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2018年6月23日 (土)

山下達郎「Performance 2018」松戸 森のホール21

今日は松戸 森のホール21へ、山下達郎「Performance 2018」を観に行く。
このところ毎年行われている達郎のコンサートツアー、今年は本日が初日。
全国24都市49公演、11月8日の福岡サンパレスまで続くロングランのツアーだ。
現時点では本日分しかチケットが取れていないけど、是非とも何回か行ってみたい。
というわけで千代田線~常磐線~武蔵野線を乗り継ぎ、一時間以上かけて新八柱駅にたどり着く。
グッズの先行販売が15時15分開始というので、それにあわせて雨の中を歩いて会場に到着。
ご当地プレート狙いの開場待ち行列は既にたくさん人が並んでいたけれど、
グッズ売場はガラガラに空いていて、ちょっとばかり拍子抜けした感じ。
今回からネット通販が始まったことも関係あるのかな? とりあえず無事にゲット。
それからあたりを散策・・・というところだけど、雨が激しく降ってきてしばらく立ち往生。
それでも隣接する松戸市博物館や21世紀の森と広場を巡って時間調整。

開場予定時間17時より5分ほど早く開場。
その様子を眺めつつ、17時30分ごろのんびりと会場入り。
今日の席は、2階L1列1番。ステージ下手、2階バルコニー席の最前列。
ステージセットは若干見切れているけど、演奏者は見切れることなくバッチリ見える。
ステージを上から見下ろす感じのポジションで、これはこれでなかなかアリかも。
今回のセットは港街の風景。クレーンやコンテナが並んでいる。

珍しく予定より10分遅れて、18時10分ごろ開演。
フロアが暗転すると、アカペラのオープニングSEが流れて、メンバーがステージに。
Drums:小笠原拓海、Bass:伊藤広規、Guitar:佐橋佳幸、Keyboards:難波弘之、
Keyboards:柴田俊文、Sax:宮里陽太、Chorus:三谷泰弘・ハルナ・ENA、
そしてブルージーンズにピンク色のシャツをインした達郎が最後に登場。
一曲目はもちろん「SPARKLE」。達郎のギターカッティングは相変わらずシャープ。
「こんばんは松戸!ツアー初日です」と達郎は言い、「新・東京ラプソディー」が始まる。
続いて「BLOW」を唄ったところでMC。「この10年間ツアーをやって来た中で自分が気に入った曲」
「ちょっとだけ自己満、ちょっとだけ自己中のセットリスト」を今回は演奏するのだそうだ。
確かに「MUSIC BOOK」「あしおと」と、ちょっとばかりマニアックな香りが漂う選曲が続く。

達郎は“SUGAR BABE”のベーシスト:寺尾次郎の訃報に触れ、ステージのオープニングで
必ず演奏していたという「WINDY LADY」を、当時のアレンジのまま再現。
そして“SUGAR BABE”と言えば「DOWN TOWN」。三谷さんはキーボードをプレイ。
「自分のお気に入りの曲を久しぶりに演ります」と達郎は言い、聴き慣れないイントロを弾き出す。
何が始まったのかと思いきや「SOLID SLIDER」ではないか! こいつはかなり嬉しい~っ。
宮里さんのサックスと難波さんのキーボードがフィーチャーされて、延々とインプロビゼーション。
ここでちょっと雰囲気が変わり、ここ数年のツアーでお客さんに大ウケのカバー曲。
「知らない人は居ない曲。でも、日本でこの曲を唄わせたら自分がナンバーワン」という紹介で、
達郎は「OH, PRETTY WOMAN」を唄う。もちろんハンドマイクで、ステージを右へ左へと移動。
それから「ライブで新曲を演奏するのは8年ぶり」と達郎は言い、昨年発売された「REBORN」を唄う。
次に達郎はキーボードに向かい、「久しぶりにこんなのはどうでしょうか?」と「シャンプー」を弾き語り。

「私のライブのルーティンは35年間ずっと同じです。どうしてそうしているかと言うと、
10年ぶりにご覧になっても同じノリで再参加出来るからです」と達郎はコメント。
なるほど~そんな深い理由があったのか!と、この言葉を聞いてちょっと感動してしまった。
そんな中、始まったアカペラコーナー。今夜は「BLUE VELVET」と「おやすみ、ロージー」を披露。
そして「JOY TO THE WORLD」からバンドが加わって「クリスマス・イブ」。確かにこの流れは普遍。
「希望という名の光」の後半には、岡林信康の「今日をこえて」と「蒼氓」とをたっぷりとフィーチャー。
次の「ずっと一緒さ」もじっくりと聴かせてくれて、涙ナシには聴いていられない感じ。
続いて“SUGAR BABE”のナンバーから「今日はなんだか」。達郎と佐橋さんのギターの絡みが最高。
「LET'S DANCE BABY」が始まると、コンサートもいよいよ佳境。スタンディングタイムに突入。
だけど2階の最前列で立つのはちょっと怖くて、座ったまま盛りあがってクラッカーを鳴らす。
「去年やってメチャメチャうけたので」と達郎は言い、そのまま「ハイティーン・ブギ」に突入。
「アトムの子」では「今年は手塚治虫生誕90周年」ということで、セットにアトムの映像が映し出される。
そして最後は「LOVELAND, ISLAND」。最高の選曲に悶絶したまま本編は終了。

アンコールに突入して、達郎は青いチェックのシャツに着替えて登場。
まずは7月に発売されるニューシングル「ミライのテーマ」を披露。
発売前の新曲をライブで演奏するのは数十年ぶりということで、こいつはなかなか貴重。
そして「RIDE ON TIME」となり、メンバー全員によるソロ合戦が繰り広げられる。
エンディングで達郎はお立ち台に立ってシャウト。このあたりも伝統芸能の世界。
メンバー全員がステージ中央に集まって挨拶したあと、「恋のブギ・ウギ・トレイン」が始まる。
達郎の強力なギターカッティングに、コーラス隊の三人は息のあったダンスを披露する。
ここでバンドは退場して、達郎はひとりステージに残る。最後の曲は「YOUR EYES」。
初日にだけ話すというネタで、バックのアカペラは新たに録音し直したとコメント。
エンディングSEの「THAT'S MY DESIRE」が流れ、21時10分ごろ演奏は全て終了。

終演後、会場の外へ出ると、雨はすっかりあがっていた。
せっかくなので駅前で呑んでもイイかと思ったけど、さすがに遠いので帰ることにする。
再び武蔵野線~常磐線~千代田線を乗り継ぎ、一時間以上かけて代々木公園駅へと戻る。
「富士そば」で軽く打ち上げして、23時半過ぎに帰宅。

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