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2019年3月17日 (日)

D.U.B.「永遠のビッグトーン・帰らざる酔っぱらい、片山広明!」京都 磔磔

17時15分ごろ再び出かける。
今日は磔磔へ、D.U.B.「永遠のビッグトーン・帰らざる酔っぱらい、片山広明!」を観に行く。
昨年11月に亡くなった片山広明さんへ捧げるライブ、今回は先月の新宿 PIT INNの続編とも言える。
梅津和時率いる“D.U.B.”に加えて、今夜は三宅伸治と近藤房之助が出演。
今夜はテーブルと椅子が出ていて、ゆったりと見られるゴキゲンな雰囲気。

ほぼ予定通り18時30分ごろ開演。
フロア後方の階段を降りて、メンバーがステージへと向かっていく。
第一部は“D.U.B.”のみ、Drums:菊池 隆、Bass:早川岳晴、AltoSax:梅津和時での演奏。
菊池さんのタイトなドラムに早川さんのMC-924が絡みつき、梅津さんのサックスとフルートが彩りを添える。
続いて「デコボコ山」。新宿ではCHABOのポエトリーのバックで演奏されたけど、今夜はインストで演奏。
だけど“D.U.B.”は四人の音がガッチリと組み合わさって構成されているだけに、片山さんの不在はやはり寂しい。
梅津さんと片山さんが交互に吹くパートとかユニゾンのパートとかは特にそれを感じる。
早川さんのベースソロから始まったのは「ハレルヤ」。今夜も早川さんと梅津さんがしっとりと唄いあげた。
「哀愁の富士本町」では曲がブレイクするたびに、梅津さんがあたりをキョロキョロと見回す様子がおもしろい。
第1部は50分弱の演奏でインターバルに入る。

19時半ごろから第2部開始。伸ちゃんと近藤房之助を交えてのセッションが始まる。
まずは伸ちゃんがヴォーカルをとって「大いなる訣別(ナンデ、ナンデ、ナンデ)」。
梅津さんの指名で司会を任された伸ちゃん、片山さんとの出会いを話してから「ダイナ(禁煙のダンナ)」。
そして“MOJO CLUB”で片山さんと一緒に演ったという「びんぼうワルツ」を、お客さんみんなで合唱。
ここまでは伸ちゃんが唄って房之助はギターに専念していたのだけれど、ここからは房之助がヴォーカル。
すなわちディープなBluesの時間。まずはB.B.KINGのカバーで「SWEET LITTLE ANGEL」。
房之助は唄がもちろんイイのだけど、これぞBluesという感じのギターにシビれた!
テレキャスのネックはトラ杢なのだろうか? フレットが100ぐらいあるように見える。
それに“D.U.B.”が奏でるBluesというのも貴重で、特に早川さんのぶっといベースに悶絶。
T-BONE WALKERの「STORMY MONDAY」を演奏したあと「いい事ばかりはありゃしない」。
伸ちゃん、梅津さん、早川さん、片山さんのモノマネで梅津さん・・・という感じでヴォーカルをまわす。
最後は「POP UP」。“D.U.B.”のみのセットで演奏しなかったので今夜はやらないのか?と思いきや、
最後の最後に伸ちゃんと房之助を交えて演ってくれた。これがものすごい演奏でたまらなかった。
もちろん片山さんがいない寂しさはあるのだけれど、曲に新しい息吹が加わっているように感じた。
この演奏が観られただけで、今回京都へ来た甲斐があったと思った。

演奏は20時45分過ぎに終了し、梅津さんは「今夜はアンコールはありません」と宣言。
その代わりということで、スクリーンに映ったスライドを見ながら片山さんを偲ぶ。
梅津さんと早川さんがお酒を呑みながら、写真のひとつひとつに解説を加えていく。
けっこうじっくりと話をしてくださったので、終了したのは21時35分過ぎ。
“D.U.B.”のメンバー三人にサインを頂き、会場をあとにした。

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