仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #8」南青山 MANDALA
今日は南青山 MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time #8」を観に行く。
毎月開催中のCHABOのDJナイト、5月から始まって今夜はその第8弾。
指定席という事で、19時15分ごろ会場入り。座席番号は50番、ステージ下手のスタンド席。
ステージ真横のポジションだけど、CHABOの動きがすべて見える神席。
いつものようにステージ中央には、CDラジカセが置かれたテーブル。
そしてステージ下手のスクリーンに、プレイ中のアルバムジャケットが投影される。
開演予定時間の19時30分を少し過ぎたころ開演。
ボーダーのカーディガンを羽織り、グレーの毛糸の帽子をかぶって黒縁のメガネをかけたCHABOがステージへ。
CHABOはステージ中央の椅子に腰かけ、椅子の上に積まれたCDを手に取りながらかけていく。
テーブルには浅田飴、筆箱にノート、CDラジカセに立てかけられたスマホ、クリアファイルに入った紙の資料。
袖をまくったCHABOの右腕には大きな絆創膏が見える。どうしたのかな?
というわけで、以下はDJナイト恒例のメモをたよりに書き起こし。
OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
⇒このシリーズ定番となっているオープニング曲。「お忙しい中、来てくれてありがとう~」とCHABO。
「ひねくれてるCHABOだけど、年齢的にもうひねくれずにクリスマスの曲を集めました」ということで、
今夜のDJナイトはクリスマス・ソング特集。けれども山下達郎はかけないよと念押し。
M01. White Xmas [Eric Clapton]
⇒これはクリスマスのアルバムだけど、Ericが書いた曲が一曲入っていて、その歌詞がとっても心に響いた。
M02. Here Comes Santa Claus [Bob Dylan]
⇒Bob Dylanが唄うクリスマス・ソングなんて・・・と思うけど、シンガーとしてのBob Dylanの凄さがわかる。
M03. Gee Whiz, It's Christmas [Carla Thomas]
⇒STAX系のシンガーがたくさん収録されているアルバム「SOUL CHRISTMAS」から。
タイトルは同じだけど、好きだった女の子にレコードを貸して
グニャグニャにされたアルバムとは違うエディション。
M04. Baby, It's Cold Outside [James Taylor with Natalie Cole]
M05. Jingle Bells [James Taylor]
⇒クリスマスに新宿の「コタニ」で“ザ・ピーナッツ”の「きよしこの夜」を買ってもらった思い出がある。
⇒上手だなと思うDJは喋る量がちょうどいいんだけど、自分でやるとついついたくさん喋ってしまうとCHABO。
M06. Please Come Home For Christmas [Johnny Winter]
⇒自分にとっての定番のクリスマス・ソングをみんなに押しつけるね~と言いながらプレイ。
M07. Merry Christmas Baby [Chuck Berry]
⇒クリスマスの時期にレコード屋へ行くのが楽しいんだ。但し、いただく時には目的を持ってやらないと。
M08. Rockin' Around The Christmas Tree [Brenda Lee]
⇒これは達郎がかけそうだね。あいつは「この曲の作詞は誰で」って、知識が有り過ぎるね。
M09. Ragpicker's Dream [Mark Knopfler]
⇒クリスマス・ソングではないけれど、クリスマスを感じる曲ということで。歌詞を朗読してからプレイ。
⇒ここで1時間が経過。いつものようにクッキーと紅茶が店長から差し入れられる。
何度も何度も丁寧にお辞儀をしてお礼を言うCHABOが微笑ましい。
M10. Fairytale Of New York [The Pogues]
⇒こちらもクリスマス・ソングではないけれど、クリスマスムードの曲。歌詞が上手くて面白いと紹介。
“The Pogues”に梅津がいても不思議じゃ無いというCHABOの言葉に思わず納得。
M11. The Christmas Song [Nat King Cole]
⇒子供の頃に聴いていた曲かなぁ~。こういう曲がオムニバスアルバムに入っていると思わず買ってしまう。
⇒ここで唐突に藤圭子の事を語り出すCHABO。
藤圭子がRock'n'Rollに出会ってたら、人生が変わっていたかもと。
M12. Christmas Eve Blues [Blind Lemon Jefferson]
⇒CHABOが21歳の頃、カーテンを締め切った部屋の電気を青く塗って聴いていたらしい。
⇒年末に放送される斉藤和義とのラジオ番組。せっちゃんもBlind Lemon Jeffersonを聴いているという話を、
せっちゃんのモノマネをしながら話すCHABO。これがけっこう似ていて笑える。
M13. Merry Christmas [Lightnin' Hopkins]
⇒Lightnin' Hopkinsは、CHABOが最初に買ったBluesシンガーとの話。
⇒ここで「21時になった」という紙が、店長からCHABOへ手渡される。
M14. Soul X'mas [麗蘭]
⇒自分が演奏しているクリスマス・ソングを、職権乱用でかけるということで。
⇒ここでステージ後方に置かれていたアコースティックギターを手に取ってチューニング。
M15. ぼくらのX'mas-Song [浜崎貴司×仲井戸"CHABO"麗市]
⇒浜崎貴司と共作したクリスマス・ソング。冒頭にSEが入っているのを聴いて、「こういうの好きだね、俺」と。
M16. Merry X'mas Baby [仲井戸麗市]
⇒毎年唄っているけど、今年唄う機会があるかどうかわからないので、大音量で聴かせてくれとCHABO。
M17. Old Friends/Bookends <VTR> [Simon And Garfunkel]
⇒ここでCHABOからのプレゼント。
先月のDJナイトで話題になったCHABOと公平の2003年の映像が上映される。
ニューヨークのセントラルパークでベンチに座る二人。
隣で語り合う老人二人がこの曲のシチュエーションそのもの。
黒い帽子にサングラス、ウィンドブレーカーでストリート・ギャングのようなCHABO(本人談)。
公平は白い帽子にサングラス、白っぽいアウターを着ていて、まるで貴公子のように見える。
M18. CHABOのしあわせを祈ってる [忌野清志郎]
⇒もうひとつのクリスマス・プレゼント。
CHABOが結婚したときに、清志郎から贈られたお祝いのカセットテープ。
CHABOは聴きながら歌詞をメモして、曲が終わったあとで嬉しそうに読みあげる。
「乾杯しようぜ。僕と君たちと三人で」という歌詞が清志郎っぽいねと話す。
M19. Silent Night, Holy Night [Mahalia Jackson]
⇒俺は幼稚園がキリスト教で、小学校が仏教だった。教会で訳もわからずゴスペル聴いてたよ。
M20. Christmas Must Be Tonight <LIVE> [仲井戸"CHABO"麗市]
⇒「無くした物たち、帰ってくるよ」という歌詞は、CHABOがギターを盗まれた時に
清志郎が見かねてかけてくれた言葉なのだそうだ。歌詞の意味を解説するCHABOは珍しい。
ESE. Happy Xmas (War Is Over) [John Lennon]
⇒最後に片山さんの話。先日の“SoulMates”ではあえて話さなかったけど、あいつに演奏を捧げた。
みんなと同じで唄に救われたりするからね・・・。たかが唄なんだけどね。
⇒先日クリスマス・イルミネーションを見て、おおくぼさんが「さみしいね」と言った。
俺は何も言葉を返さなかったけど、そう思った。それは年齢ではなく、子供の頃からそう感じてたのかな。
⇒手を振りながら去って行ったCHABOが、再びステージに登場したのでビックリ。
MANDALAは来年25周年を迎えるので、4月に記念イベントがあるというのを言い忘れたと。
なんて律儀なCHABO。。。こうして21時55分ごろ終了。
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