山下達郎「Performance 2018」名古屋国際会議場センチュリーホール
今日は休みをとって名古屋へ。
10時50分東京駅発の新幹線に乗り込み、12時半に名古屋駅に到着。
ホテルへ荷物を預けて、まずは腹ごしらえ。エスカの「矢場とん」へ行くと、ラッキーにも空いている。
迷わず入店して、わらじトンカツとビールを注文。なかなかゴキゲンな展開。
今夜のライブ会場は熱田神宮に近いという事もあり、せっかくなので行ってみる事にする。
熱田駅でなく神宮前駅で降りた方が良かったみたいだけど、東海道線で熱田駅へ。
だけどそのおかげで、熱田の商店街を見ることが出来たので結果オーライかと。
熱田神宮でお参りをしてから御神印を頂いて外へ出ると、雨がパラパラと降り出してきた。
そのうち雨風が強くなり、泣きそうになりながらひたすら歩を進める。
今日は名古屋国際会議場センチュリーホールへ、山下達郎「Performance 2018」を観に行く。
天気が良ければあたりを散策するつもりだったけど、雨なので身動きがとれず開場待ちの列に並ぶ。
15時半ごろから並んで、予定よりちょっと早く17時前に本人確認が始まる。
そしてそのまま入場。開場予定時間は17時30分だったけど、10分ほど早く開場した。
ご当地プレートは無理そうだったので、CDを買ってサイン入り色紙をゲット。
それから自分の席へ。今日の席は1階2列36番。なんと前から二列目という最高のポジション。
いつもは開演ギリギリまで着席しない派だけど、今日ばかりは早々に着席してステージを見つめる。
二列目だけど通路際なので、最前列と変わらない。おまけにほぼ中央でステージも近く、もう言うことナシ。
予定より5分ほど遅れて、18時35分ごろ開演。
フロアが暗転すると、アカペラの「REBORN」をバックにメンバーがステージへ。
Drums:小笠原拓海、Bass:伊藤広規、Guitar:佐橋佳幸、Keyboards:難波弘之、
Keyboards:柴田俊文、Sax:宮里陽太、Chorus:三谷泰弘・ハルナ・ENA、
そしてブルージーンズにピンク色のシャツをインした達郎が最後にステージへ登場。
一曲目はもちろん「SPARKLE」。達郎のシャープなギターカッティングとともにスタート。
続いて「新・東京ラプソディー」。「僕らの名古屋ラプソディー♪」と、歌詞を変えて唄ったところでMC。
「この10年間ツアーをやって来た中で、自分が演奏していて出来が良かったなと思った曲。
ちょっとだけ自己満、ちょっとだけ自己中のセットリスト」を今回は演奏すると宣言。
確かに「MUSIC BOOK」「あしおと」と、ちょっとばかりマニアックな香りが漂う選曲が続く。
至近距離で観る達郎は、思っていたよりもふくよかでガッチリとした印象。
左手に巻かれた黒革バンドの腕時計と、薬指の指輪までがハッキリと見える。
私の席はステージ上手側なので、広規さんと難波さん、そしてコーラス隊側のポジション。
キーボードであやうく広規さんが見切れるところだったけど、ギリギリ見えたのでラッキー。
広規さんの華麗な指使いと、ハルナさんENAさんのお美しさを堪能することが出来た。
達郎は“SUGAR BABE”のベーシスト:寺尾次郎の訃報に触れ、ステージのオープニングで
必ず演奏していたという「WINDY LADY」「DOWN TOWN」を、当時のアレンジのまま再現。
“SUGAR BABE”は1970年代に名古屋へしばしば遠征してライブをしていたとの事で、
「名古屋でこの曲を演奏すると、強烈にフラッシュバックする」と達郎。
続いても“SUGAR BABE”で頻繁に演奏していたという「SOLID SLIDER」。
宮里さんのサックスと難波さんのキーボードがフィーチャーされて、延々とインプロビゼーション。
私の席から難波さんの横顔はよく見えるけど、手元はまったく見えない・・・贅沢な悩み。
ここでちょっと雰囲気が変わり、ここ数年のツアーでお客さんに大ウケのカバー曲。
「今日のお客さんなら全員知っている曲。でも、日本でこの曲を唄わせたら私がナンバーワン」という紹介で、
達郎は「OH, PRETTY WOMAN」を唄う。ハンドマイクでステージ横の花道に繰り出しての熱演。
