SoulMates「Going, Going, Gone」南青山MANDALA<Day-1>
ところが今日はこれで終わらない。
今日は南青山MANDALAへ、SoulMates「Going, Going, Gone」を観に行く。
“SoulMates”は、仲井戸麗市+梅津和時+早川岳晴から成るユニット。
梅津さんが「今年はたくさんやりますよ~」と言ったとおり、全国各地でライブを行ってきたけれども、
“SoulMates”名義となってから東京で演るのは今回が初めて、しかも2daysというからたまらない。
今回は指定席なので、17時45分ごろゆっくりと会場入り。こういうとき指定席はとても助かる。
座席番号57番、ステージ真正面だけどフロアのやや後方。それでもステージはよく見える。
ほぼ予定通り、18時05分ごろ開演。
ステージ上手からSax:梅津和時、Bass:早川岳晴、Vocal&Guitar:仲井戸麗市という並び。
CHABOが珍しくメガネをかけているので、図らずもステージ上の三人全員がメガネ。
まずは「Final Curve」「The Blues」とLangston Hughes二連発から始まり、「ブルース2011」へと続く。
早川さんのウッドベースがブンブンと唸り、梅津さんのフルートとサックスが鮮やかな彩りを添える。
「つぶやき」をシブくじっくりと聴かせたあと、「BLUE MOON」を演奏。梅津さんと早川さんも一緒にコーラス。
「梅津はガキのころ“カッポ”と呼ばれていた。今後は“カッポ”と呼んでくれ!」と、CHABOは梅津さんを紹介。
Bob Dylanの「Going, Going, Gone」をカバーしたあと、もう一曲Bob Dylanのカバーで「Hurricane」。
この唄はフジロックで演奏したけれど、譜面が風で飛んでしまった・・・と悔しがるCHABO。
それから「アンプラグドでやっちゃうよ」とCHABOは言い、Funkチューンの「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」。
今回、本編は夏のツアーとほぼ同じ選曲だけれど、このあたりの流れがちょっと変更になっている。
Leyonaに書きおろしたナンバーを再構成した“SoulMates”版「サ・イ・フ」に続いて「ま、いずれにせよ」。
今夜もまたかなりのハイスピード・・・だけど三人ともバッチリと決めてしまうところはさすがだ。
次にOtis Reddingのカバーで「Loving By The Pound」。梅津さんのサックス二本吹きが観たいところだけど、
「完全にドクターストップとなったので、この前の誕生日を機会にやめました」と梅津さん。
続いてRCのナンバーから「ハイウェイのお月様」。「いつもは『君ぼく』だけど、今夜は特別」とCHABO。
それから梅津さんのバスクラリネットがたまらない「ボスしけてるぜ」、梅津さんがヴォーカルをとる「多摩蘭坂」、
清志郎との最後の共作「毎日がブランニューデイ」と、RC・清志郎関連のナンバーが続いていく。
そして梅津さんがピアノを弾き、Tom Waitsのカバー「Ol '55」。これがかなりキタ。。。
「君のサックスがソウルが、今夜聴こえてきそうさ」という歌詞、先日旅立ったあの人の事を唄っている。
「イッパツぶちかまそうぜ~!」とCHABOは言い、早川さんのランニングベースで「やせっぽちのブルース」。
「Everything Is Be Alright」とリーディングしながら、「ガルシアの風」で本編は終了。
気がついてみれば、先週の「SOLO ACTION」とは一曲もかぶりが無い選曲。
「SOLO ACTION」のセトリにちょっと不思議な感じがあったけど、かぶらないためなのだと納得。
そしてアンコール。いつもなら物販の宣伝とかあるところ、唐突に演奏が始まる。
早川さんがウッドベースを弾きながらヴォーカルをとる。そこに梅津さんがサックスをかぶせ、ヴォーカルをとる。
“Happy Hour”のアルバムに収められている「ハレルヤ」という曲、歌詞は間違いなくあの人に捧げるメッセージ。
続いてCHABOが、「ちょっとおバカなぐらいがイイんだって。知ってるぜ君のフィーリング」と弾き語る。
梅津さんはあの人を彷彿とさせる野太いサックス・・・いや、梅津さんはあの人のプレイを完璧に再現している。
「帰り道」というタイトルの曲。その名前を出すことはないけれど、三人の思いは痛いほどよくわかる。
「いい事ばかりはありゃしない」を聴いていると、サックスを吹きながらあの人が出てきそうな気がする。
「雨あがりはやらないけど、代わりにこれをやっちゃうぞ」とCHABOは言って「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
最後は「家路」。ちょっと沈んだ気持ちになりそうなアンコールだったけど、この唄で救われた感じ。
いつも通りSE「Don't Worry About a Thing」が流れて、20時45分ごろライブは終了。
そして暗転したステージに、あの人のサックスが鳴り響くのであった。。。
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