鮎川誠/友部正人/三宅伸治「3KINGS -スリーキングス-」福岡 LIVEHOUSE CB
17時半ごろ再び出かける。
今夜はLIVEHOUSE CBへ、“スリーキングス”のライブを観に行く。
CBはシナロケのドラマー:川嶋一秀が経営するライブハウス。そこで鮎川 誠が観られるプレミアム感。
Gate's7の“JOY-POPS”に当日券が出ると聞いて心動いたけど、ここはやはりプレミアム感を優先。
会場は幹線道路沿い。歩道になんとなく並んで開場時間の18時を待つ。
予定より少し遅れて開場。オフィシャル予約分が優先入場ということで、整理番号21番で入場。
ほど良い広さがイイ感じのフロア、その後方にだけ少し椅子が並べられている。
ステージがけっこう高いので、ステージ下手の椅子に座って開演を待つことにした。
ほぼ予定通り、19時ちょっと過ぎに開演。
客電が落ちると同時に椅子から離れて、ステージ下手の四列目ぐらいに進出。
ステージ上手から伸ちゃん、友部さん、鮎川という並び。三人とも黒いサングラスをかけている。
Bob Dylanの「Like A Rollin' Stone」から始まり、Sam Cookeの「Bring It On Home To Me」へと続く。
今夜は三日間に渡る九州ツアー最終日。「台風のように北上を続けてきた」と鮎川はコメント。
続いてLittle Walterならぬリトル正人のブルースハープをフィーチャーした「Just Your Fool」。
鮎川と伸ちゃんが交互にヴォーカルをとり、その合間を縫うように友部さんのハープがうなる。
“SONHOUSE”の「ぬすっと」を鮎川が唄ったところで、伸ちゃんはひとまずステージを降りる。
そして鮎川と友部さんと二人で、「戦死」「ブルックリンからの帰り道」を続けて演奏。
ぱっと見は水と油のような二人だけど、友部さんの朴訥とした唄声に鮎川のギターがよく似合う。
ここで鮎川と伸ちゃんが入れ替わり、友部さんと伸ちゃんとで「今夜あたり」「雨の降る日には」。
このあたりは友部さんが“フォークの神様”としての本領発揮。それに伸ちゃんがピタリと寄り添う。
「大阪へやってきた」は、友部さんのストロークと伸ちゃんのカッティングが重なり合って聴き応え満点。
友部さんと入れ替わりに鮎川が再びステージに登場して、伸ちゃんとふたりで「バックしよう」。
鮎川の自由奔放なギタープレイを、伸ちゃんが冷静沈着にコントロールしている感じ。
ここからは完全に鮎川ワールドとなり、「ビールス・カプセル」「ホラフキイナズマ」と演奏は続く。
そしてステージには再び三人が揃い、まずは友部さんと伸ちゃんがヴォーカルをとって「曇り空」。
友部さんの唄もいいけど、伸ちゃんの唄もやっぱりイイ。そしてそれにアクセントをつける鮎川のギター。
続いて友部さん・伸ちゃん・鮎川の順番で、ヴォーカルをまわしながら「一本道」。
そして始まったのは「レモンティー」。ここで更にフロアのヴォルテージが上がる。
そのまま「サティスファクション」へとなだれ込み、お客さんはコブシを振りあげて大盛りあがり。
とてもギター三本だけで演っているとは思えないビート感、これが本当のRockなのかもしれない。
最後は友部さんの「僕は君を探しにきたんだ」を、みんなで唄って本編は終了。
アンコールに突入して、ステージ上にはスネアとシンバルスタンドが運び込まれる。
待ってました~という感じで、店長の“SHEENA & THE ROKKETS”ドラマー:川嶋一秀が加わり、
“ROLLING STONES”の「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」をセッション。
続いてシナロケの「ユー・メイ・ドリーム」。伸ちゃんはシーナと同じKEYで唄うところがスゴイ。
最後は友部さんのナンバーから「夕日は昇る」。この曲はいつ聴いても染みる・・・。
サビの「こんど~君に~いつ会える~♪」というパートをみんなで大合唱。
すぐに会える人、また会いたい人、もう会えない人・・・いろんな人への思いが駆け巡る。
いろいろと迷ったけど、今夜はココに来て良かったとつくづく思う瞬間であった。
こうして21時15分過ぎにライブはすべて終了。
興奮覚めやらぬ中、ひとり中洲の街に繰り出す。
ところが日曜日ということもあり、良さげな店があまりやっていない。
ようやく「備前吉兆」という店を見つけて入る。焼鳥がメインの店らしい。
店員さんの応対がちょっとアバウトなところもあったけど、それなりに楽しい時間を過ごす。
シメはやっぱりラーメン。今夜は「一幸舎」という店をチョイス。
1時過ぎにホテルに戻って、あっという間に眠りにつく。
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