8時に起床。昨夜寝るのが遅かったので、ちょっとだけ朝寝坊。
しばらくテレビを観ながらウダウダして、11時ごろホテルを出る。
昼ごはんは何を食べるかとっても迷ったけど、「ぼてじゅう」でお好み焼きを食べる。
やっぱり大阪で食べるお好み焼きはどこか違う。ふわっふわでとっても美味しい。
それから散歩がてら日本橋へ。中古盤屋をいくつか覗いてみる。
「サウンド・パック アナログ店」で、スライダーズの「がんじがらめ」を発見。
そのあと恵美須町まで足を延ばして、15時前にいったんホテルへ戻る。
しばらく部屋で休憩したあと、16時10分過ぎに再び出かける。
今夜もなんばHatchへ、「なつかしい×あたらしい なにわブルースフェスティバル2018」を観に行く。
昨日に続いて今日もまた楽しみ。出演者も昨日より豪華な感じで、否が応でもテンションが上がる。
16時30分ごろ会場に着くと、友達は既にみんな集まっていたのでそのまま入場。
今日の席は1階D列14番。中央寄りの前から四列目。ステージを正面から観られる最高のポジション。
予定より遅れて、17時05分ごろ開演。
トップバッターは“宇崎竜童・野本有流&御堂筋ブルースバンド”。
いきなりの大御所、宇崎竜童の登場に大興奮のフロア。バンドメンバー全員、酒屋風の前掛け。
宇崎竜童をナマで観るのは実に五年ぶり。テレキャスを弾きながら唄う姿は、あいかわらずカッコいい。
「スモーキン・ブギ」「トラック・ドライヴィング・ブギ」からの「ロックンロール・ウィドウ」。名曲ばかりだ。
だけど一曲だけ野本有流がヴォーカルをとった「だってオレ、南海ファンやもん~♪」という曲も良かった。
今夜も昨夜と同様、持ち時間25分でアーティストが入れ替わりで演奏していくスタイル。
そしてセットチェンジの間に、司会者二人のトーク、DJ HIYOCOによるDJ、ナオユキの漫談。
昨夜と同じく、ちょっとグダグダした進行。このフェスは本当に居心地がイイ。
二番手はちなげ。初めて観る女性シンガー。
裸足でアコースティックギターをかき鳴らしながら唄う。伸びのある素敵なヴォーカル。
「働いても~働いても~♪」というフレーズが、とっても印象に残る。
「ロックンロール・ウィドウ」がまさかの曲かぶり。本人のあと堂々と唄い切る。
お客さんとのコール&レスポンスも良かったけど、「ギタリストに惚れたらあかん」という唄が染みた。
三番手は“OSAKA ROOTS”。「なにわブルースフェスティバル」ではすっかりお馴染み。
ドラム、ベース、キーボード、ギター、サックスという五人編成のバンド。
ギターがすごくイキった感じで弾いているのがイイ。だけど喋ると好青年ぶりがにじみ出る。
Buddy Guyを彷彿とさせるギター。「A Change Is Gonna Come」がとってもBluesしていた。
18時35分ごろから、“高木まひことシェキナベイベーズ”のステージ。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカル&ギターの四人編成。まずは“シェキナベイベーズ”のみでの演奏。
ブルースではなく、完全にロックンロール。前回観たときより全然イイ感じで転がっていく。
そして二曲目からはVocal&Piano:リクオ、Vocal&Guitar:ウルフルケイスケが加わって更に加速。
聴いているだけで思わず笑顔になって、とってもハッピーな気分になってくる。
リクオの「オマージュ - ブルーハーツが聴こえる」、ブルーハーツだけでなく、仲井戸麗市、
RCサクセションが唄いあげられ、「大人だろ。勇気を出せよ」とリクオとまひこが何度も何度も叫ぶ。
ケーヤンが唄う「ミュージック」は初めて聴いたけど、なんだかとってもあたたかい気分になった。
最後はリクオが旅立ってしまった偉大なアーティストの名前を呼びあげ、
「先輩達が残してくれた轍をたどっていきます。ロックンロールはまだまだ続くよ」と言って、
「永遠のロックンロール」でフィナーレ。期待していた以上に素敵な演奏に、惜しみない拍手を贈る。
続いて三宅伸治がひとりステージに登場。「俺がやりたいのは前向きなBlues」ということで「It's Alright」。
そしてVocal:金子マリがステージに呼び込まれる。黒い衣装がとってもセクシーなマリちゃん。
伸ちゃんのギターをバックに、「アフリカの月」をしっとりと唄いあげる。マリちゃんは今夜も絶好調。
そしてDrums:正木五朗、Bass:清水 興が加わり、バンドスタイルでの演奏となる。
このメンバーでどんな曲を演るんだろう?と思っていたら、始まったのは「最後の本音」。
“SOO BAAD REVUE”を意識したのだろうけど、マリちゃんヴォーカルだけに自分的には“BUXBUNNY”。
ベースがナルチョでなく興さんというのが、なんとも感慨深い。フレーズの組み立て方が、やはりまったく違う。
