SoulMates「Going, Going, Gone」甲府・桜座
今日は無茶して遠征を決行、スーパーあずさに乗って甲府へと向かう。
スーパーあずさに乗るのは久しぶり。ちょっと特別な思いが脳裏を駆け巡る。
15時20分過ぎに甲府駅へ到着。曇っているけど、かろうじて雨は降っていない。
とりあえず舞鶴城公園に寄ってみる。石段を登っていくだけで、既に汗だく。
曇っているから、見晴らしはあまり良くない。おまけに雨もパラつき出した。
それから街をブラブラと歩く。商店街はあいかわらず閑散としている。
表の顔と裏の顔が同居したような街並み。それはそれで味わいがある。
16時50分に今夜泊まる「甲府ワシントンホテルプラザ」へチェックイン。
甲府の定宿。今夜のライブ会場・桜座の真裏なのでとっても便利。
18時過ぎに再び出かける。
今夜は桜座へ、SoulMates「Going, Going, Gone」を観に行く。
“SoulMates”は、仲井戸麗市+梅津和時+早川岳晴から成るユニット。
梅津さんの「今年はたくさん演ります」という言葉通り、今月から甲府・名古屋・京都三ヶ月連続のライブだ。
この頃になると雨は本格的に降っていて、雨宿りをしながら開場時間を待つ。
ほぼ予定通り、18時30分に開場。私の入場整理番号はC-09。
Aチケットが20人、Bチケットが40人ぐらい居たので、実質的には70番目ぐらいに入場。
それでも前から三列目、ステージ上手寄りのポジションを確保。
座布団に座るというスタイルだけど、段差があるので座り心地は最高にイイ。
予定より遅れて、19時05分過ぎに開演。
ステージ上手から梅津さん、早川さん、そしてCHABOという並び順でスタンバイ。
まずはどっぷりとしたBlues「Final Curve」から、「ブルース2011」でぶっ飛ばす。
続いて「つぶやき」。三人でたっぷりとソロまわし。早川さんのウッドベースがブンブンと唸る。
梅津さんはフルートで対抗。梅津さんのサックスはもちろんイイけど、フルートの音色もたまらない。
「今夜は月は出ていないけど、唄ぐらい唄わせてくれよ」とCHABOは言い、「BLUE MOON」を演奏。
梅津さんがサビの「ウォーウォーウォーウォー♪」という部分を、オペラ歌手のように唄うのが可笑しい。
Bob Dylanの「Going, Going, Gone」をカバーしたあと、「中央線関係なので、新宿の唄を唄わせてくれよ」と
CHABOは言い、PIT INNで披露した新曲「新宿の男」を演奏してから「新宿を語る」をリーディング。
早川さんのランニングベースと梅津さんのサックスやフルートが、CHABOの朗読に彩りを添える。
次はLeyonaに提供した「サ・イ・フ」のCHABOバージョン。この曲、すっかりお気に入りみたいだな。
間奏でCHABOが「悲しき願い」のフレーズを入れると、梅津さんは「太陽の彼方」をサックスで吹く。
「ま、いずれにせよ」はちょっと高速だったけど、とってもイイ感じにスウィングしてた。
桜座はもともと芝居小屋だったので、照明がライブというより芝居っぽくて独特。
だけどそれが三人の演奏にとてもマッチしていて、視覚的にもすごく楽しめる。
「梅津くんのホーンセクションを聴きたいからこの曲を選んだ」とCHABOは前置きしてから、
Otis Reddingの「Loving By The Pound」をカバー。短い曲だけど、ソウルフルで好きだなこの曲。
いつもなら梅津さんはサックス二本吹きを披露するところ、今夜は何故かやらない。
なんでもいま仮歯を入れているので、歯医者から止められているとの事。
それから「君が僕を知ってる」。今夜のKEYは「A」。お客さんも一緒になって唄う。
続いて「ボスしけてるぜ」。このあたりから俄然、お客さんの盛りあがりが激しくなる。
CHABOは「今夜のハイライトかなぁ~」と言い、梅津さんヴォーカルで「多摩蘭坂」を披露。
「毎日がブランニューデイ」を演奏したあと、Tom Waitsの「Ol '55」。今夜もBluesが染みる。
早川さんのランニングベースがカッコいい「やせっぽちのブルース」をはさんで、最後は「ガルシアの風」。
今夜も「Everything is Be Alright! 忌野曰く、すべてはALRIGHT!」という朗読をしてからの演奏。
アンコールに突入して、梅津さんと早川さんは“SoulMates”のTシャツに着替えて登場。
カラフルで鮮やかなタイダイ染のTシャツ、早川さんはやっぱりすごく似合ってる。
早川さんと梅津さんの宣伝コーナーをはさみ、Langston Hughesの詩を解釈した「The Blues」を演奏。
次の「祝祭」では、梅津さんがピッコロや得体の知れない鳴り物を吹きまくる。
それを見てCHABOは、「寄席の人みたい。いろんな事をやりたい年頃なんだな」とつぶやく。
「いい事ばかりはありゃしない」に続いて「雨あがりの夜空に」。ここでお客さんは総立ち。
今日はわりとおとなし目のお客さんだったけど、この曲はさすがに大盛りあがりとなる。
CHABOと早川さんはずっとアコースティックを弾いていたが、「雨あがりの夜空に」はエレキでプレイ。
梅津さんと早川さん、そしてCHABOが交互にヴォーカルをとる。なんだかバンドっぽい。
最後は「ハレルヨ」。ここでも早川さんがヴォーカルをとる。しゃがれた声がたまらなくイカしてる。
SE「What A Wonderful World」が流れる中、21時40分過ぎに演奏はすべて終了。
終演後、友達から声を掛けられる。ホントに彼女は神出鬼没、今日も車で来たらしい。
駅前に車を停めてきたというので、話をしながらブラブラと駐車場まで見送り。
それから再び繁華街へと引き返し、以前にも入ったことがある「友四郎」で呑み始める。
鶏もつ煮を食べながら美味しい日本酒を呑んでゴキゲン・・・だけど23時に閉店だと。
仕方がないので店を出て、「月見里」という店で勝沼ワインを呑みながら冷し肉うどんでシメ。
24時過ぎにホテルへ戻って、一瞬にして眠りに落ちる。
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