユッコが静かに登場。
すさまじい歓声とユッコCALLでフロアは包まれ、その中をユッコは落ち着いて話し出す。
「おととし26年ぶりにステージに立ち、今年もこうしてまた立てるのが嬉しい」とユッコは言い、
「セ・ラ・ヴィ(それが人生)なんて早すぎる」を唄う。伸びやかなクリスタルボイスは健在。
用意されたペットボトルの水を飲もうとして、ストローをポーン!と飛ばしてしまうところもユッコらしい。
ポプコンにまつわる思い出話をしばらくしたあと「シンデレラサマー」。気分はすっかりあの頃に戻る。
そしてChageがステージに登場。手に持って来たのはストロー(笑)。さすがわかってらっしゃる。
「ふたりの愛ランド」が始まると、お客さんは総立ちになって大盛りあがり。
一気に潮が引いたような静けさの中、ステージに登場したのは柴田まゆみ。
唯一リリースされた自作曲「白いページの中に」をしっとりと唄いあげる。
柴田まゆみはちょっとしたカルト・ヒロインという感じ。それがまたたまらない魅力。
三浦和人と一緒に唄った「セプテンバー・バレンタイン」も、じっくりと聴かせてくれた。
そのまま引き継ぐ形で三浦和人がステージに残り、“雅夢”の「秋時雨」を弾き語る。
MCのおもしろさとは対照的な重い歌、ヒット曲の「愛はかげろう」もまた然り。
しかし毎回思うことだけど、ポプコンの人達はBLUESというものを一切感じさせない。
唄にしても演奏にしても・・・。それが良い悪いではなく、ホントにそうだと思う。
だけど唄に賭けるストイックさが感じられて、そういう意味で気持ちを持っていかれる。
次に登場したのは、その代表格だと個人的に思っている辛島美登里。
ステージに登場するやいなや、アカペラで「愛すること」を唄い出す。
これにはぶっ飛んだ。その展開に驚いた。言い方は悪いけどぞっとした。
ピアノで弾き語る「雨の日」も、歌詞やメロディーが独特でちょっと怖さを感じてしまう。
だけどやっぱり好き。凛とした感じの佇まいとか、几帳面そうなMCを含めて。
そして最後は出演者全員が登場して、“上條恒彦&六文銭”の「出発(たびだち)の歌」をセッション。
なんともイイ雰囲気の中、18時10分ごろ演奏はすべて終了。
まだ18時を過ぎたばかりなので、張り切って今夜の居場所を探す。
三ノ宮駅周辺を歩きまわっていろいろ探すも、目をつけていた良さげな店は既に満員。
これは「夜もステーキにするか?」と思ったけど、さすがにサイフに厳しくて断念。
路頭に迷いかけていたところ、とうとう見つけちゃったシブ~い店。
「正宗屋」という店。ちょっとレトロな雰囲気で、ほどよくお客さんがいるところが心地良い。
こいつが長年培った嗅覚ってヤツ。思わず2時間も居座ってしまった。
昨夜は夜更かししたので、今夜はほどほどにしようと思い、「神戸 灘八」という店でシメ。
初めて食べる“ぼっかけまぜそば”、ほどよい味付けで美味かった。
22時前にはホテルに戻り、呑み直そうと思ったけど、あっという間に寝落ち。
| 固定リンク
コメント
府中では開演前に 門あさ美の「Lonely Lonely」がかかってたそうですね!
神戸もかかってました?
投稿: ERTE | 2018年5月10日 (木) 06時26分
>ERTEさん
コメントありがとうございます。
門あさ美ですか? 残念ながら気づかなかったです。
投稿: KANN | 2018年5月10日 (木) 08時50分