次に演奏されたのは「税」。このメンバーで“THE TIMERS”を聴くことが出来るとは思わなかった。
それから「彼女の笑顔」。これまたマリちゃんの唄声が最高で、たまらないわぁ~と悶絶。
曲の途中で有山じゅんじがギターソロを弾くためだけに出てきたのにはちょっと笑ったけど。
20時05分、木村充揮と有山じゅんじがステージに登場。
いつものようにあたたかい野次が飛び交う中、木村さんがギターを弾きながら唄い出す。
いきなり木村さんのギターの弦が切れ、有山さんに「つないでおいて」とお願いするけど、
木村さんは思わず唄ってしまい、弦を張り替えたのは結局その唄の後。
木村さん自ら弦を張り替えたところで、場内大拍手になったのは笑えた。
そして大西ユカリが、木村さんのおかわりの焼酎を持ってステージに登場。
ユカリちゃんは、なんだか木村さんの世話役みたいな感じ。どっぷりと「天王寺」を唄う。
ここで有山さんと入れ替わりで近藤房之助がギター、そしてもうひとりベースが加わる。
ちょっとアップテンポにアレンジされた「テネシーワルツ」、とっても気持ちよく心に響く。
ユカリちゃんはここで退場して、木村さんと房之助で「酒と泪と男と女」。
大好きなこの曲を、二人の唄声で聴けるなんて! 今日一番のハイライトだったかもしれない。
ラスト一曲は、木村さんひとりで唄う予定のところを三人で演奏。ええもん観させてもらった。
そして21時10分過ぎ、SE「波路はるかに」が流れる中、“麗蘭”がステージに登場。
オープニングは「スウィート・ホーム大阪」。もちろん“ファニー・カンパニー”へのリスペクト。
CHABOの口から関西弁! かなりぎこちない感じだったけど、珍しいもの観られたわ。
CHABOは「ホントは東京・新宿。でも楽しみにしてきたよ~」と言い、とっても嬉しそう。
続いて「明日は明日の風が吹く」。今夜は短時間のステージなのに、公平のヴォーカル曲。
“麗蘭”はCHABOと公平ふたりのユニットであることを、改めて感じさせる展開。
CHABOは「楽屋は同窓会状態。高齢化社会に突入したけど、みんな元気そうで嬉しいぜ。
三宅とかリクオとか、若手もいる・・・と言ってる時点で、世間的にはずれてるな」とCHABO。
次に「今日はB.B.Kingの誕生日」ということで、「Mr. Blues Man (B. B. KINGに捧ぐ)」を演奏。
早川さんはエレクトリックのアップライトベースをプレイ。公平のギターがBluesしている。
「B.B.Kingは丑年だよ!」という、CHABOの妙なこだわりが可笑しくて爆笑。
今夜のCHABOはアコギとテレキャスを使用。広いステージでギターを弾きまくるCHABOはやっぱり素敵。
メンバー紹介をはさんで、早川さんのプレベから始まったのは「今夜R&Bを...」。
偉大なブルースマンに捧げたナンバー。「なにわブルースフェスティバル」にピッタリの選曲。
エンディングで、CHABOが最後に口にしたのは石田長生・藤井 裕の名前。
きっとみんな来てくれていたに違いない。ブルースに溢れた演奏、ブルースに溢れた空間。
最後にBob Marleyの「Three Little Birds (Don't Worry About A Thing)」が流れて、
“麗蘭”のステージはあっという間に終了。
アンコールは、本日の出演者全員が登場してのセッション。宇崎竜童は居なかったかな。
ゆるゆると「嫌んなった」が始まったので、ゆるゆるとステージにかぶりつく。
これだけのメンツが揃うと、誰を観てイイのかとっても迷う。もちろんCHABO中心!ではあるけれど。
続いて「The Weight」。「なにわブルースフェスティバル」の最後を飾るのはこの曲しかない。
いろいろな人が入れ替わりでヴォーカルをとり、サビの部分はみんなでハモる。最高だ。。。
エンディングで有山さんとCHABOが、ステージ中央で何やらじゃれる(笑)。
そしてステージを降りるとき、CHABOが伸ちゃんのアタマをポンっと叩く。とってもいい光景。
22時10分ごろ終了。今年も素晴らしい演奏と、素敵な空間をありがとう。
真夏の炎天下のフェスは苦手・・・というかもう~無理なので、こういう室内型のフェスは嬉しい。
進行もあまり洗練されずにグダグダでイイから、このままで来年もやって欲しいな。
終演後は「アガッタ!」で打ち上げ。
久しぶりに会う人も居て嬉しかったな。串カツもあいかわらず美味しかった。
途中から知らないお兄さんが加わってきたり、マスターの安藤さんとお話したり、楽しいひととき。
1時過ぎにおひらき。その後ちょっとだけ、裏なんばの「えびす屋」で呑む。
この時間になるとさすがに空いていて、ゆっくりと呑むことが出来た。
しっかりと満喫して、2時半過ぎにホテルへ戻る。
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