それから「自分の死生観を描いた曲。そしてライブで新曲を演奏するのは8年ぶり」と達郎は言い、
昨年発売された新曲「REBORN」を唄う。次に達郎はステージ上手のキーボードに向かう。
キーボードは「Fender Rhodes」ではなく、YAMAHAの「MONTAGE 8」だというのを知る。
私の席から見ると真正面のポジション。「シャンプー」の弾き語りをじっくりと堪能。
「私のライブの組み立ては35年間ずっと同じです。どうしてそうしているかと言うと、
3年ぶり5年ぶりにご覧になっても容易に再参加出来るからです」と達郎はコメント。
そんな中、始まったアカペラコーナー。「BLUE VELVET」と「おやすみ、ロージー」を披露。
そして「JOY TO THE WORLD」から、バンドが加わって「クリスマス・イブ」。
プロジェクションマッピングに彩られるステージ。まるで自分がその景色の中に居るよう。
そして「希望という名の光」。後半には、岡林信康「今日をこえて」と「蒼氓」とをたっぷりとフィーチャー。
スポットライトに照らされて唄う達郎と、コーラス隊三人の荘厳な唄声。訳も無く涙が溢れ出してくる。
それから「ずっと一緒さ」。この流れは本当に反則・・・危うく嗚咽をあげるところだった。
続いて“SUGAR BABE”のライブで、一番最後に演奏していたという「今日はなんだか」。
ステージ前方でギターを弾く佐橋さんは、思っていたよりワイルド。ストラップにつけたバッヂがお茶目。
達郎も負けじとステージ前方に出てきてカッティング。しまいには客席に向かってピックを投げ入れる。
「LET'S DANCE BABY」が始まると、コンサートもいよいよ佳境。スタンディングタイムに突入。
間奏でクラッカーを用意していたら、達郎に見られていた。気のせいではなく、完全に見られていた。
「去年やってメチャメチャうけたので」と達郎は言い、そのまま「ハイティーン・ブギ」に突入。
「アトムの子」では「今年は手塚治虫生誕90周年」ということで、セットにアトムの映像が映し出される。
そして本編最後は「LOVELAND, ISLAND」。エンディングでは、トラメガを使ってシャウト。
アンコールに突入して、達郎は青いチェックのシャツに着替えて登場。よく見るとポイントが点々と。
達郎は「今日はとってもイイお客さんでした。イイ気をもらえました」とコメント。
MCは何故だか噛み気味だったけど、とても機嫌が良くてニコニコ笑顔が印象的。
そして「今日はもう一曲新曲を」と言い、7月に発売されたニューシングル「ミライのテーマ」を披露。
「“SUGAR BABE”テイストの曲」という達郎のコメントに、とっても納得してしまった。
続いて「RIDE ON TIME」が始まり、メンバー全員によるソロ合戦が繰り広げられる。
エンディングで達郎はお立ち台に立ってシャウト。私が言うのもなんだけど、今日は本当に声がよく出ている。
そしてメンバー全員がステージ中央に集まって挨拶。ハルナさん・ENAさんへ思い切り声援を送る。
再び演奏が始まって、「恋のブギ・ウギ・トレイン」。間奏で達郎の強力なギターカッティング。
それが本当に目の前で繰り広げられ、手拍子するのも忘れて食い入るように凝視してしまった。
ここでバンドは退場して、達郎はひとりステージに残る。最後の曲は「YOUR EYES」。
エンディングSEの「THAT'S MY DESIRE」が流れ、21時50分ごろ演奏は全て終了。
ライブ終了後、西高蔵駅まで歩き、地下鉄を乗り継いで名古屋駅へ。
駅前の「鶴八」で呑み始めるも、あっという間に閉店時間。
それでもまずまず呑み喰い出来たけど、ちょっと物足りなくて二次会へ。
なんとなく避けていた界隈をうろつく。意外と良さげな店が多いことに気づく。
「山忠」という店に入り、舗道にセッティングされたテーブルに座って酎ハイと台湾ラーメン。
いつもならちょっと気恥ずかしいと思うところ、そんなことどうでも良くなってくる。
0時過ぎにおひらきにして、今夜泊まる「ビジネスホテル第3スターナゴヤ」へチェックイン。
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