仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #4」南青山 MANDALA
今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #4」を観に行く。
毎月開催中のCHABOのDJナイト、5月から始まって今夜はその第4弾。
指定席という事もあり、19時10分ごろ会場入り。座席番号は17番、ステージ下手のアリーナ二列目。
やや斜めの位置ではあるけれど、座席の間隔に余裕があることもあり、観やすくて最高のポジション。
ステージ中央にはCDラジカセが置かれたテーブル、その横のピアノ椅子にはCDが積まれている。
ステージ下手のスクリーンに、プレイ中のアルバムジャケットが投影されるのはいつも通り。
開演予定時間の19時30分をちょっと過ぎたころ開演。
細かい白ドット柄の黒シャツにストローハットをかぶり、黒縁のメガネをかけてCHABOがステージへ。
ステージ中央の椅子に腰かけ、椅子の上に積まれたCDを手に取りながらかけていく。
というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
⇒このシリーズ定番となっているオープニング曲。今夜も楽しいひとときが始まる。
今回の選曲は、「最近の活動にまつわる曲」と「ふと思いついた事に関するミニ特集」とのこと。
M01. I Say A Little Prayer [Aretha Franklin]
⇒先日亡くなったアレサに捧げる曲。CHABOは17日の磔磔ライブの朝に訃報を知ったのだそうだ。
M02. Hurricane [Bob Dylan]
⇒今年のフジロック“ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA”で、CHABOがカバーした曲。
CHABOは冤罪音楽プロジェクト「獄友」に参加するつもりで一度は承諾したのだけれど、
その事件の内容をあまりにも知らな過ぎるので断ったのだそう。
そんな自分が出来ることとして、ディランのこの曲を唄うことを決意したらしい。
ディランの唄声をバックに、その時の歌詞をモチーフにした詩を朗読。
M03. Cissy Strut [The Meters]
⇒この夏のライブを振り返りながら、オハラブレイクで一曲目に演奏したこの曲をプレイ。
M04. You've Got A Friend [James Taylor]
⇒今年の「MY LIFE IS MY MESSAGE」のテーマとなった曲。今夜はJames Taylorバージョン。
その時にCHABOが朗読した詩を読み上げてからプレイ。
M05. スケッチ'89・夏 [仲井戸"CHABO"麗市]
⇒「高校野球が終わるとともに、夏の終わりを感じる」とCHABO。
この唄にはCHABOのお父さんが詠んだ俳句が挿入されている・・・ということで、ミニ特集は「父と子」。
M06. My Father's Eyes [Eric Clapton]
⇒「クラプトンのミュージシャンとしての岐路となったアルバム」だとCHABOは紹介。
ここで開始から1時間が経過し、いつものようにクッキーと紅茶が差し入れられる。
M07. My Old Man [Jerry Jeff Walker]
⇒「Mr. Bojangles」で有名なアーティスト。初めて聴くことが出来て感激。
M08. I Still Can't Say Goodbye [Tommy.Emmanuel]
M09. My Boy [Neil Young]
M10. Beautiful Boy [John Lennon]
M11. She's Leaving Home [The Beatles]
M12. So Long Dad [Harry Nilsson]
⇒歌詞を朗読しては、ひたすら曲をかけ続けるCHABO。
曲によって「息子から見た父親」「父親から見た息子」、それぞれの視点から書かれている。
M13. 悲しみをぶっとばせ! [仲井戸"CHABO"麗市]
⇒オハラブレイクで奈良美智がDJプレイしたというCHABOのナンバー。
奈良さんは、CHABOが「父さん」「母さん」と唄う部分が好きなのだそうだ。
CHABOが自分の両親に捧げて書いた曲だというのは初めて知った。
M14. 久遠 [仲井戸"CHABO"麗市]
⇒CHABOは自分の両親のことを、ひとつひとつ丁寧に話していく。
とてもヘヴィーな内容ではあるけれど、不思議と落ち着いて聞いていられた。
人間であれば誰もが通らなければならない道。そして人間の尊厳・・・そんなことを思った。
そしてこの唄に込められた思いを、「こういう場だから」と話してくれたCHABO。
M15. My Hometown [Bruce Springsteen]
⇒曲の途中で「息子から見た父親」から「父親から見た息子」へ歌詞が切り変わるところが
上手いんだ!と言いながら、歌詞をひと通り読み上げてからプレイ。
ここで開始から2時間が経過し、紅茶のおかわりが出され、「紅茶、うまいよ!」とCHABO。
M16. Younger Generation [John Sebastian]
⇒この曲も歌詞をリーディング。「今夜はなるべく詩を読もうと思っていた」と話す。
M17. My Old Man [Steve Goodman]
⇒「父と子」特集の最後はこの曲。CHABOは選曲するときに、この曲を20回連続で聴いたそう。
当初の予定になかった曲らしく、スタッフのFさんにジャケットを投影出来ないかと無茶ぶり。
このへんでCHABOは、立てかけられていたアコースティックギターを手に取ってチューニング。
クリップチューナーを使って自らチューニングするCHABOを見られたのはレアかもしれない。
M18. Theme From A Summer Place [Percy Faith]
⇒「ここで気分を変えて」ということで、泉谷しげるとのライブのオープニングに流れた曲を。
CDの盤面を着ていたシャツで拭くCHABO・・・なんだか少年のように見えてしまう。
M19. エメラルドの伝説
⇒オハラブレイクのステージで、「湖にまつわる曲を」ということで演奏された曲をナマ唄で披露。
「逢いたい~君に逢いたい~♪」の歌詞が、今夜はちょっと違う意味に聴こえたりした。
M20. Summer's Gone [The Beach Boys]
⇒「夏の終わりだから、夏の終わりの曲をかけて終わるね」ということで、
こちらも歌詞をリーディングしてからプレイ。
CHABOは散らかった机の上を一生懸命片付けようとしていたけど、
途中であきらめ「セブンスマザーとして片付けて」とスタッフFさんへお願い。
EndingSE. Papa's Got A Brand New Bag [Otis Redding]
⇒CHABOは「今日はちょっと重たかった?」と言いつつ、「たまには親のこと考えてもイイじゃんかよ」と。
ここでCHABOは吹っ切れたように饒舌になり、思いもよらぬ暴言を! あまりの可笑しさに場内爆笑。
最後にオーティスのナンバーが流れ、今月のDJナイトは22時15分過ぎに終了。
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