小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド「ベストヒットUSA feat. 小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド」日本青年館ホール
今日は日本青年館ホールへ、「ベストヒットUSA feat. 小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド」を観に行く。
小林克也は今日で78歳。相変わらず精力的な克也さん、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみ。
15時には仕事を切り上げ、総武線で信濃町駅まで行って、神宮外苑~千駄ヶ谷あたりを散策。
桜の花は満開までもうちょっとという感じだけど、たくさん並んで咲いている姿はやっぱり綺麗。
18時45分ごろ会場入り。日本青年館は場所も雰囲気もすっかり変わってしまって、全く別のホールだ。
今日の席は、1階1C列36番。ステージ上手の実質二列目。ちょっと端っこだけど、申し分の無いポジション。
開演予定時間の19時を少し過ぎたころ、「ベストヒットUSA」のテーマ曲が流れる中を小林克也が登場。
スーツでビシッと決めた克也さん、まずはお客さんの年齢調査。50歳代が圧倒的に多いことが判明。
そしてまずは“ザ・ナンバーワン・バンド”をバックに、当時にまつわる話を交えながらオールディーズを演奏。
「風呂で気持ちよく唄ってると思って聴いてください」と言いながら、「ハートブレイク・ホテル」などを披露。
バンドはDrums:成田昭彦、Bass:琢磨 仁、Keyboards:難波弘之、Keyboards:深町 栄、
Guitar:柳沢二三男、Guitar:佐藤輝夫。あいかわらずの鉄壁な演奏、特にドラムとベースが強力。
それから最新アルバム「鯛」から「SHOWA WOMAN」「あるパティシエの愛」を披露したあと、
「カーマは気まぐれ」「ホテル・カリフォルニア」をカバー。このあたりの選曲は、克也さんならでは。
「ホテル・カリフォルニア」はオリジナルとはほど遠い、かなり攻めたアレンジがめちゃめちゃイカす。
ここからはゲストが加わってのコーナー。
まずはDrums:高橋幸宏とSax:藤井尚之が加わって、「Tighten Up」「Let's Dance」を演奏。
お客さんは総立ちになって踊り出し、克也さんは独特な声色を使ってメンバーを紹介する。
続いて白井良明と鈴木慶一がアコースティックギターを弾きながら「Pirates Song」を披露。
慶一さんがこんな風に唄うところは初めて観たかも? そして良明さんのスライドギターが素敵に響く。
克也さんはその様子をじっと観ていたけれど、「ふるえる君に ~Tears For Fears~」を一緒にセッション。
そして鮎川 誠が「ブギーベイビー」を唄う。鮎川さんのブラックビューティに藤井尚之がサックスで彩りを添える。
鮎川さんはイエローサンバーストのストラトキャスターを手に取り、オープンチューニングで弾き始める。
始まったのは「港の女」、すなわち「Honky Tonk Women」。ルーズにギターを弾きまくる鮎川さんがカッコいい。
続いての登場は中村雅俊。ナマでこの人を観る日が来るとは! そして「恋人も濡れる街角」を聴けるとは!
そこに慶一さんと良明さんが加わり、“The Beatles”の「Nowhere Man」。これが何気に良かった。
そしてGuitar:斉藤 誠が加わって、“ザ・ナンバーワン・バンド”がオリジナル・ナンバーを繰り広げていく。
「ザ・ナンバーワン・バンドのテーマ」から始まって、「うわさのカム・トゥ・ハワイ」「六本木のベンちゃん」
「プロレスを10倍楽しく見る方法/今でも豊登を愛しています」「FUKUYAMA」と続く。
Rockあり、Funkあり、Jazzあり、Popsあり・・・克也さんの音楽性の広さにはアタマが下がる。
最後は「ケンタッキーの東」でFunkyに盛りあがって本編は終了。
アンコール、まずは克也さんがひとりステージに登場。
お客さんの掛け声に合わせて、「Shit, Goddamn, Get Off Your Ass And Jam」を唄い出す。
なんでも“Funkadelic”のナンバーらしいけど、スラングを並べ立てるだけでFunkyなんだからスゴイ。
そして本日の出演者全員がステージに登場し、“Rolling Stones”の「(I Can't Get No) Satisfaction」。
こうなると鮎川さんの独壇場。ストーンズのキャップにベロマークの黒シャツを著て、唄いまくり弾きまくり。
お客さんも総立ちになって盛りあがり、本当にゴキゲンな瞬間。もう~最高だぜっ!
ここで改めて克也さんに向けて「Happy Birthday」。克也さん78歳、本当におめでとう。
最後は会場全員のハミングに合わせて、克也さんと中村雅俊さんとで「Imagine」のメッセージ。
こうして21時45分ごろ、ライブはすべて終了。
ライブ終了後、「ヘンドリックス」へ行ったら「もう閉店します」とのつれない御言葉。
仕方が無いので予定変更して、「ホープ軒」でワンタンラーメンを食べる。
日本青年館の帰りはやっぱり「ホープ軒」かなぁ~。いったいいつ以来になるのだろう?
久しぶりの味を美味しくいただき、表参道駅までブラブラと歩いてから、千代田線に乗って帰宅。
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