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2018年6月29日 (金)

山口洋×仲井戸麗市「MY LIFE IS MY MESSAGE 2018 You've Got A Friend」下北沢GARDEN

今日は下北沢GARDENへ、「MY LIFE IS MY MESSAGE 2018 You've Got A Friend」を観に行く。
仕事をなんとか上手いこと遣り繰りして、定時ダッシュで下北沢へと向かう。
電車の遅れにヤキモキしつつも、なんとか開場時間の18時半に会場へ到着。
今日は指定席と立見席という変則的な構成。指定席の人が入場してから立見席の人が入場。
私は立見の入場整理番号024なので、けっきょく18時40分過ぎに入場。
ステージ前のフロアは椅子席、後方の一段上のフロアが立見席、その正面二列目をキープ。
ステージまではちょっと遠いけど、視界を遮るものが何もないので観やすい。

予定より遅れて、19時05分過ぎにスタート。
まずはステージを覆い隠すように張られているスクリーンに、洋からのメッセージが映し出される。
そのスクリーンが上がると、ステージには四本のマイクが並んでいる。
そして矢井田瞳×大宮エリーがステージに登場し、中央の二本のマイクにスタンバイ。
いきなり二人のトークが始まる。大宮エリーのボケにヤイコが突っ込むという感じのノリ。
演奏はヤイコがヴォーカルとアコースティックギター、大宮エリーがリーディングとバイオリンを担当。
大宮エリーは全く予備知識がなかったけど、バイオリンを弾くとは思わなかった。そしてなかなか素敵。
そしていつも思うけど、ヤイコは唄が上手いな。私が好きな『凜としてる』人だと思った。
唄った曲は全てヤイコのオリジナルなのかな? わりとしっとりとした感じのナンバーが中心の選曲。
ラストに唄われた「友達ってなんだろう?」というリーディング中心の曲が印象に残った。
演奏時間は50分ぐらい。ここでインターバルに入る。

20時を少しまわった頃、いよいよ山口洋×仲井戸麗市のステージが始まる。
CHABOはステージ下手端のマイク、洋は上手端のマイクに向かう。ステージ中央がぽっかりと空いている。
まずは「MY LIFE IS MY MESSAGE」のテーマ曲のような短い曲を演奏。
洋はいきなり「CHABOさん、今日はビートルズが来日した記念日なんですよ」と語りかける。
そして始まったのは「サイクリング」。CHABO曰く「数少ない爽やかなナンバー」、久しぶりに聴くような気がする。
マチャミさんが鳴らす自転車のベルもバッチリとフィーチャーされて、大好きだなぁ~この曲。
続く「TOMORROW」は“HEATWAVE”のナンバー。個人的にはすごく“HEATWAVE”っぽく感じる曲。
今夜の二人はアコースティックギターを弾いているけど、そのアンサンブルがものすごく良かった。
いつもはちょっとトゥーマッチな感じがしてしまう(失礼!)洋が、今夜はとってもいい感じ。
MCもCHABOが中心に喋り、洋はCHABOを立てながら自分の色をうまく出しているように感じた。

Bob Dylanのカバー「Going, Going, Gone」ではCHABOがザクザクとリズムを刻み、
洋がディストーションを効かせたギターソロを繰り広げる。
続いて洋がTruman Capoteにインスパイアされたという「遠い声」、CHABOはマンドリンをプレイ。
洋のヴォーカルとギターもイイけど、CHABOがつま弾くマンドリンは繊細でたまらない響き。
CHABOは「梅雨はあけたけど強引に演るよ」と言い、CCRの「Who'll Stop The Rain」をカバー。
そして本編最後は“HEATWAVE”のナンバーから「明日のために靴を磨こう」。
このところCHABOは早川さんと演る事が多いから、ギターだけだとちょっと物足りないかな?
なんて思っていたけど、当たり前ながらそんな事は全くなかった。
二本のギターでザクザクとリズムを刻み、ソロをとり合うスリリングな展開。
サビの部分をCHABOがハモるところもメチャメチャ素敵で、もぅ~大満足のステージ。

アンコール、大宮エリーがデザインしたというTシャツに着替えて四人が再びステージに。
ステージ上手から、洋、ヤイコ、大宮エリー、CHABOという並びでセッションが始まる。
まずはヤイコのヒット曲「My Sweet Darlin」から。ヤイコの「ダーリンダーリン~♪」に萌え。
その横でギターを弾くCHABO。コードチェンジが激しくて忙しそうだけど、なんだかとっても嬉しそう。
続いてCHABOがオモチャのエレキギターに持ち替えると、「雨あがりの夜空に」が始まる。
大宮エリーが中心にヴォーカルをとるけど、ちょっと怪しい部分が多いので、お客さんみんなでカバー。
そして「満月の夕」。CHABOと洋がギター、大宮エリーがバイオリンを弾き、洋とヤイコがヴォーカルをとる。
二人の唄声はいつも通りに素晴らしく、それにバイオリンの音色が重なって、風景が目に浮かぶような演奏。
その感動に打ち震える中、最後の曲は本日のライブタイトルでもある「You've Got A Friend」。
大宮エリーは「水臭いじゃないか。友達じゃないか。かけて欲しいな、迷惑」と語り、
CHABOは「友達。ダチ。FRIEND。本当の友達の理由。本当の友達の資格」と語り、演奏が始まる。
洋とCHABOが交互にヴォーカルをとり、ヤイコが唄声を重ねる。ここでもバイオリンが優しく響く。
演奏が終わると四人はステージから去り、ステージにはライトに照らされた四本のスタンドマイク。
BGMが流れてステージにはもう誰も居ないのに、お客さん全員がずっと拍手している。
普通なら早々に席をたつ人とか、スマホをいじり出す人とか居るのに、本当にお客さん全員がずっと。
まさにお客さんを含めてライブが出来上がった瞬間。今夜のライブで一番印象に残った瞬間。
ライブを観に行ったのに、ステージに誰も居ない瞬間が一番印象に残るとはね・・・。
このシーン、一生忘れないと思う。洋は楽屋から見ていてくれたのであろうか?
時間は21時30分過ぎ、これにてすべて終了。

終演後、ひとり下北沢の街を徘徊して呑み屋を探す。
金曜日だからどこも混んでいたけど、鈴なり横丁の「十七番地」に居場所を見つける。
このあたりは下北沢のディープスポット。ここで呑むのは初めてだ。
オープンな造りの店内、カウンター席に座り、焼鳥を焼く煙にいぶされながらも楽しく呑む。
隣に座った常連さんと話をしながら、ビール、酎ハイ、日本酒と呑み進める。
いつまでも居られそうな雰囲気だけど、キリがないので23時過ぎにおひらきにして帰宅。

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